スポーツ社会科学

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 スポーツ社会科学
科目番号 J4-9250 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:3
教科書/教材 なし
担当教員 中島 広基

到達目標

社会生活における自主的・継続的・計画的な各種スポーツ活動が、個人と社会の健康を保持増進する上で大きく貢献している仕組みを理解するとともに、自身の日常生活における健康保持増進活動の分析と改善を実践しながら、社会の中で他者と協力しながら健康保持増進活動を実践できる能力を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自主的継続的学習(主体性、合意形成、チームワーク)自ら進んで健康増進や体力向上を図り、継続的に学習を行うことができる。教員の指示により健康増進や体力向上を図り、継続的に学習を行うことができる。健康増進や体力向上を図ることができず、継続的に学習を行うことができない。
安全管理行動(主体性、合意形成、チームワーク)自己や周囲の安全に留意しながら活動を行うことができる。危険を回避するだけでなく、不安全な行動を予防することができる。自己や周囲の安全に留意しながら活動を行うことができ、危険を回避することができる。自己の安全に留意した活動を行うことができない。
集団行動力(主体性、合意形成、チームワーク)集団の目指す方向性を自ら示し、他者の意見も尊重しつつ適切なコミュニケーションをとりながら協調した行動をとることができる。 集団の目指す方向性を理解し、周囲と適切なコミュニケーションをとりながら協調した行動をとることができる。 集団の目指す方向性を理解できず、周囲と適切なコミュニケーションをとりながら協調した行動をとることができない。
健康保持増進活動自身の日常生活の分析や改善を通して、健康保持増進活動を計画し、積極的に実践することができる。自身の日常生活の分析や改善について理解るとともに、健康保持増進活動を計画し実践することができる。自身の日常生活の分析や改善への理解が乏しく、健康保持増進活動を計画し実践することができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE基準1 学習・教育到達目標 (e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (g) 自主的,継続的に学習できる能力
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (h) 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力
学習目標 Ⅰ 人間性
学習目標 Ⅱ 実践性
学習目標 Ⅲ 国際性
学校目標 A(教養) 地球的視点で自然・環境を考え,歴史,文化,社会などについて広い視野を身につける
本科の点検項目 A-ⅰ 社会,経済,法学,哲学,歴史,文化,言語など社会科学および人文科学に関する基本的な事項について説明できる。
学校目標 E(継続的学習) 技術者としての自覚を持ち,自主的,継続的に学習できる能力を身につける
本科の点検項目 E-ⅱ 工学知識,技術の修得を通して,継続的に学習することができる
学校目標 I(チームワーク) 自身の専門領域の技術者とは勿論のこと,他領域の技術者ともチームを組み,計画的かつ円滑に仕事を遂行できる能力を身につける
本科の点検項目 I-ⅰ 共同作業における責任と義務を認識し,計画的かつ円滑に仕事を遂行できる能力を身につける

教育方法等

概要:
各種スポーツ活動を通じて健康・安全や運動についての理解と計画的に運動する習慣を教授するとともに,自らすすんで健康の増進と体力の向上を図り,生涯を通じて明るく豊かな活力ある生活を営むことができる能力や態度を育成するとともに、自学自習で求めている「日常生活における健康保持増進活動」の確認・助言等を行う。なお、健康保持増進活動の確認・助言は必要に応じて行う。
授業の進め方・方法:
3学年までに履修した種目を中心に、1期から4期まで構成して実施する。各期で構成されたグループにおいて、練習・試合をどのように行うか検討し、計画的かつ安全に十分配慮しながら自主的に授業をすすめること。日常的な歩数計の活用から運動量について理解を深めることができる。また、継続的に運動することにより自己の健康指標とすることができる。自学自習では、自身の分析と教員の助言により、健康保持増進活動を効果的に実践し、簡単なレポートにまとめること。
なお、授業計画については、天候状況等により変更することがあるため担当教員の指示に従うこと。
注意点:
授業を受けるにあたっては,運動着,屋内・屋外運動靴を用意すること。
また、自学において日常生活における健康保持増進活動の実践及び検証を行うため、補助教材として歩数計(自己負担)を準備すること。
日頃から健康管理やスポーツに関わるメディア情報や関連書籍などに関心を持ち,予備知識を得ておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・ストレッチ運動・4期制の選択 ・授業の展開を理解し、チームワークに配慮しながら学習計画を立てることができる。
・日常生活での実践と分析方法が理解できる。
2週 体力測定(天候状態を考慮し他の種目と連動して実施) ・新体力テストを自主的に実施することができ、自己の発育発達と体力の現状を確認することができる。
3週 第2期①
活動内容の検討・計画
・それぞれ構成されたグループで、練習・試合についてどのように行うか検討し、4回の活動の計画をたてることができる。
4週 第3期①
活動内容の検討・計画
・それぞれ構成されたグループで、練習・試合についてどのように行うか検討し、4回の活動の計画をたてることができる。
5週 第4期①
活動内容の検討・計画
・それぞれ構成されたグループで、練習・試合についてどのように行うか検討し、4回の活動の計画をたてることができる。
6週 第2期②
活動の実践
・それぞれ構成されたグループで、計画的かつ安全に十分配慮しながら活動を実践することができる。
7週 第3期②
活動の実践
・それぞれ構成されたグループで、計画的かつ安全に十分配慮しながら活動を実践することができる。
8週 第4期②
活動の実践
・それぞれ構成されたグループで、計画的かつ安全に十分配慮しながら活動を実践することができる。
2ndQ
9週 第1期
春季体育大会練習
・春季体育大会で実施される種目について、主体的に練習に取り組むことでクラスの団結力を高めることができる。
10週 第2期③
活動の見直し
・それぞれ構成されたグループで、これまでの活動をもとに、改善を要する部分を適宜見直しよりよい活動を行うことができる。
11週 第3期③
活動の見直し
・それぞれ構成されたグループで、これまでの活動をもとに、改善を要する部分を適宜見直しよりよい活動を行うことができる。
12週 第4期③
活動の見直し
・それぞれ構成されたグループで、これまでの活動をもとに、改善を要する部分を適宜見直すことができる。
13週 第2期④
まとめ
・それぞれ構成されたグループで、4回の活動のまとめとして、安全に十分配慮しながら自主的な活動を行うことができる。
14週 第3期④
まとめ
・それぞれ構成されたグループで、4回の活動のまとめとして、安全に十分配慮しながら自主的な活動を行うことができる。
15週 第4期④
まとめ
・それぞれ構成されたグループで、4回の活動のまとめとして、安全に十分配慮しながら自主的な活動を行うことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,前15
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3前1,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3前1,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3前1,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3前1,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。3前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。3前2,前10,前11,前12,前13,前14,前15
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。3前2,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

自主的継続的学習安全管理行動集団行動力健康保持増進活動合計
総合評価割合30202030100
基礎的能力30202030100
専門的能力00000
分野横断的能力00000