概要:
等加速度直線運動する物体について学習する。ここで学ぶことは、物理Iの基礎となる。必要に応じて演示実験等を行う。
授業の進め方・方法:
講義によって内容を確認し、演習によって理解を深めるように授業を構成する。予習・復習は各自が積極的に行うこと。定規と関数電卓を用意すること。
注意点:
単に公式を覚えるのではなく、自然現象を系統的・論理的に考えていく能力を養い、広く自然の諸現象を科学的に解明するための物理的な考え方を身につけて欲しい。理解を深めるためには、自学自習により絵週問題を多く解くことは有効である。その際、単に公式に数字を代入して問題を解くのではなく、現象をイメージしながら解くことが重要である。
学業成績の成績が60点未満のものに対して再試験を実施する場合がある。この場合、再試験の成績は定期試験の成績に置きかえて再評価を行う。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 物理 | 速度と加速度の概念を説明できる。 | 2 | |
平均の速度、平均の加速度に関する計算ができる。 | 2 | |
直線及び平面運動において、速度をベクトルとして捉え、速度の合成・分解及び相対速度に関する計算ができる。 | 2 | |
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の変位、時間、速度に関する計算ができる。 | 2 | |
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。 | 2 | |
自由落下及び鉛直投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。 | 2 | |
水平投射及び斜方投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。 | 2 | |
物体に作用する力を図示できる。 | 2 | |
力の合成と分解ができる。 | 2 | |
質点にはたらく力のつりあいに関する計算ができる。 | 2 | |
物理実験 | 物理実験 | 実験の目的及び原理を説明できる。 | 3 | |
整理整頓により実験環境を適切に保ち、手順に従って安全に実験ができる。(化学実験と共通) | 3 | |
実験条件やデータなどを正確に記録できる。(化学実験と共通) | 3 | |
実験データから、最確値や誤差などを求めることができる。 | 3 | |
適切なグラフを作成し、実験データ間の最も確からしい関係を見出すことができる。 | 3 | |
適切な有効数字及び単位を用いて物理量を表すことができる。(化学実験と共通) | 3 | |
実験結果から、物理現象の特徴や規則性を説明できる。 | 3 | |
観察・実験結果を座学などで学んだ内容と関連付けて説明できる。(化学実験と共通) | 3 | |
以下の6分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。力学に関する分野/熱に関する分野/波に関する分野/光に関する分野/電磁気に関する分野/原子(電子及び放射線を含む)に関する分野 | 3 | |