現代制御工学

Course Information

College Anan College Year 2020
Course Title 現代制御工学
Course Code 5397I04 Course Category / Elective
Class Format Credits Academic Credit: 2
Department Course of Electronics and Information Engineering Student Grade Adv. 2nd
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 現代制御の基礎(森北出版)
Instructor Fukumi Junji

Course Objectives

1.状態空間法について理解し、状態遷移行列に関する計算ができる。
2.システムの可制御性・可観測性について理解し、その判定ができる。
3.状態フイ一ドパック、オブザーバについての基本的な問題を解くことができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
到達目標1物理システムに対して状態遷移行列および状態方程式の解を求めることができる。簡単なシステムを状態方程式で表現することができ、その状態遷移行列を求めることができる。簡単なシステムを状態方程式で表現することができる。
到達目標2物理システムの可制御性・可観測性を判定することができ、可制御正準形・可観測正準形に変換できる。また、制御系設計に応用することができる。簡単なシステムの可制御性・可観測性を判定することができ、可制御正準形・可観測正準形に変換できる。簡単なシステムの可制御性・可観測性を判定することができる。
到達目標3物理システムの状態フィードバック制御系、オブザーバを設計でき、その併合システムを設計できる。基本的な状態フィードバック制御系、オブザーバを設計でき、その併合システムを設計できる。基本的な状態フィードバック制御系、オブザーバを設計できる。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
本講義は、状態空間法によるシステムの数学的扱いを身につけ、現代制御理論において最も基本的な概念である安定性、可制御性・可観測性、状態フィードバック等について理解することを目標とする。そのため、状態方程式と伝達関数との関連や状態遷移行列を用いた状態方程式の解法およびシステムの可制御性・可観測性について講義する。また、制御系の設計例として、状態フィードバックおよびオブザーバについての講義も行う。
Style:
本講義を通して、システムの状態方程式的扱いに習熟してもらいたい。そのため講義だけではなく演習問題を多く取り入れる予定なので、レポ一ト等提出物はきちんと提出すること。この科目は学修単位科目のため、事前・事後学修としてレポート提出を実施する。
Notice:
本講義では、古典制御理論に関する知識を習得している前提で現代制御理論を学習する。そのため、本科において古典制御理論に関する制御工学系科目を受講していることが望ましい。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 状態空間法 状態空間表現について説明することができる。
2nd 状態空間法 物理システムを状態方程式で表すことができる。
3rd 状態遷移行列 状態方程式から伝達関数を導出することができる。
4th 状態遷移行列 基本的なシステムの状態遷移行列を求めることができる。
5th 状態遷移行列 状態方程式の解法について説明することができる。
6th 可制御性と可観測性 システムの可制御、可観測について説明することができる。
7th 可制御性と可観測性 システムの可制御、可観測を判定することができる。
8th 可制御性と可観測性 可制御正準形、可観測正準形を求めることができる。
2nd Quarter
9th 中間試験
10th 状態フィードバック 状態フィードバックと極配置について説明することができる。
11th 状態フィードバック 状態フィードバックを用いた簡単な制御系を設計することができる。
12th 状態フィードバック 直接フィードバック等を用いた簡単な制御系を設計することができる。
13th オブザーバ 同一次元オブザーバについて説明することができる。
14th オブザーバ 同一次元オブザーバを設計することができる。
15th オブザーバ オブザーバを用いたフイ一ドパック制御系を設計することができる。
16th 期末試験答案返却

Evaluation Method and Weight (%)

中間・定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他Total
Subtotal7003000100
基礎的能力000000
専門的能力7003000100
分野横断的能力000000