無機化学特論

Course Information

College Anan College Year 2019
Course Title 無機化学特論
Course Code 5596Z04 Course Category AZ / Elective
Class Format Credits Academic Credit: 2
Department Course of Applied Chemical Engineering Student Grade Adv. 1st
Term Second Semester Classes per Week 後期:4
Textbook and/or Teaching Materials 教科書:村石治人著「新版 基礎固体化学」三共出版、参考書:アンソニー. R・ウエスト (著) 「ウエスト固体化学 基礎と応用」 講談社
Instructor Konishi Tomoya

Course Objectives

1.固体の構造について説明できる。
2.固体の物性について説明できる。
3.固体の反応について説明できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1固体の構造について応用問題を解くことができる。固体の構造について例題を解くことができる。固体の構造について説明できない。
評価項目2固体の物性について応用問題を解くことができる。固体の物性について例題を解くことができる。固体の物性について説明できない。
評価項目3固体の反応について応用問題を解くことができる。固体の反応について例題を解くことができる。固体の反応について説明できない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
本講では主に固体化学の基礎について取り扱う。固体化学では、固体物質を構成するイオンや原子の周期的な配列構造、すなわち結晶構造によって、様々な物性が発現する原理を理解し、そのための合成方法について取り扱う。すなわち、新しい機能性をもつ、無機材料開発には欠かせない学問であると言える。具体的に、結晶構造や欠陥によって発現する様々な物性が、材料としてどのような機能性に繋がるのかを理解する。また、いくつかの無機材料の合成方法についても学習する。
Style:
ゼミナール形式で行う。
Notice:
教科書の各週の授業内容に関連する箇所を事前に読んでおくこと。LMSで事後学修を行う。

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st 結晶構造 結晶の種類と特徴について説明できる。
2nd 不完全な構造 欠陥をもつ構造と非晶質固体の種類と特徴について説明できる。
3rd 電子構造 自由電子近似理論とバンド理論について説明できる。
4th 電気的性質(1) 導電性 導電体の構造と物性について説明できる。
5th 電気的性質(2) 誘電性 誘電体の構造と物性について説明できる。
6th 磁気的性質 磁性体の種類と磁気特性について説明できる。
7th 光学的性質 固体の光学的性質について説明できる。
8th 【中間試験】
4th Quarter
9th 機械的性質 弾性変形と塑性変形について説明できる。
10th 熱的性質 熱伝導率と熱膨張係数について説明できる。
11th ナノ物質とサイズ効果 表面効果・体積効果・量子サイズ効果について説明できる。
12th 結晶化反応 核生成成長の過程について説明できる。
13th 相転移反応 相平衡と相転移について説明できる。
14th 拡散過程と拡散律速反応 カーケンドール効果と拡散係数について説明できる。
15th 固相の反応 固体がからむ不均一反応について説明できる。
16th 【答案返却】

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal70000030100
基礎的能力3500001550
専門的能力3500001550
分野横断的能力0000000