応用化学実験

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 応用化学実験
科目番号 5517J01 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 応用化学コース 対象学年 専2
開設期 通年 週時間数 前期:6 後期:0
教科書/教材 各担当教員が指定した実験説明書/各担当教員が指定した文献
担当教員 長田 健吾,大田 直友,杉山 雄樹

到達目標

1.実験目的に応じた基本的な実験技術を習得し、実験を遂行することができる。
2.実験結果を工学的に考察し、問題解決することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
到達目標1各テーマの基本的な実験技術を修得し、独自の工夫を施すことで実験を効率的に遂行できる。各テーマの基本的な実験技術を習得し、実験を遂行できる。各テーマの基本的な実験技術の最低限を修得し、実験を遂行できる。
到達目標2実験結果を工学的に考察し、与えられた問題だけでなく、自ら見出した問題も解決できる。実験結果を工学的に考察し、与えられた問題を理解し,解決できる。実験結果を工学的に考察し、与えられた問題を何とか解決できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「ものづくり」につながる創造的思考力や実践的な問題の発見・解決能力、及び複合的な技術開発を進める能力を養成することを目的とする。
授業の進め方・方法:
テーマ1:野外における生物観察と成長実験(1~7週)
テーマ2:有機合成化学実験(8~15週)
【授業時間90時間】
注意点:
1テーマは7~8週間で実施する。テーマ担当教員の判断により、理解度を確認するための筆記試験を実施することがある。実験中は、安全に十分配慮し、担当教員の指示に従うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 テーマ1:野外における生物観察と成長実験 (1)全体概要及び観察・実験内容を理解し、実験計画をレポートにまとめることができる。
2週 テーマ1:野外における生物観察と成長実験 (2)実験と観察の背景を関連文献を含めて理解し、実験目的をレポートにまとめることができる。
3週 テーマ1:野外における生物観察と成長実験 (3)実験と観察に必要な機材を作成したり、試料を採集し、そのプロセスをレポートにまとめることができる。
4週 テーマ1:野外における生物観察と成長実験 (4)実験と観察のに必要な機材を現場に設置し、方法をレポートにまとめることができる。
5週 テーマ1:野外における生物観察と成長実験 (5)実験と観察結果を測定し、結果をレポートにまとめることができる。
6週 テーマ1:野外における生物観察と成長実験 (6)関連する文献を読み実験結果と合わせて考察し、レポートにまとめることができる。
7週 テーマ1:野外における生物観察と成長実験 (7)実験全体を振り返って、全体をレポートにまとめることができる。
8週 テーマ2:有機合成化学実験 (8)Diels-Alder反応を理解し、英語の実験項を読み実験手順を正確に把握できる。
2ndQ
9週 テーマ2:有機合成化学実験 (9)Diels-Alder反応を行うにあたり、シクロペンタジエンの蒸留ができる。
10週 テーマ2:有機合成化学実験 (10)Diels-Alder反応ができる。
11週 テーマ2:有機合成化学実験 (11)付加物の精製ができる。
12週 テーマ2:有機合成化学実験 (12)付加物のNMR解析を行うことができる。
13週 テーマ2:有機合成化学実験 (13)付加物の立体構造について決定できる。
14週 テーマ2:有機合成化学実験 (14)付加物の立体構造およびendo則について、軌道論を用いて説明出来る。
15週 テーマ2:有機合成化学実験 (15)実験全体を振り返って、全体をレポートにまとめることができる。
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間・定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合0010000100
基礎的能力000000
専門的能力00800080
分野横断的能力00200020