英語ⅢA

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 英語ⅢA
科目番号 K3-1605 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:3 後期:3
教科書/教材 「TARGET! pre-intermediate」(金星堂)/「The Piano」(Oxford University Press)、自作教材、英文副読本(本校図書館所蔵)
担当教員 堀 登代彦

到達目標

1.英検準2級~2級レベルの語彙・文法・文構造を理解しながら、英文内容を正確に読み取れる。
2.平易な英文を迅速かつ大量に読んで、その内容を日本語で説明できる。
3.英文教材の読解を通して、国内および海外の様々な事情や問題を知ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英検準2級~2級レベルの語彙・文法・文構造を理解しながら、一般的な英文内容を正確に読み取れる。 英検準2級~2級レベルの語彙・文法・文構造を理解しながら、基本的な英文内容を正確に読み取れる。 英検準2級~2級レベルの語彙・文法・文構造を理解しながら、基本的な英文内容を正確には読み取れない。
評価項目2一般的な英文を迅速かつ大量に読んで、その内容を日本語で説明できる。平易な英文を迅速かつ大量に読んで、その内容を日本語で説明できる。平易な英文を迅速かつ大量に読んでも、その内容を日本語で説明できない。
評価項目3英文教材の読解を通して、国内および海外の諸事情や諸問題を深く知ることが出来る。英文教材の読解を通して、国内および海外の諸事情や諸問題の概要を知ることが出来る。英文教材の読解を通しても、国内および海外の諸事情や諸問題の概要を知ることが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

学習目標 Ⅰ 人間性
学習目標 Ⅱ 実践性
学習目標 Ⅲ 国際性
学校目標 A(教養) 地球的視点で自然・環境を考え,歴史,文化,社会などについて広い視野を身につける
本科の点検項目 A-ⅰ 社会,経済,法学,哲学,歴史,文化,言語など社会科学および人文科学に関する基本的な事項について説明できる。
学校目標 C(コミュニケーション) 日本語で記述,発表,討論するプレゼンテーション能力と国際的な場でコミュニケーションをとるための語学力の基礎能力を身につける
本科の点検項目 C-ⅳ 英文を正しく読解し,その内容を日本語で説明できる
学校目標 E(継続的学習) 技術者としての自覚を持ち,自主的,継続的に学習できる能力を身につける
本科の点検項目 E-ⅱ 工学知識,技術の修得を通して,継続的に学習することができる

教育方法等

概要:
教科書を使って語彙や文構造が難しめの英文を分析的に理解する精読授業(Intensive Reading)と、英文副読本や配布プリントを使って大量の平易な英文を直読直解で迅速に理解する多読授業(Extensive Reading)の2本立てで行なう。また教科書ではリスニングやペアワークも取り入れて、音声による英語コミュニケーション力の向上を図る。
授業の進め方・方法:
教科書授業: 各ユニット(5ページでワンセット)を、リスニング(書き取り、会話表現)、リーディング(文構造の正確な理解に基づく長文読解)、問題演習の順に進めていく。各ユニット終了後に小テストを実施する。
図書館多読授業: 図書館所蔵の英文副読本(約3000冊)から、各自が好きな本を選んで自分のペースで英文読書を行なう。読後に本のデータや感想を「読書記録手帳」へ記入して提出する。
教室多読授業: 配布された初見の英文(説明文や短編小説)を迅速に直読直解し、設問に答えて理解度を確認する。短編小説では音声CDを聞きながら目で文字を追う「聞き読み」を行なう。
注意点:
教科書授業: 各ユニット4ページ目Reading(長文)の予習・復習は必須である。予習では辞書を引きながら自力で内容理解、復習では英文の音読・筆写と語彙の習得に努めること。
図書館多読授業: 自分の好みとレベルに合った副読本を選んで英語の読書を楽しんでほしい。豊富な挿絵や写真を参照しながら、出来るだけ日本語に訳さず英語のまま理解することがポイント。
教室多読授業: 初見の英文に対して集中力を切らさず取り組むことが大切。CDの音声で読まれるスピードで、英文を逐語訳せずにフレーズごと英語の語順のまま理解することがポイント。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Unit 1 Small Talk 日常生活 「いろいろな数値」を聞き取れる。「基本5文型」を理解できる。
2週 Unit 1 Small Talk 日常生活 「いろいろな数値」を聞き取れる。「基本5文型」を理解できる。
3週 Unit 2 Human Relations 人間関係・コミュニケーション 「いろいろな数値」を聞き取れる。「文の種類」を理解できる。
4週 Unit 2 Human Relations 人間関係・コミュニケーション 「いろいろな数値」を聞き取れる。「文の種類」を理解できる。
5週 Unit 3 Culture and Globalization 言語・文化 「発音しづらい語句」を聞き取れる。「基本時制」を理解できる。
6週 Unit 3 Culture and Globalization 言語・文化 「発音しづらい語句」を聞き取れる。「基本時制」を理解できる。
7週 教室課題多読(短文・長文四択問題) 初見の英文の意味内容を素早く理解して、四択問題の正解を選べる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 図書館自由多読 自分のレベルと好みに合った副読本を選んで、楽しみながら英文読書することができる。
10週 教室課題多読(聞き読み) 初見の英文(短編小説)を音声CDも聞きながら、物語の内容を直読直解できる。
11週 図書館自由多読 自分のレベルと好みに合った副読本を選んで、楽しみながら英文読書することができる。
12週 Unit 4 Healthy Life 健康・医療 「固有名詞(人名・地名など)を聞き取れる。「進行形」を理解できる。
13週 Unit 5 Future Careers 職業・キャリア 「簡単な挨拶文」を聞き取れる。「完了形」を理解できる。
14週 Unit 5 Future Careers 職業・キャリア 「簡単な挨拶文」を聞き取れる。「完了形」を理解できる。
15週 Unit 7 Taking a Trip 旅行・観光 「依頼文」を聞き取れる。「助動詞 could, might, would など」を理解できる。
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 図書館自由多読 自分のレベルと好みに合った副読本を選んで、楽しみながら英文読書することができる。
2週 教室課題多読(短文・長文四択問題) 初見の英文の意味内容を素早く理解して、四択問題の正解を選べる。
3週 図書館自由多読 自分のレベルと好みに合った副読本を選んで、楽しみながら英文読書することができる。
4週 Unit 8 Do You Like Sports? スポーツ 「Yes / No 疑問文」を聞き取れる。「受動態」を理解できる。
5週 Unit 9 Let's Do Something Fun! レジャー・エンタメ 「wh 疑問文」を聞き取れる。「不定詞」を理解できる。
6週 Unit 9 Let's Do Something Fun! レジャー・エンタメ 「wh 疑問文」を聞き取れる。「不定詞」を理解できる。
7週 Unit 10 Art Appreciation アート 「否定・付加疑問文」を聞き取れる。「動名詞」を理解できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 図書館自由多読 自分のレベルと好みに合った副読本を選んで、楽しみながら英文読書することができる。
10週 教室課題多読(聞き読み) 初見の英文(短編小説)を音声CDも聞きながら、物語の内容を直読直解できる。
11週 図書館自由多読 自分のレベルと好みに合った副読本を選んで、楽しみながら英文読書することができる。
12週 Unit 11 Let's Eat Out 食 「カジュアルな表現」を聞き散れる。「分詞」を理解できる。
13週 Unit 12 A Career in International Business ビジネス 「フォーマルな表現」を聞き取れる。「比較」を理解できる。
14週 Unit 12 A Career in International Business ビジネス 「フォーマルな表現」を聞き取れる。「比較」を理解できる。
15週 Unit 13 Sciench for the Future サイエンス 「意味のかたまり(チャンク)」を聞き取れる。「関係代名詞」を理解できる。
16週 後期定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。3
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。3
英語の発音記号を見て、発音できる。3
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。3
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。3
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。3
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。3
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。3
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。3
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。3
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。3

評価割合

試験小テスト・レポート等合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力60400000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000