精密有機合成化学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 精密有機合成化学
科目番号 0053 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコデザイン工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 有機合成の戦略(C.L. Willis, M. Will 著、富岡 清 訳、化学同人)
担当教員 川淵 浩之

到達目標

1逆合成の考え方と方法を理解し、応用問題を解くことができる。
2潜在極性と官能基相互変換の考え方と方法を理解し、応用問題を解くことができる。
3官能基選択性、位置選択性と保護基の考え方を理解し、応用問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1逆合成の考え方と方法を理解し、応用問題を解くことができる。逆合成の考え方と方法を理解し、基本的な問題を解くことができる。逆合成の考え方と方法について理解していない。
評価項目2潜在極性と官能基相互変換の考え方と方法を理解し、応用問題を解くことができる。潜在極性と官能基相互変換の考え方と方法を理解し、基本的な問題を解くことができる。潜在極性と官能基相互変換の考え方と方法について理解していない。
評価項目3官能基選択性、位置選択性と保護基の考え方を理解し、応用問題を解くことができる。官能基選択性、位置選択性と保護基の考え方を理解し、基本的な問題を解くことができる。官能基選択性、位置選択性と保護基の考え方について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
有機化学は暗記の学問ではなく、いくつかの基本的な原理がわかれば理解しやすい学問である。標的化合物の合成戦略をデザインできる能力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
講義
注意点:
講議では、電子の動きで反応機構を説明し、反応が理解しやすいように工夫して行う。復習を必ず行い、反応を十分理解しておくこと。日頃の積み重ねが大事。授業計画は、学生の理解度に応じて変更する場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 有機合成の戦略(1) 欲しいものをつくるための方法を理解できる
2週 有機合成の戦略(2) 逆合成の考え方と方法を理解できる(1)
3週 有機合成の戦略(3) 逆合成の考え方と方法を理解できる(2)
4週 有機合成の戦略(4) シントンと合成等価体の考え方と方法を理解できる
5週 逆合成解析(1) 潜在極性と官能基相互変換の考え方と方法を理解できる(1)
6週 逆合成解析(2) 潜在極性と官能基相互変換の考え方と方法を理解できる(2)
7週 逆合成解析(3) 潜在極性と官能基相互変換の考え方と方法を理解できる(3)
8週 逆合成解析(4) 潜在極性と官能基相互変換の考え方と方法を理解できる(4)
2ndQ
9週 中間テスト
10週 答案返却、解説、逆合成解析(5) 極性転換、戦略と計画の考え方と方法を理解できる(1)
11週 逆合成解析(6) 極性転換、戦略と計画の考え方と方法を理解できる(2)
12週 逆合成解析(7) 官能基選択性と保護基の考え方と方法を理解できる(1)
13週 逆合成解析(8) 位置選択性の考え方と方法を理解できる(1)
14週 逆合成解析(9) 位置選択性の考え方と方法を理解できる(2)
15週 期末テスト
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3
地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。4
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。4
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。4
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000