到達目標
①航空整備に関わる分野のうち、電気整備を理解するために必要な電気・電子工学の基礎を理解する。
②電気電子回路を理解し、電子部品、電気計測、電気機械、制御への応用を学ぶ。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
航空整備に関わる分野のうち、電気整備を理解するために必要な電気・電子工学の基礎を理解する。 | ・回路を見て、どのような動作・機能処理が行われているか、理解している。
・電界と磁界の作用について詳細に理解し、具体的に説明できる。 | ・SI単位系における基本単位と組立単位について詳細に理解している。
・直流回路・交流回路を理解し、説明することができる。
・電界と磁界の作用について詳細に理解し、説明できる。 | ・SI単位系における基本単位と組立単位について概略を理解している。
・簡単な直流回路・交流回路を理解している。
・電界と磁界の作用について理解している。 |
電気電子回路を理解し、電子部品、電気計測、電気機械、制御への応用を学ぶ。 | ・電気部品・電子部品の機能の詳細を理解し、取り扱うことができる。
・電気計測の詳細を理解し、使い方を説明できる。
・電気機器の詳細を理解し、使い方を説明できる。
・制御機構の詳細を理解し、使い方を説明できる。
| ・電気部品・電子部品の機能の詳細を理解している。
・電気計測の詳細を理解している。
・電気機器の詳細を理解している。
・制御機構の詳細を理解している。 | ・電気部品・電子部品の概略を理解している。
・電気計測の概略を理解している。
・電気機器の概略を理解している。
・制御機構の概略を理解している。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
(概要)航空機を制御する電気系統の基礎学習として、単位、静電気、電気回路、電子回路について学ぶ。また、電気装備の学習として、電子部品、電気機械について学修し、電気計測、制御工学について学修する。
授業の進め方・方法:
評価:定期試験(中間・期末)(80%)、レポート(20%)
学年末評価は前期評価と後期評価の平均で行い、60%以上を合格とする。
・予習復習はシラバスを見て、しっかり自己学習すること。
注意点:
【自学自習の対応】
・レポート(その週の講義内容に沿った内容についてレポートを課す。)各8時間×4回
・毎週の講義の予習復習 各2時間×15回
【その他】
・この科目の主たる関連科目は、電子回路Ⅰ(情報・3年)、電子回路Ⅱ(情報・3年)、半導体工学(情報・3年)、
集積回路Ⅰ(情報・4年)、集積回路Ⅱ(情報・5年) である。
(航空技術者プログラム)
・【航】は航空技術者プログラムの対応項目であることを意味する。
(学位審査基準の要件による分類・適用)
[機械システム工学コース]A群(講義・演習科目) 機械力学・制御に関する科目
[電子通信システム工学コース]A群(講義・演習科目) 電気電子工学の基礎となる科目
[情報工学コース]A群(講義・演習科目) 電気電子・通信・システムに関する科目
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電気電子の基礎【航】 |
(高良)単位系、静電気、電位、電流、オームの法則
|
2週 |
直流回路と交流回路①【航】 |
(高良)直流の性質、直並列回路、インダクタンス回路、キャパシタンス回路
|
3週 |
交流回路②【航】 |
(高良)共振回路、変圧器、3相交流
|
4週 |
電界と磁界【航】 |
(山田)電界、静電気、磁気、電流と磁界、レンツの法則
|
5週 |
電気部品と配線【航】 |
(谷藤)電線、コネクタ、受動部品、配線
|
6週 |
電子部品【航】 |
(高良)電子放出、半導体素子、集積回路
|
7週 |
電子回路【航】 |
(高良)電源回路、増幅回路、発振回路、変復調回路
|
8週 |
前期中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
電気計測【航】 |
(谷藤)電気電子計測計器、オシロスコープ
|
10週 |
電気機械【航】 |
(谷藤)発電機、電動機
|
11週 |
電子機器①【航】 |
(谷藤)回路モジュール、ディスプレイ
|
12週 |
電子機器②【航】 |
(谷藤)受信機、送信機、ノイズ対策
|
13週 |
自動制御①【航】 |
(山田)サーボ機構
|
14週 |
自動制御②【航】 |
(山田)フィードバック制御
|
15週 |
デジタル技術【航】 |
(山田)2進数、論理回路、データ・バス、コンピュータ
|
16週 |
期末試験 |
|
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |