物質化学工学設計製図

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 物質化学工学設計製図
科目番号 0149 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質化学工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 小田 鴿介

到達目標

化学装置の製図及び設計の基礎的な知識を習得し、それを具体的な課題について応用する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1化学装置設計の基礎的な知識を習得し、それを具体的な課題について精確かつ簡明に図示できる。化学装置設計の基礎的な知識を習得し、それを具体的な課題について説明できる。化学装置設計の基礎的な知識を習得し、それを具体的な課題について説明できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

準学士課程の教育目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
準学士課程の教育目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。

教育方法等

概要:
 物質科学工学技術者には、化学装置の設計及び一定の製図能力が求められる。本授業では、プロセスフローシート・計装図・三角法配管図・等角配管図の製図、最後にエタノール凝縮器の設計を行う。
授業の進め方・方法:
 本授業では、①担当教員作成のプリントによる課題説明 ②その演習製図(プロセスフローシート・計装図・三角法配管図・等角配管図)③エタノール凝縮器の設計の順に進める。各課題においては、個人別指導のあと、個人別の検図及び口頭試問を実施する。
注意点:
 履修生は、授業時間中に図面及びレポートを完成させ、担当教員の検図及び口頭試問に対応すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 科目ガイダンス、プリント配布、フローシート概論 科目の理解、フローシートの理解
2週 プロセスフローシート、作図法指導 プロセスフローシートの理解、作図計画着手、作図開始
3週 作図指導 作図継続
4週 作図指導 作図継続
5週 提出図面の検図、口頭試問 検図による訂正、口頭試問の回答
6週 化学装置の計装概論、計装図例の説明 化学装置の計装の理解、計装図例の理解、作図着手
7週 計装図例の作図法の指導 計装図例の作図継続
8週 計装図例の提出。検図・口頭試問 検図による訂正、口頭試問の回答
2ndQ
9週 三角法配管図の説明、作図法指示 三角法配管図の重要性の理解、作図着手
10週 平面配管図の作図指導 作図継続
11週 作図指導 作図継続
12週 立面配管図の作図指導 作図着手
13週 作図指導 作図継続
14週 作図指導 作図継続
15週 提出図面の検図、口頭試問 検図による訂正、口頭試問の回答
16週 提出図面の検図、口頭試問 検図による訂正、口頭試問の回答
後期
3rdQ
1週 等角配管図の説明、等角図の復習 等角配管図の理解、等角図の復習
2週 作図法の指示 作図計画の着手
3週 作図指導 作図継続
4週 作図指導 作図継続
5週 作図指導 作図継続
6週 提出図面の検図、口頭試問 検図による訂正、口頭試問の回答
7週 提出図面の検図、口頭試問 検図による訂正、口頭試問の回答
8週 凝縮器設計指導書の配布、熱交換器設計法の説明 熱交換器設計法の理解
4thQ
9週 エタノール凝縮器設計法の説明 エタノール凝縮器設計法の理解、輸送物性値の確定
10週 設計計算の説明、計算値のオーダー明示 設計計算の継続
11週 設計計算の説明、計算値のオーダー明示 設計計算の継続
12週 設計計算の説明、計算値のオーダー明示 設計計算の継続
13週 設計計算の説明、計算値のオーダー明示 設計計算の継続
14週 設計計算結果の図表整理法の指導、レポート作成指導 設計計算結果の図表整理、レポート作成
15週 設計計算レポート作成指導 レポート作成と訂正
16週 設計計算レポートの口頭試問 口頭試問の回答

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4
図形を正しく描くことができる。4
図形に寸法を記入することができる。4
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4
部品のスケッチ図を書くことができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力0000000
専門的能力01000000100
分野横断的能力0000000