パワーエレクトロニクス特論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 パワーエレクトロニクス特論
科目番号 0040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「スイッチングコンバータの基礎」、プリント
担当教員 西島 健一

到達目標

1.パワーエレクトロニクスについて説明できる。
2.非絶縁型DC-DCコンバータ(3つの基本回路)について説明できる。
3.非絶縁型DC-DCコンバータについて状態平均化法を適用し、簡単な計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1パワーエレクトロニクスについて正しく説明できる。パワーエレクトロニクスについて説明できる。パワーエレクトロニクスについて説明できない。
評価項目2非絶縁型DC-DCコンバータ(3つの基本回路)について正しく説明できる。非絶縁型DC-DCコンバータ(3つの基本回路)について説明できる。非絶縁型DC-DCコンバータ(3つの基本回路)について説明できない。
評価項目3非絶縁型DC-DCコンバータについて状態平均化法を適用し、簡単な計算が正しくできる。非絶縁型DC-DCコンバータについて状態平均化法を適用し、簡単な計算ができる。非絶縁型DC-DCコンバータについて状態平均化法を適用し、簡単な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-6 説明 閉じる
JABEE 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
JABEE 1(2)(e) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・パワーエレクトロニクスについて説明できる。
・非絶縁型DC-DCコンバータ(3つの基本回路)について説明できる。
・非絶縁型DC-DCコンバータについて状態平均化法を適用し、簡単な計算ができる。

企業でスイッチング電源の研究・開発・設計を担当した経験を活かして、状態平均化法を用いたDC-DCコンバータ動作解析などについて講義している。
授業の進め方・方法:
講義および演習をおこなう。適宜、課題演習に時間を充てる。また、課題に対し、発表形式を取り入れる。
注意点:
授業計画は学生の理解度に応じて変更することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス パワエレ特論の概要について把握する。
2週 半導体による電力変換 効率、シリーズドロッパとスイッチングの基本について学ぶ。
3週 パワー半導体デバイス ダイオード、MOSFET、IGBTの基本を学ぶ。
4週 状態平均化法の基本 状態平均化法の基本を学ぶ。
5週 状態平均化法の適用(降圧形) 降圧形コンバータの動作と特性を学ぶ。
6週 状態平均化法の適用(昇圧形) 昇圧形コンバータの動作と特性を学ぶ。
7週 状態平均化法の適用(昇降圧形) 昇降圧形コンバータの動作と特性を学ぶ。
8週 状態平均化法を用いた特性計算 特性計算例を基に各コンバータの特性計算を学ぶ。
4thQ
9週 発表、レポート課題の提示と説明 提示課題に対し、次週からの発表に備える。
10週 課題の発表 各課題に対して発表し、レポートを提出する。
11週 課題の発表 各課題に対して発表し、レポートを提出する。
12週 レポート返却と補足説明 レポート結果を確認できる。
13週 状態平均化法の応用
半導体電力変換回路の実際
効率の計算や出力コンデンサのESRを考慮した特性計算に触れる。
電源システム、EMCノイズ、放熱、UL規格について触れる。
14週 テスト前整理 講義内容を整理し、テストに備える。
15週 テスト 内容の理解度を測るために、テストを実施する。
16週 テストの返却と解説 テスト結果を確認し、復習できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(レポート)合計
総合評価割合503000020100
基礎的能力0000000
専門的能力503000020100
分野横断的能力0000000