到達目標
システムプログラムの中でも利用者に関わりの深い部分の技術内容を解説し、その実装方式や長所短所・特徴などの説明を通して、効率性・安全性・操作性・利便性などを学習する。
学習にあたっては、サンプルコードを動かすことで、具体的に理解できるようにする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 基本的なシステムプログラミングができ、説明できる。 | 基本的なシステムプログラミングができる。 | 基本的なシステムプログラミングができない。 |
評価項目2 | システムプログラミングでの利点や欠点を説明できる | システムプログラミングでの利点や欠点を資料をみながら理解している | システムプログラミングでの利点や欠点を理解していない |
評価項目3 | システムコールに関して説明できる | システムコールに関して資料をみながら理解している | システムコールに関して理解していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目は融合複合型の「環境生産システム工学」教育プログラムの専門工学である『機械工学、電気電子工学、情報工学、応用化学、土木工学の各工学分野と機械工学・電気電子工学・情報工学・応用化学・土木工学・経営工学・環境工学などのいくつかの工学分野における「ものづくり・環境づくり」と「システムデザイン」、及び、新しい課題・分野に挑戦するために必要とされる創造的なデザイン力に関する知識と能力』の「情報工学」系の「システムデザイン」系科目である。
コンピュータの制御による社会システムや生活関連システムの製品などの実現において制御のプログラムを設計する際には利用者の操作性、安全性、経済性に加えて環境への負荷の低減や快適性などの検討が求められる。コンピュータを利用する上で、また、コンピュータ制御によるソフトウェアの実現において必須であるシステムプログラムについて、実装方法やその長所短所、特徴などを理解し、コンピュータを効率的に安全に利用できるシステムを構築するための知識を学ぶ。
授業の進め方・方法:
システムプログラムの中でも利用者に関わりの深い部分の技術内容を解説し、その実装方式や長所短所・特徴などの説明を通して、効率性・安全性・操作性・利便性などを学習する。
学習にあたっては、サンプルコードを動かすことで、具体的に理解できるようにする。
注意点:
この科目は学修単位科目「B」です。授業外学修の時間を含めます。
毎回、授業外学修のための課題を課します。
環境生産システム工学プログラムの学習教育目標:JB3(◎)
関連科目:オペレーティングシステム(電子情報工学科) 、計算機システム(専攻科生産システム系1年) 、オブジェクト指向プログラミング(専攻科生産システム系1年)
学習教育目標の達成度評価方法:期末試験の結果を40%、演習課題を60%の比率で評価する。
学習教育目標の達成度評価基準:学年成績60点以上
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバスの説明、システムプログラム概要、学習環境であるLinuxのインストールの仕方 [授業外学習]システムプログラム概要を復習、Linuxのインストール |
システムプログラムの概要を理解する
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2週 |
システムプログラムとは、システムプログラムの構成、プログラミング言語(gcc,make,dbg) [授業外学習]gcc,make,dbgに関するレポート作成 |
システムプログラムの概要を理解する
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3週 |
シェルスクリプト概要 [授業外学習]シェルスクリプトについての復習 |
シェルスクリプト概要 を理解する
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4週 |
シェルスクリプトプログラミング [授業外学習]シェルスクリプトに関するレポート作成 |
シェルスクリプトに関するレポート作成
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5週 |
システムコール、システムエラー [授業外学習]システムコールに関する復習 |
システムコールについて理解する
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6週 |
ライブラリー関数、低水準I/O(read,write) [授業外学習]read,writeに関するレポート作成 |
read,writeに関するレポート作成
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7週 |
ユーザ管理、パーミッション、subit [授業外学習]パーミッションに関する復習 |
]パーミッションに関して理解する
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8週 |
プロセスコントロール概要 [授業外学習]プロセスコントロールに関する復習 |
プロセスコントロールについて理解する
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4thQ |
9週 |
プロセスコントロール(fork,exec) [授業外学習]fork,execに関するレポート作成 |
fork,execに関するレポート作成
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10週 |
プロセスコントロール(getpid) [授業外学習]getpidに関するレポート作成 |
getpidに関するレポート作成
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11週 |
プロセス間通信(パイプライン) [授業外学習]pipeに関するレポート作成 |
pipeに関するレポート作成
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12週 |
プロセス間通信(共有メモリ 1) [授業外学習]共有メモリーに関する復習 |
共有メモリーについて理解する
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13週 |
プロセス間通信(共有メモリ 2) [授業外学習]共有メモリに関するレポート作成 |
共有メモリに関するレポート作成
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14週 |
シグナル [授業外学習]シグナルプログラミングに関するレポート作成 |
シグナルプログラミングに関するレポート作成
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15週 |
定期試験
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16週 |
学習のまとめ |
総合復習
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 30 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |