到達目標
コンクリートの圧縮・曲げ・引張・せん断強度を求め各強度の関係を知る。RCはりを作製し、はりの曲げ試験を実施し破壊性状や腹鉄筋の有効性、載荷レベルごとの応力状態を知る。また、本実験は、グループにおける各自の役割を遂行する中で、開発型技術者にとって必要な工学的知識(論理)を実験により確認し、実験項目に関する知識を修得することを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.鉄筋コンクリRCはりの曲げ試験 | 鉄筋コンクリートの曲げ試験における応力、耐力、たわみ計算ができる。ひび割れ発生による耐力の低下、中立軸位置の変化等について説明できる。また、ひび割れの進展状況や破壊性状について考察できる。 | 鉄筋コンクリートの曲げ試験において、断面に生じるコンクリートの応力、鉄筋の応力を理論値と実測値を比較検討できる。また、耐力、たわみの計算ができる。 | 鉄筋コンクリートの曲げ試験において、断面に生じるコンクリートの応力、鉄筋の応力、曲げ耐力、たわみについて説明ができる。 |
2.偏心荷重を受ける短柱の応力度分布 | 柱に偏心して軸方向力が作用するときの応力分布を理解し、応力状態を図にわかりやすく表現できる。 | 柱に偏心して軸方向力が作用するときの応力計算ができる。 | 柱に偏心して軸方向力が作用するときの応力計算ができない。 |
3.コンクリートのひび割れ深さの測定 | 超音波法によるコンクリートのひび割れ深さの測定を正確に行うことができる。 | 超音波法によるコンクリートのひび割れ深さの測定を行うことができる。 | 超音波法によるコンクリートのひび割れ深さの測定を行うことができない。 |
4.コンクリート非破壊試験 | テストハンマーを使った反発硬度の測定方法、およびコンクリート強度の計算方法について正確に説明できる。 | テストハンマーを使った反発硬度の測定方法、およびコンクリート強度の計算方法について概ね説明できる。 | テストハンマーを使った反発硬度の測定方法、およびコンクリート強度の計算方法について説明できない。 |
5.既製コンクリート杭の浸透探傷試験 | 浸透探傷試験にて溶接部表面の傷を検出することができ、試験原理や溶接欠陥の起こる原因と対策について適切に(8割以上)説明できる。 | 浸透探傷試験にて溶接部表面の傷を検出することができ、試験原理や溶接欠陥の起こる原因と対策について概ね(6割以上)説明できる。 | 浸透探傷試験にて溶接部表面の傷を検出することができ、試験原理や溶接欠陥の起こる原因と対策について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1-b
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 4
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 4-a
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教育方法等
概要:
コンクリート工学、鉄筋コンクリート工学の講義を基本にして、実験を通し基礎理論を確認する。
授業の進め方・方法:
教材および配布するプリント等を十分予習して、実験に参加する必要がある。
注意点:
実験終了時に、担当者から実験レポートの提出の指示があるので、指示された日時まで必ず提出すること。実験準備は実験前日に行うこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
鉄筋コンクリートの特性(実験説明) |
1.RCはりの断面決定や応力・たわみ算定法を理解できる。 2.主引張鉄筋や腹鉄筋の配置を理解し設計できる。
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2週 |
RCはりの曲げ試験 |
ひび割れ進展やたわみの算定式の有効性を理解できる。また、曲げ応力やせん断応力を求め、理論式の有効性を理解できる。さらに、RCはりの破壊性状を理解し説明できる。
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3週 |
RCはりの曲げ試験 |
ひび割れ進展やたわみの算定式の有効性を理解できる。また、曲げ応力やせん断応力を求め、理論式の有効性を理解できる。さらに、RCはりの破壊性状を理解し説明できる。
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4週 |
RCはりの曲げ試験 |
ひび割れ進展やたわみの算定式の有効性を理解できる。また、曲げ応力やせん断応力を求め、理論式の有効性を理解できる。さらに、RCはりの破壊性状を理解し説明できる。
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5週 |
偏心荷重を受ける短柱の応力度分布 |
偏心圧縮荷重による短柱の応力度分布状態が理解できる。
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6週 |
コンクリートのひび割れ深さの測定 |
超音波法によるコンクリートのひび割れ深さの測定ができる。
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7週 |
既製コンクリート杭の浸透探傷試験 |
浸透探傷試験にて溶接部表面の傷を検出することができ、試験原理や溶接欠陥の起こる原因と対策を理解できる。
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8週 |
コンクリート非破壊試験 |
テストハンマーを使って反発硬度の測定を行い,計算式と図表によりコンクリートの圧縮強度を求めることができる。
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野(実験・実習能力) | 建設系分野(実験・実習能力) | 各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。 | 4 | 前2,前3,前4,前5 |
評価割合
| 実験レポート | 学習態度(-20) | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |