Japanese Technical Writing

Course Information

College Tokuyama College Year 2022
Course Title Japanese Technical Writing
Course Code 0011 Course Category General / Compulsory
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 2
Department Computer Science and Electronic Engineering Course Student Grade Adv. 1st
Term Second Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書は使用せず、プリントを配付する。
Instructor Tanimoto Keiji

Course Objectives

【目的】
本授業では、本科で学んだ知識や身につけた能力を基盤として、卒業研究論文よりもさらに高度な特別研究論文を執筆するうえで必要となる論理的な思考力・表現力や、技術者・社会人に求められる実践的な日本語運用能力(他者と誤解なく意思疎通するコミュニケーション能力)を身につけることを目的とする。

【到達目標】
①アカデミックライティングの技法について理解し、それを用いて論理的な文章を書くことができる。
②主張の裏づけとなる根拠(資料、データ等)を用いて、自分の考えを論理的に述べることができる。
③自分の考えを論理的に述べるプレゼンテーションの技法を習得し、それを実践することができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
【評価項目1】書くことアカデミックライティングの技法について理解し、それを用いて論理的な文章を書くことができる。アカデミックライティングの技法について理解し、それを用いて文章を書くことができる。アカデミックライティングの技法について理解し、それを用いて文章を書くことができない。
【評価項目2】書くこと主張の裏づけとなる根拠(資料、データ等)を用いて、自分の考えを論理的に述べることができる。主張の裏づけとなる根拠(資料、データ等)を用いて、自分の考えを述べることができる。主張の裏づけとなる根拠(資料、データ等)を用いて、自分の考えを述べることができない。
【評価項目3】話すこと自分の考えを論理的に述べるプレゼンテーションの技法を的確に習得し、それを実践することができる。自分の考えを論理的に述べるプレゼンテーションの技法を習得し、それを実践することができる。自分の考えを論理的に述べるプレゼンテーションの技法を習得し、それを実践することができない。

Assigned Department Objectives

到達目標 A 2 See Hide
JABEE f See Hide

Teaching Method

Outline:
本授業では、本科で学んだ知識や身につけた能力を基盤として、卒業研究論文よりもさらに高度な特別研究論文を執筆するうえで必要となる論理的な思考力・表現力や、技術者・社会人に求められる実践的な日本語運用能力(他者と誤解なく意思疎通するコミュニケーション能力)を身につけることを目的とする。そのためには、受講者自身による課題や演習に対する真摯な取り組みが不可欠である。このことを念頭に置いて、授業には主体的に参加してほしい。
Style:
【授業の進め方】
1週に90分授業を1回実施し、後期(半期)で完結する。なお、シラバスに記載している授業計画は、進度や受講者の興味・関心、理解度を踏まえて、事前に周知を行ったうえで変更する場合がある。

【授業内容・方法】
教科書は使用せず、プリントを配付する。授業は教員の講義と受講者主体の演習(実用的な文章やレポートの作成)を組み合わせる形で進める。適宜教員との質疑応答や受講者間での意見交流(相互評価)の機会を設けることで、講義内容に対する理解を深めるとともに、受講生が自立した書き手として自分の作成した文章やレポートを客観的に見ること(自己診断)ができるようにする。演習で作成した課題は教員が文章診断を行い、翌週以降の授業で返却・フィードバックする。そして、受講生は教員のコメントを踏まえて書き直しする。このような「講義→課題提出→文章診断→書き直し」のサイクルを繰り返すことで内容や表現に磨きをかけ、完成度の高い文章やレポートを目指す。また、上記演習の合間にプレゼンテーションを実施し、〈書くこと〉を通して身につけた日本語運用能力を〈話すこと〉にも応用、実践する。なお、本授業は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート等を実施する(授業時に具体的に指示する)。
Notice:
【成績評価方法】
①最終レポート(期末):30%
②課題・演習など   :60%
③相互評価      :10%
(①~③の合計:100%)
上記の割合で算出し、総合評価で60点以上を合格とする。

【準備物】
国語辞典(電子辞書も可)、A4判クリアファイル2枚(1枚は配付物を保管するため。もう1枚は返却された課題をポートフォリオにするため)

【受講上の注意点・アドバイス】
①配付されたプリント類を整理し、返却された課題類は紛失しないよう保管すること。
②予習・復習(授業時に具体的に指示する)・課題提出(締切厳守)を必ず行うこと。
③自分なりの考えや問題意識を持ち、それを積極的に他者に表明しようと努めること。
④疑問は放置せず、辞書や情報機器で調べたり、教員に質問したりして解決すること。
⑤授業内容に関連する参考文献を紹介するので、興味・関心を持って触れてみること。
⑥本科・専攻科で学んだ知識や身につけた能力を積極的に活用しようと努めること。
⑦日本語の知識と実践的な運用能力を確認するために、日本語検定の受検を奨励する。

【参考文献】
・木下是雄『理科系の作文技術』(中央公論新社、1981年9月)
・外岡秀俊『おとなの作文教室―「伝わる文章」が書ける66のコツ―』(朝日新聞出版、2018年4月)
・河野哲也『レポート・論文の書き方入門』(慶応義塾大学出版会、2018年7月)※第4版が最新
・戸田山和久『最新版 論文の教室―レポートから卒論まで―』(NHK出版、2022年1月) など

【授業担当教員とのコミュニケーション方法】
コミュニケーションペーパー、Teamsチャット、メール、直接対話(授業時、オフィスアワー)

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st ガイダンス
【第1単元】日本語の基礎知識(1)
「話し言葉」と「書き言葉」
半期の学びの見通しを持ち、学習目標・計画を立てることができる。
「話し言葉」と「書き言葉」の違いを理解し、実際に正しい「書き言葉」を用いることができる。
2nd 【第2単元】日本語表現の基礎知識
「伝わる文章」を書く方法
読み手に分かりやすく、正確に伝わる文章を作成するための基礎的事項を理解し、実際に作成することができる。
3rd 【第2単元】日本語表現の基礎知識
「伝わる文章」を書く方法
読み手に分かりやすく、正確に伝わる文章を作成するための基礎的事項を理解し、実際に作成することができる。
4th 【第2単元】日本語表現の基礎知識
「伝わる文章」を書く方法
読み手に分かりやすく、正確に伝わる文章を作成するための基礎的事項を理解し、実際に作成することができる。
5th 【第3単元】就職対策講座
履歴書の書き方
履歴書の書き方を理解したうえで、実際に作成することができる。
6th 【第3単元】就職対策講座
エントリーシートの書き方
エントリーシートの書き方を理解したうえで、実際に作成することができる。
7th 【第3単元】就職対策講座
自己推薦書の書き方
自己推薦書の書き方を理解したうえで、実際に作成することができる。
8th 【第4単元】日本語の基礎知識(2)
敬語の使い方
敬語の種類と使い方を理解することができる。
4th Quarter
9th 【第4単元】日本語の基礎知識(2)
敬語の使い方
場面に応じた適切な敬語を用いることができる。
10th 【第5単元】アカデミックライティングの技法 作文・レポート・論文の違いについて理解し、説明することができる。
パラグラフライティングについて理解し、説明することができる。
11th 【第5単元】アカデミックライティングの技法 パラグラフライティングにより、短い文章を作成することができる。
12th 【第5単元】アカデミックライティングの技法 パラグラフライティングにより、短い文章を作成することができる。
13th 【第5単元】アカデミックライティングの技法 パラグラフライティングにより、ある程度字数のあるレポートを作成することができる。
14th 【第5単元】アカデミックライティングの技法 パラグラフライティングにより、ある程度字数のあるレポートを作成することができる。
15th 【第5単元】アカデミックライティングの技法 パラグラフライティングにより、ある程度字数のあるレポートを作成することができる。
16th まとめと振り返り 半期の学びを振り返り、自分の目標到達度を把握することができる。

Evaluation Method and Weight (%)

最終レポート課題・演習など相互評価Total
Subtotal306010100
基礎的能力20501080
専門的能力55010
分野横断的能力55010