ソフトウェア設計論

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 ソフトウェア設計論
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報システム専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 井上樹「ダイアグラム別UML徹底活用第2版」,翔泳社.参考書: 平澤章「オブジェクト指向でなぜつくるのか」日経BP社.
担当教員 芦田 和毅

到達目標

オブジェクト指向によるソフトウェアの設計の概要を理解し,UMLによるモデリングができること.これらの内容を満足することで,学習・教育目標の(D-1),(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
オブジェクト指向の概念を取り入れた現代的なソフトウェア設計・開発の手法である統一モデリング言語UMLを理解する.
授業の進め方・方法:
UML2.xに定義されたダイアグラムの利用方法及び書き方について説明したのち,実習などを通じて身に着けていく.
注意点:
<成績評価> 定期試験(60%)とレポート(40%)の合計100点満点で学習・教育目標の(D-1),(D-2)を評価する.各レポートの重みは同じとする.合計の 6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>月曜日16:00~17:00,電子情報工学科1F芦田教員室
<備考>履修条件として,プログラミングに関する基礎的事項を習得していることが前提であり,これらの知識が不足する場合は各自が事前に補っておくこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ソフトウェア開発とUML UMLによるソフトウェア開発のメリットを理解できる.
2週 クラス図・オブジェクト図(1) クラス図とオブジェクト図を構成する基本的な記号を理解できる.
3週 クラス図・オブジェクト図(2) クラス図の発展的な使用方法について理解できる.
4週 クラス図・オブジェクト図(3) 演習を通じてクラス図をより深く理解できる.
5週 シーケンス図(1) シーケンス図の基本的な表記方法を理解できる.
6週 シーケンス図(2) 順序づけられた相互作用のモデリングについて理解できる.
7週 ユースケース図 要求モデリングについて理解できる.
8週 状態マシン図 オブジェクトの状態について理解できる.
2ndQ
9週 アクティビティ図 システムのワークフローのモデリングについて理解できる.
10週 構造図 配置図,コンポジット構造図およびコンポーネント図について理解できる.
11週 相互作用図 タイミング図,コミュニケーション図および相互作用概要図によりモデリングする方法について理解できる.
12週 実際のシステム開発(1) UMLによるシステム開発の流れのうち,要求定義および分析を理解できる.
13週 実際のシステム開発(2) UMLによるシステム開発の流れのうち,設計及び実装についてを理解できる.
14週 デザインパターン(1) ソフトウェアの設計もしくは実装するとき重要なデザインパターンの一部(Iterator)について理解できる.
15週 デザインパターン(2) ソフトウェアの設計もしくは実装するとき重要なデザインパターンの(Singeton,Observer)について理解できる.
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合6000400100
配点6000400100