概要:
具体的なフィールドを対象にし「まちづくり」という総合的な取組について、仮設の設定~調査・分析から企画・計画~設計という、プロセス自体を自ら考え、組み立てることで、プロセスの組み立てから設計を一体的に学習する。成果を地域に向けての提案という形で成果発表を行うことで、地域貢献することを目的とする。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)~(3)については設計課題の成果物(70%)と発表評価(30%)で評価する。
60%以上を合格とする。
注意点:
課題に対するさまざまな事例を,授業で示されるものだけでなく,積極的に雑誌・資料集などにより調べること。
授業計画を基に,主体的にスケジュールを立て,授業時のエスキースチェックを参考にしながら期限内にゆとりを持って間に合うように計画を進めること。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、まちづくり事例の紹介 まちづくりデザインのプロセスの解説 / まちづくりの事例を紹介 / グループ分け / 調査企画 |
まちづくりデザインのプロセスを理解する
|
2週 |
空間性能の考え方 機能性・安全性・耐久性・経済性と空間及び構造物の設計の考え方 |
まちづくりにおける空間性能の考え方を理解する
|
3週 |
建築と都市空間 建築と都市空間の考え方 |
建築と都市空間の考え方を理解する
|
4週 |
計画における諸条件 地域の文化・歴史、都市の成り立ちと変化の歴史、地形特性と自然環境の把握 |
地域の文化・歴史、都市の成り立ちと変化の歴史、地形特性と自然環境の把握方法を理解する
|
5週 |
3Dモデルを活用した計画法 3次元モデルを活用したBIM/CIMによる計画の進め方と有効性 |
3Dモデルを活用した計画法の有効性について理解する
|
6週 |
課題の説明と課題の整理、プロジェクトの構想 課題の概要説明/各種基準(都市計画、建築限界・防災・景観に関する条例など)/課題の把握(課題分析・情報収集) |
まちづくりにおける各種基準について理解する
|
7週 |
まちづくり方針1 再編の考え方 / 再編の方針・目標 / 活性化のための変更方針(ひと・もの・こと・かね) / 期待する効果 |
再編の考え方と手順について理解する
|
8週 |
まちづくり方針2 再編プログラム案の作成 / 計画 / 設計案の検討(計画対象・計画条件) |
検討対象地域の特性を把握し、各種条件を整理する
|
2ndQ |
9週 |
まちづくり方針3 再編プログラム案の作成 / 計画 / 設計案の検討(事業条件・法的条件) |
検討対象地域の事業条件および法的条件を整理する
|
10週 |
まちづくり方針4 再編プログラム案の作成 / 計画 / 設計案の検討(計画案のまとめ) |
検討対象地域の計画案とまとめる
|
11週 |
企画・設計1 計画案・設計案(計画諸元・図面・モデリング等) |
検討結果を各種モデリング技術を用いてプレゼンテーション資料を作成する
|
12週 |
企画・設計2 計画案・設計案(計画諸元・図面・モデリング等) |
検討結果を各種モデリング技術を用いてプレゼンテーション資料を作成する
|
13週 |
企画・設計3 計画案・設計案(計画諸元・図面・モデリング等) |
検討結果を各種モデリング技術を用いてプレゼンテーション資料を作成する
|
14週 |
企画・設計4 計画案・設計案(計画諸元・図面・モデリング等) |
検討結果を各種モデリング技術を用いてプレゼンテーション資料を作成する
|
15週 |
プレゼンテーション 活性化プランの提案内容全体をまとめ発表(まちづくり方針・計画・設計) |
各班でまとめた活性化プランをプレゼンテーションする
|
16週 |
プレゼンテーション 活性化プランの提案内容全体をまとめ発表(まちづくり方針・計画・設計) |
各班でまとめた活性化プランをプレゼンテーションする
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 構造 | 断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。 | 3 | |
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。 | 3 | |
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。 | 3 | |
ラーメンの支点反力、断面力(軸力、せん断力、曲げモーメント)を計算し、その断面力図(軸力図、せん断力図、曲げモーメント図)を描くことができる。 | 3 | |
はりのたわみの微分方程式に関して、その幾何学的境界条件と力学的境界条件を理解し、微分方程式を解いて、たわみやたわみ角を計算できる。 | 3 | |
仮想仕事の原理を用いた静定の解法を説明できる。 | 3 | |
構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。 | 3 | |
重ね合わせの原理を用いた不静定構造物の構造解析法を説明できる。 | 3 | |
応力法と変位法による不静定構造物の解法を説明できる。 | 3 | |
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。 | 3 | |
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。 | 3 | |
計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 4 | |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 4 | |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 4 | |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 4 | |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 4 | |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 4 | |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 4 | |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 4 | |
都市の防災構造化を説明できる。 | 4 | |
土地区画整理事業を説明できる。 | 4 | |
市街地開発・再開発事業を説明できる。 | 4 | |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 4 | |
製図 | 線と文字の種類を説明できる。 | 4 | |
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。 | 4 | |
CADソフトウェアの機能を説明できる。 | 4 | |
図形要素の作成と修正について、説明できる。 | 4 | |
画層の管理を説明できる。 | 4 | |
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。 | 4 | |
与えられた条件を基に設計計算ができる。 | 4 | |
設計した物をCADソフトで描くことができる。 | 4 | |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 4 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 4 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 4 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 4 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 4 | |