1・2年次の専門講義と製図の基礎的な知識を習得したことを踏まえて、本格的な製図及びエスキース、模型作成までを目標とする。前期は、優れた作品を概観し、その模写を行うことで作品の優れた点を肌で覚える。また小住宅の設計を通して、建築計画の実践を行う。後期は本校周辺に実在する敷地に、地域の特性を踏まえた空間を設計することを目標とする。
概要:
土木・建築そして都市デザインの主要分野に共通する、設計とデザインの素養を身に付けるため、近現代において優れている建築作品を模写することから発案および建築設計の基礎を学ぶ。秀作・名作を深く知ることによって学生の制作意欲を喚起し、各自のオリジナリティを引き出す機会と位置づけている。
授業の進め方・方法:
本科目は講義・演習形式で行う。オリジナルの作品を作ることは、独自の着想と粘り強い作業を必要とすることが多い。またデザインは生まれつきの素養によるところもあるが、過去の事例に学び、9割以上はコツコツと地道な作業を積み重ねて、構築物の安全性や機能・性能を追求し、各部の要素を統合する行為でもある。途中で投げ出さずにイメージした空間や形態を、最終的に図面として表現するように取り組む姿勢が大切である。本科目は演習形式の講義であり、複数の担当教員が分担して指導する。
注意点:
途中で投げ出さずにイメージした空間や形態を、最終的に図面として表現するように取り組む姿勢が大切である。本科目は演習形式の講義であり、複数の担当教員が分担して指導する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
設計演習ガイダンス、模写作品紹介・研究、平面図模写 |
年間課題と学習目的を説明できる。模写課題作品について紹介・優れた点を説明できる。
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2週 |
名作模写(1) 平面図1/100 |
名作と呼ばれる作品の平面について模写できる。
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3週 |
名作模写(1) 平面図1/100 |
名作と呼ばれる作品の平面について模写できる。
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4週 |
名作模写(2) 断面図1/100・配置図1/300 |
名作と呼ばれる作品の断面・配置図について模写できる。
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5週 |
名作模写(2) 立面図1/100 |
名作と呼ばれる作品の立面について模写できる。
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6週 |
小住宅課題説明・調査事例研究
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課題の設定を理解し、計画に必要な条件を整理して、設計主旨を明確にできる。
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7週 |
小住宅課題エスキス |
スケッチや模型を用いてスタディができる。
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8週 |
小住宅課題エスキス |
スケッチや模型を用いてスタディができる。
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2ndQ |
9週 |
小住宅課題エスキス |
スケッチや模型を用いてスタディしたものをコミュニケーションツールとして活用しながら案をブラッシュアップできる。
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10週 |
小住宅課題エスキス |
スケッチや模型を用いてスタディしたものをコミュニケーションツールとして活用しながら案をブラッシュアップできる。
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11週 |
小住宅課題図面作成 |
配置図、平面図、断面図、立面図など必要図面を作成できる。
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12週 |
小住宅課題図面作成 |
配置図、平面図、断面図、立面図など必要図面を作成できる。
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13週 |
小住宅課題図面作成 |
配置図、平面図、断面図、立面図など必要図面を作成できる。
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14週 |
小住宅課題図面発表・講評 |
作品を完成させ、期限までに提出することができ、効果的に発表することができる。また、担当教員の講評を聞き、今後の課題とを把握する。
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15週 |
小住宅課題図面発表・講評 |
作品を完成させ、期限までに提出することができ、効果的に発表することができる。また、担当教員の講評を聞き、今後の課題とを把握する。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
模型課題説明 |
模型を通して、空間構成の骨格を理解できる。
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2週 |
模型作成 |
模型を通して、空間構成の骨格を理解できる。
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3週 |
模型作成 |
模型を通して、空間構成の骨格を理解できる。
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4週 |
模型作成仕上げ |
模型の細部の仕上げを行うことができる。
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5週 |
模型提出、創作課題説明 |
模型の講評を受け、今後の課題を理解する。
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6週 |
エスキス |
スケッチと模型を用いて案を説明する事ができる。
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7週 |
エスキス |
スケッチと模型を用いてブラッシュアップスタディを行い、案を説明する事ができる。
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8週 |
エスキス |
スケッチと模型を用いてブラッシュアップスタディを行い、案を説明する事ができる。
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4thQ |
9週 |
中間発表 |
これまでの考えをまとめて、第三者に伝えることができる。
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10週 |
中間発表 |
これまでの考えをまとめて、第三者に伝えることができる。
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11週 |
図面・模型作成 |
最終案として、図面と模型を作成することができる。
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12週 |
図面・模型作成 |
最終案として、図面と模型を作成することができる。
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13週 |
図面・模型作成 |
最終案として、図面と模型を作成することができる。
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14週 |
課題提出・プレゼンテーション・ 講評 |
作品を完成させ、期限までに提出することができ、効果的に発表することができる。また、担当教員の講評を聞き、今後の課題として把握する。
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15週 |
課題提出・プレゼンテーション・ 講評 |
作品を完成させ、期限までに提出することができ、効果的に発表することができる。また、担当教員の講評を聞き、今後の課題として把握する。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 3 | |
製図 | 線と文字の種類を説明できる。 | 4 | |
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。 | 4 | |
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。 | 4 | |
建築系分野 | 構造 | 建築構造の成り立ちを説明できる。 | 3 | |
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。 | 3 | |
環境・設備 | 風土と建築について説明できる。 | 4 | |
建設地と太陽位置について説明できる。 | 4 | |
日照および日射の調節方法について説明できる。 | 4 | |
視覚と光の関係について説明できる。 | 4 | |
表色系について説明できる。 | 4 | |
計画・歴史 | モデュールについて説明できる。 | 4 | |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 4 | |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 4 | |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 4 | |
設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 4 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 4 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 4 | |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 4 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 4 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 4 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 4 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 4 | |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 4 | |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 4 | |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 4 | |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 4 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 4 | |
分野横断的能力 | 創造性・デザイン能力 | 創造性 | 創造性 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 3 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | |