デジタルプロセス工学

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 デジタルプロセス工学
科目番号 1302 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学専攻(連携プログラム) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適時資料を配布
担当教員 浅尾 晃通

到達目標

本科で学習した「工作実習」、「機械工作法」、「機械加工学」、「精密加工」を基礎として、それらを総合して応用することができる。
機器の設計時に加工精度、加工能率を考慮した設計ができる。
製品の機能、精度を考慮しCADによる設計ができる。
加工現象を考慮して、適切な工具経路が生成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ものづくりの歴史・変遷についてものづくりの歴史、産業革命時のものづくりの在り方などの概要を理解でき、的確な内容でまとめ、説明できるものづくりの歴史、産業革命時のものづくりの在り方などの概要を理解でき、その内容をまとめることができるものづくりの歴史、産業革命時のものづくりの在り方などの概要を理解でき、概要的に説明できる
生産工程と生産活動の関係生産工程、物流、生産活動とこれらの技術について理解でき、的確な内容でまとめ、説明できる生産工程、物流、生産活動とこれらの技術について理解でき、その内容をまとめることができる生産工程、物流、生産活動とこれらの技術について理解でき、概要的に説明できる
技術情報理解生産活動、技術情報と物流の関係を理解し、的確な内容でまとめ、説明できる生産活動、技術情報と物流の関係を理解し、その内容をまとめることができる生産活動、技術情報と物流の関係を理解し、概要的に説明できる

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ものづくりを「設計」、「加工」、「検査」の観点からとらえ、ただ単に生産加工技術の現状技術を講義するだけでなく、過去の加工技術と最先端の加工技術との関連を解説し、これからの加工技術(ものづくり)の指針を学習する。
講義では、大量生産の代名詞である「金型」や精密機能部品である「軸受」「歯車」、これらを組合せた自動車の生産技術を理解する。また、身近にある製品を例に上げ、その製造工程を自ら考え、文献やインターネットを使って調査する。
授業の進め方・方法:
机上だけでは理解が困難な精密機械加工(軸受けの製造工程など)や機械加工技術の集約である金型について、設計(CAD)から加工(CAM)までを講義する。
また、課題に沿って3次元CADによる形状設計からCAMによる工具経路生成、さらにはDNCを利用した形状加工までを実習する。
さらに、外国人研究者による英語での講義・ディスカッションがあり、国際学会での発表を前提とした心構えも学習する。
注意点:
シラバスに沿った、事前学習・事後学習を行うこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス:シラバス説明、授業スケジュール、
2週 自動車の製造技術 過去の自動車の製造技術を理解し、説明できる
3週 半導体製造技術者による講義 現在の半導体の製造技術を理解し、説明できる
4週 生産技術の歴史(1) 未来の自動車の製造技術を説明できる
5週 生産技術の歴史(2) 過去の生産技術の歴史を通して、生産技術の基礎を理解し、説明できる
6週 生産技術の歴史(3) 現在の生産技術から基礎的な製造技術の説明ができる
7週 機械要素(ねじ、軸受)の製造技術 機械要素の製造技術を理解し、説明できる。
8週 歯車の製造行程(1) 歯車の設計から製造法(創成歯切り、成形歯切り)を理解し、説明できる
4thQ
9週 歯車の製造行程(2) 最新の歯車製造法について理解し、説明できる
10週 鉄鋼材料の製造工程(1) 製鉄工程を理解し、説明できる。
11週 鉄鋼材料の製造工程(2) 鉄鋼材料の製造法を理解し、説明できる
12週 金型について 金型の構造・特徴を理解し、説明できる
13週 金型用CAD/CAM演習(1) CADによる金型成形を前提とした製品設計を説明できる
14週 金型用CAD/CAM演習(2) CAMを使った工具経路生成を理解し、説明できる
15週 定期試験
16週 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000