到達目標
1.化学を専門としない学生が主体となり、現在生起している種々の環境問題を認識できるようになる。
2.環境問題の発生メカニズムを化学式を使わずに理解できる。
3.環境科学の研究動向について、その概要を学ぶ。
4.地球物理学、地球化学、地質の分野の観点から地球環境を学ぶ。
5.より良い未来のために我々人類は今後環境問題に対してどのような行動・価値観で臨むべきかを考える。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
地球とその環境に関わるメカニズムを理解し,現在生起している種々の環境問題を認識できるようになる。 | 地球とその環境に関わるメカニズムを理解し,現在生起している種々の環境問題を的確に説明できる | 地球とその環境に関わるメカニズムを理解し,現在生起している種々の環境問題についてしっている | 地球とその環境に関わるメカニズムを理解し,現在生起している種々の環境問題について把握できていない |
環境科学の研究動向と国際的な取り組みについて、その概要を理解する。 | 環境科学の研究動向と国際的な取り組みについて、その概要を的確に説明できる | 環境科学の研究動向と国際的な取り組みについて、その概要をしっている | 環境科学の研究動向と国際的な取り組みについて、その概要について把握できていない |
より良い未来のために我々人類は今後環境問題に対してどのような行動・価値観で臨むべきかを理解する。 | より良い未来のために我々人類は今後環境問題に対してどのような行動・価値観で臨むべきかを的確に説明できる | より良い未来のために我々人類は今後環境問題に対してどのような行動・価値観で臨むべきかについて検討できる | より良い未来のために我々人類は今後環境問題に対してどのような行動・価値観で臨むべきか考えることが出来ない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育目標 (B) (ニ)
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学習・教育目標 (D) (ト)
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教育方法等
概要:
環境保全意識の高まりの中で、環境問題に対して適切な判断を行うことは、極めて重要な能力となっている。そのためには、環境で生起している諸現象とその測定法、得られるデータの解析法並びに評価法等を修得する必要がある。また、地球が誕生してから現在までの地球環境の変化や自然現象が地球に与える環境の変化などについても講義する。博物館および地球科学系国立研究所での勤務経験を有する教員が地球科学および環境科学の考え方について多面的に講義をする。
授業の進め方・方法:
優れた科学者・技術者は、同時に優れた環境保護論者でなくてはならない。科学の成果が環境に及ぼす影響を常に念頭に置きながら研究・開発を進めるとき、収穫は真に人間のための果実となり得る。次回講義範囲については昨今の動向についてインターネット等で情報を収集し予習を行うこと。講義用ノートおよびテキストを見直して復習し、関連する事象についての動向を把握して理解を深めること。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地球環境のなりたち |
地球環境と人類の歴史について概要を学ぶ
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2週 |
宇宙の生成と太陽系 |
宇宙の成り立ち、太陽系惑星の分類と特徴
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3週 |
惑星としての地球 |
地球の誕生、地球環境の変化、他の惑星との比較、天体の運動(公転、自転)、ケプラーの法則
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4週 |
地球の構造と歴史 |
地球の歴史、全球凍結、環境変動,大量絶滅と生物の進化
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5週 |
地殻変動が及ぼす地球環境への影響 |
地球の構成、プレートテクトニクス、火山活動、地震、津波
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6週 |
地質から見る環境変化 |
地盤変形、岩石、土壌生成作用、浸食作用,日本列島の成り立ち
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7週 |
(中間試験) |
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8週 |
環境問題1 |
地球温暖化現象・オゾン層破壊とそのメカニズム
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2ndQ |
9週 |
環境問題2 |
酸性雨や大気汚染の発生とそのメカニズムの法則
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10週 |
環境問題3 |
環境汚染物質が生態系へ及ぼす影響,生態系保全の重要性について学ぶ
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11週 |
生態系と地球環境の相互作用 |
生態系の役割
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12週 |
大気・海洋の物質循環 |
海洋の仕組み,炭素循環や窒素循環について学ぶ
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13週 |
大気・海洋と気候変動 |
気候変動要素やエルニーニョなどについて学ぶ
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14週 |
人間生活と地球環境の変化 |
地球温暖化、都市化とその影響、生物の保全対策
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15週 |
(期末試験) |
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16週 |
総復習 |
まとめ 〜未来の地球環境〜
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
分野横断的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |