概要:
英語力養成の基盤となる「文法」に特化した授業を展開することで、英文法の習得と実践的な運用を目指します。一般的に、文法を苦手とする英語学習者は多いと言われていますが、文法は外国語学習の最短ルートを示してくれる導き手であり、文法学習なくして、外国語の習得はあり得ません。しかし、本授業は文法事項の単なる説明に終始するのではなく、文法問題の演習を通じて、英文法が実践的に使えるようになることを前提としています。以上を踏まえて本授業では、平易な文法問題集を扱い、各文法事項の講義と演習を通じて、単なる理解に留まらず、学習した文法事項が実際に使えるようになることを目指すとともに、最終的には学習者の総合的な英語力の盤石化を目指します。
授業の進め方・方法:
参考書と問題集を使って授業を進めます。参考書をもとに授業計画に示された文法事項を説明するとともに、ワークブックを使って問題演習を行う形で授業が展開されます。また、小テスト及び定期試験を適宜実施することで、学習の定着度を定期的に確認します。
注意点:
・関連科目:英語II
・学習指針:到達目標を達成するためにも、授業の予習復習は必ず行い、積極的に英語学習に臨むこと。
〇事前学習
・指定された予習範囲にかかる文法事項について、文法書を予め読んでおく
・指定された予習範囲の問題を予め解いておく
・指定された予習範囲について、分からない文法事項・語彙・構文を調べておく
〇事後学習
・授業での解説を踏まえながら、予習した問題の正誤を確認し、弱点となる分野を特定する
・弱点となる分野について、文法書及び問題集を通じて再度理解を深める
・未習の語彙・構文を改めて覚える
・小テストや定期試験が実施される場合は、その準備をしておく
・その他:欠席による小テストの未受験や課題未提出については、公欠またはそれに準ずる欠席に限り対応する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーションとUnit 1(文の種類と文型(1)) |
授業の概要と進め方、成績評価の方法などについて説明する。
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2週 |
Unit 2 ~ 3(文の種類と文型(2)(3)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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3週 |
Unit 4 ~ 5(基本時制(1)(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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4週 |
Unit 6 ~ 7(完了形(1)(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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5週 |
まとめのテスト1 |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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6週 |
Unit 8 ~ 9(助動詞(1)(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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7週 |
Unit 9 ~ 10(助動詞(2)(3)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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8週 |
定期試験(前期中間試験) |
これまでに学習した文法事項を用いて、試験に正しく解答できるようになる。
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2ndQ |
9週 |
Unit 11 ~ 12(受動態(1)(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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10週 |
まとめのテスト2 |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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11週 |
Unit 13 ~ 14(不定詞(1)(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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12週 |
Unit 14 ~ 15(不定詞(2)(3)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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13週 |
Unit 15 ~ 16(不定詞(3)、動名詞(1)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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14週 |
Unit 16 ~ 17(動名詞(1)(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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15週 |
定期試験(前期末試験) |
これまでに学習した文法事項を用いて、試験に正しく解答できるようになる。
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16週 |
前期の振り返り |
これまでの学習内容を復習し、弱点を見つけるとともに、知識の盤石化ができるようになる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
Unit 18(分詞(1)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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2週 |
Unit 19(分詞(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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3週 |
まとめのテスト3 |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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4週 |
Unit 20 ~ 21(関係詞(1)(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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5週 |
Unit 21(関係詞(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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6週 |
Unit 22(関係詞(3)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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7週 |
Unit 23(比較(1)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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8週 |
定期試験(後期中間試験) |
これまでに学習した文法事項を用いて、試験に正しく解答できるようになる。
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4thQ |
9週 |
Unit 24(比較(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる
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10週 |
まとめのテスト4 |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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11週 |
Unit 25(仮定法(1)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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12週 |
Unit 26(仮定法(2)) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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13週 |
Unit 27(話法) |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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14週 |
まとめのテスト5 |
指定された文法事項について、理解及び運用ができるようになる。
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15週 |
定期試験(学年末試験) |
これまでに学習した文法事項を用いて、試験に正しく解答できるようになる。
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16週 |
授業の振り返り |
これまでの学習内容を復習し、弱点を見つけるとともに、知識の盤石化ができるようになる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |