到達目標
・論理的な文章について、その論理の展開や要旨を的確に捉えることができる。
・文学的な文章について、その登場人物、情景、心情などについて、的確に捉えることができる。
・様々な文章を通して、人間、社会、自然などについて自分の考えを深めたり、発展させたりすることができる。
・語句の意味、用法を的確に理解し、語彙を豊かにするとともに、文体や修辞などの表現上の特色を捉えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
論理的文章の読解 | 論理的文章の論理の展開や要旨を的確に捉えることができる | 論理的文章の論理の展開や要旨をおおむね捉えることができる | 論理的文章の論理の展開や要旨を捉えることができない |
文学的文章の読解 | 文学的文章の内容を的確に捉えることができる | 文学的文章の内容をおおむね捉えることができる | 文学的文章の内容を捉えることができない |
考えの深化発展 | 読解・論述を通して自分の考えを深め、発展させることができる | 読解・論述を通して自分の考えを深め、発展させる手法を知る | 読解・論述を通して自分の考えを深め、発展させることができない |
学科の到達目標項目との関係
学習目標 Ⅰ 人間性
学習目標 Ⅱ 実践性
学習目標 Ⅲ 国際性
本科の点検項目 A-ⅰ 社会,経済,法学,哲学,歴史,文化,言語など社会科学および人文科学に関する基本的な事項について説明できる。
本科の点検項目 C-ⅲ 自分の考えを論理的に日本語の文章で記述できる
本科の点検項目 E-ⅱ 工学知識,技術の修得を通して,継続的に学習することができる
教育方法等
概要:
近代以降の様々な文章や作品を読解し鑑賞する能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、人生を豊かにする態度を育てる。また、言語文化に対する関心を深め、言語感覚を豊かにし、積極的に国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。
授業の進め方・方法:
教室での一斉座学。
中間試験35%、定期試験40%、小テストや提出課題など20%、授業中の発言記録5%、以上を総合して評価する。合格点は60点である。なお特段の事情ある場合を除いて再試験は実施しない。
注意点:
国語辞典を用意のこと。電子辞書を排除しないが、授業中に携帯電話を辞書として使用することは禁止する。
授業で扱う教材については、必ず授業前に目を通しておき、授業後は教授された内容を確認しながら、再度教材にあたっておくこと。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の目的・方針等を理解する。
|
2週 |
1.評論 1-1 オブジェとイマージュ |
作品の読解を通して、筆者のものの見方、考え方を理解することができる。
|
3週 |
1-1 オブジェとイマージュ |
評論としての論理の展開や、その要旨を的確にとらえることができる。
|
4週 |
1-1 オブジェとイマージュ |
作品の読解を通して、筆者のものの見方、考え方を理解することができる。
|
5週 |
1-2 言葉の〈意味〉と〈表徴〉 |
評論としての論理の展開や、その要旨を的確にとらえることができる。
|
6週 |
1-2 言葉の〈意味〉と〈表徴〉 |
作品の読解を通して、筆者のものの見方、考え方を理解することができる。
|
7週 |
1-2 言葉の〈意味〉と〈表徴〉 (中間試験) |
評論としての論理の展開や、その要旨を的確にとらえることができる。
|
8週 |
2.小説 2-1 夏目漱石について |
夏目漱石に関する事項を記憶する。
|
2ndQ |
9週 |
2-1 夏目漱石について |
夏目漱石に関する事項を記憶する。
|
10週 |
2-2 こころ |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
|
11週 |
2-2 こころ |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
|
12週 |
2-2 こころ |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
|
13週 |
2-2 こころ |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
|
14週 |
2-2 こころ |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
|
15週 |
2-2 こころ |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
|
16週 |
前期定期試験 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
3.評論 3-1 「である」ことと「する」こと |
論理の展開や要旨を的確に捉え、筆者の発想や視点、論の構成を理解することができる。
|
2週 |
3-1 「である」ことと「する」こと |
論理的な文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
|
3週 |
3-1 「である」ことと「する」こと |
論理的な文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
|
4週 |
3-2 市民社会化する家族 |
論理の展開や要旨を的確に捉え、筆者の発想や視点、論の構成を理解することができる。
|
5週 |
3-2 市民社会化する家族 |
論理的な文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
|
6週 |
3-2 市民社会化する家族 |
論理的な文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
|
7週 |
3-2 市民社会化する家族 (中間試験) |
論理的な文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
|
8週 |
4.小説 4-1 森鷗外について |
森鷗外に関する事項を記憶する。
|
4thQ |
9週 |
4-2 舞姫 |
小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉え、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
|
10週 |
4-2 舞姫 |
小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉え、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
|
11週 |
4-2 舞姫 |
小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉え、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
|
12週 |
4-2 舞姫 |
小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉え、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
|
13週 |
4-2 舞姫 |
小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉え、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
|
14週 |
4-2 舞姫 |
小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉え、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
|
15週 |
4-2 舞姫 |
小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉え、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
|
16週 |
後期定期試験 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。 | 3 | |
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。 | 3 | |
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。 | 3 | |
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。 | 3 | |
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。 | 3 | |
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。 | 3 | |
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。 | 3 | |
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。 | 3 | |
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。 | 3 | |
評価割合
| 中間試験 | 定期試験 | 提出課題 | 発言 | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 40 | 20 | 5 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 35 | 15 | 5 | 85 |
専門的能力 | 5 | 5 | 5 | 0 | 15 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |