到達目標
(1)粒子性、波動性を理解する
(2) 量子力学とエネルギー順位の関係について理解する
(3)エネルギーバンドを理解し応用できる。
(4)簡単な半導体回路を理解し利用できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 粒子性、波動性を理解し、シュレーディンガー方程式を理解する | 粒子性、波動性を理解する | 粒子性と波動性の2面生を理解できない |
評価項目2 | 井戸型ポテンシャルや水素原子のエネルギー順位が理解できる | 量子力学とエネルギー順位の関係について理解する | エネルギー順位の存在が理解できない |
評価項目3 | エネルギーバンドと半導体素子の関係が理解し利用できる。 | エネルギーバンドを理解し応用できる。 | エネルギーバンドが理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
舶用機関学の分野に精通し、研究状況や技術動向を把握するために、欠くことのできない半導体デバイスの基礎原理について学習する。
授業の進め方・方法:
講義形式で実施する
注意点:
(1)約10回の小テストを行うので、必ず自宅で復習をすること
(2)半導体デバイスは船舶のみならずあらゆる場所で利用されており、日頃から目を向けること
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
波動性、粒子性 |
波動の基礎知識 光の干渉 回折を理解する
|
2週 |
波動性、粒子性 |
光電効果 と 光量子を理解する
|
3週 |
波動性、粒子性 |
粒子の波動性 波動のエネルギー運動量を理解する
|
4週 |
原子の構造 |
原子と周期律表の関係を理解する
|
5週 |
原子の構造 |
原子スペクトル ラザフォードの実験について学習する
|
6週 |
量子化 |
ボーアの原子モデルについて理解する
|
7週 |
量子化 |
エネルギー順位について理解する
|
8週 |
シュレーディンガー方程式 |
シュレーディンガー方程式について学習する
|
2ndQ |
9週 |
シュレーディンガー方程式 |
井戸型ポテンシャルによるエネルギー順位の存在及びステップ障壁とトンネル効果について理解する
|
10週 |
シュレーディンガー方程式 |
水素原子とシュレーディンガー方程式の関係を理解する
|
11週 |
シュレーディンガー方程式 |
角運動量量子数と磁気量子数の関係を理解する
|
12週 |
電子スピンと統計 |
電子スピンとパウリの排他原理の関係を理解する
|
13週 |
半導体 |
エネルギーバンドとPN 半導体及び結晶構造について理解する。
|
14週 |
半導体 |
半導体回路とPN半導体の関係を理解し回路に応用できる。
|
15週 |
学年末試験 |
|
16週 |
答案返却・解説 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 力学 | 物体の運動エネルギーに関する計算ができる。 | 3 | 前2,前3 |
力学的エネルギー保存則を様々な物理量の計算に利用できる。 | 2 | 前2,前3,前5,前7,前9,前12 |
物体の質量と速度から運動量を求めることができる。 | 3 | 前2,前3 |
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。 | 3 | 前1,前8 |
角運動量を求めることができる。 | 3 | 前10,前11 |
波動 | 波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。 | 3 | 前1 |
横波と縦波の違いについて説明できる。 | 1 | 前1 |
波の重ね合わせの原理について説明できる。 | 1 | 前1 |
波の独立性について説明できる。 | 2 | 前1 |
定常波の特徴(節、腹の振動のようすなど)を説明できる。 | 1 | 前1 |
波の反射の法則、屈折の法則、および回折について説明できる。 | 2 | 前1 |
弦の長さと弦を伝わる波の速さから、弦の固有振動数を求めることができる。 | 2 | 前1,前8 |
共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。 | 1 | 前1,前8 |
自然光と偏光の違いについて説明できる。 | 2 | 前1 |
電気 | 導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前10,前13,前14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 小テストレポート | ポートフォリオ | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 20 | 0 | 60 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 10 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |