防災計画論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 防災計画論
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 建築学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 現代建築学 建築防災・安全 鹿島出版会
担当教員 川中 彰平

到達目標

1)建築防災の原論として基本的な建築と安全や建築災害の動向などを理解する
2)建物火災と防火計画の中の燃焼の基礎理論や防火計画、避難計画などを理解する
3)火災以外の建築災害の防止策や安全対策について理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築防災の原論の建築と安全や建築災害の動向などを理解できる建築防災の原論の建築と安全や建築災害の動向などをある程度理解できる建築防災の原論の建築と安全や建築災害の動向などをある程度理解できない
評価項目2建築火災と防火計画の、燃焼の基礎理論や防火計画、避難計画について理解できる建築火災と防火計画の、燃焼の基礎理論や防火計画、避難計画についてある程度理解できる建築火災と防火計画の、燃焼の基礎理論や防火計画、避難計画について理解できない
評価項目3火災以外の建築災害の防止策や安全対策について理解できる火災以外の建築災害の防止策や安全対策についてある程度理解できる火災以外の建築災害の防止策や安全対策について理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 B-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築物は意匠的であると同時に利用者の命を守る器であることが求められる。本講義は建築と安全の観点から、災害、とりわけ火災に対する基礎理論と防災計画のあり方を学ぶ。
授業の進め方・方法:
鹿島出版会の「建築防災・安全」を教科書として授業を進めるが、講師の実務経験から実際の建築計画において防災計画がどのようになされているか実例とともに学ぶことも重視する。
注意点:
オフィスアワー火・水 16:00〜17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス、建築と安全 ・授業の進め方について理解する
・建築物と災害とのかかわりについて理解する
2週 建築災害の動向 ・我が国における過去の災害の歴史と防災計画の変遷について理解する
3週 危険事象の特性 ・建築災害を引き起こす事象の一般的な性状について理解する
4週 安全のための人間工学 ・人間と災害の密接な関わりについて理解する
5週 安全性能の評価 ・建築物の危険性の評価あるいは防災対策の有効性の評価について理解する
6週 建築火災と防火計画 ①燃焼の基礎理論 ・燃焼のメカニズムについて理解する
7週 建築火災と防火計画 ②建物火災の性状 ・建物火災の特質とその性状について理解する
8週 建築火災と防火計画 ③防火計画の総論 ・建築防火計画について理解する
2ndQ
9週 建築火災と防火計画 ④延焼拡大防止計画 ・延焼拡大防止計画について理解する
10週 建築火災と防火計画 ⑤防排煙計画 ・防排煙計画について理解する
11週 建築火災と防火計画 ⑥避難計画 ・火災における避難計画について理解する
12週 建築火災と防火計画 ⑦消防支援計画 ・火災における消防支援計画について理解する
13週 その他の災害防止と安全対策 ①日常災害の防止 ・墜落、落下事故等日常災害の防止について理解する
14週 その他の災害防止と安全対策 ②地震災害の防止 ・設備類の破損防止など、構造以外の地震災害の防止策について理解する
15週 その他の災害防止と安全対策 ③その他の災害防止 ・風水害、雪害、犯罪などの災害防止策について理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合08000200100
基礎的能力000010010
専門的能力0400010050
分野横断的能力040000040