海洋交通システム学特別実験

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 海洋交通システム学特別実験
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 学修単位: 4
開設学科 海洋交通システム学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 前期:6 後期:6
教科書/教材
担当教員 清水 聖治,朴 鍾徳,久保田 崇,前畑 航平,森脇 千春,小林 孝一朗,寺田 将也,鶴 大輔

到達目標

1.商船学における各分野の実験テーマに取り組み,問題解決に必要な基礎知識を修得することができる。
2.複合的視点による問題解決能力と対応能力を身につけることができる。
3.実験で得られた結果をレポ-トとしてまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1幅広い海事関連分野の問題解決に応用できる。商船学に関する基礎知識を修得し,実験,問題分析,工学的な問題解決に応用できる。実験の内容が理解できていない。
評価項目2幅広い海事関連分野の問題解決に応用できる。複合的視点による問題解決能力と対応能力を身につけることができる。レポートの考察が不十分である。
評価項目3幅広い海事関連分野の問題解決に応用できる。実験で得られた結果をレポ-トとしてまとめることができる。レポートが未提出である。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
商船学における各分野の実験テーマを通して,その分野の理解を深める。
さらに実験結果を検討することで,特別研究を発展させるための意識や能力を養うことを目標としている。
授業の進め方・方法:
航海学および機関学分野の各教員の指導に従い,各分野に関するテーマについて実験を行うことで,その分野の理解を深める。
注意点:
それぞれの実験については,各担当教員の注意事項に従うこと。
実験は安全第一,怪我のないことを第一優先とし,大丈夫だろうとの思い込みで実験を行わないこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 交通システム工学① 交通システムの構成について理解する。
2週 交通システム工学② 交通の特性について理解する。
3週 交通システム工学③ 交通の実態と管理(管制)を照らし合わせ、交通現象の解析方法とともに、交通工学について理解する。
4週 交流回路① 交流回路の原理が説明できる
5週 交流回路② 交流回路において電圧、周波数等の測定ができる
6週 交流回路③ 交流回路における物理量を計算できる
7週 観測データ解析① 気象観測装置の設置場所、データ入手の方法について学ぶ
8週 観測データ解析② 観測データを解析、結果を考察することができる
2ndQ
9週 観測データ解析③ 他観測地や別ルートで入手した同観測場所の観測値との比較・解析ができる
10週 オペアンプの特徴と使用法 オペアンプについて特徴と使用法が理解できる
11週 反転増幅回路、非反転増幅回路の実験 オペアンプを用いた増幅回路が理解できる
12週 三角波、方形波発振回路の実験 オペアンプを用いた発振回路が理解できる
13週 レポート作成
14週 レポート作成
15週 レポート作成
16週 レポート作成
後期
3rdQ
1週 熱力学と冷凍機① 熱力学の法則と冷凍機の原理が理解できる。
2週 熱力学と冷凍機② 冷凍サイクルとモリエ線図が説明できる。
3週 熱力学と冷凍機③ 冷凍機運転によるモリエ線図の作成及び負荷計算ができる。
4週 次世代燃料① 従来燃料の問題や課題点を理解できる。
5週 次世代燃料② 水素燃料の輸送・貯蔵の問題と解決策を理解できる。
6週 次世代燃料③ 次世代燃料の利用・運用方法を理解できる。
7週 船舶管理① 船舶管理業の成立過程とその背景を説明できる。
8週 船舶管理② 海外と日本の船舶管理の相違や特徴を説明できる。
4thQ
9週 船舶管理③ 日本のインハウス、独立専業系、船主兼業管理会社の相違を説明できる。
10週 船員労働① 戦後復興における日本海運の発展の背景と船員事情について理解する。
11週 船員労働② 現代の内航海運の仕組みと船員不足の課題について理解する。
12週 船員労働③ 海運界における男女共同参画の推進と現状の課題について理解する。
13週 エネルギー変換実験① エネルギー変換機器の性能実験を実施するための計測機器の取り付け、計測原理について学ぶ。
14週 エネルギー変換実験② エネルギー変換機器の性能実験(1)・データ採取、データ整理・考察
15週 エネルギー変換実験③ エネルギー変換機器の性能実験(2)・データ採取、データ整理・考察
16週 レポート作成

評価割合

試験発表レポート(課題理解力)レポート(課題解決力)実技・成果物その他合計
総合評価割合00505000100
基礎的能力0000000
専門的能力0025250050
分野横断的能力0025250050