特別演習II

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 特別演習II
科目番号 C1701 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習(オムニバス形式) 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 資料を配布する
担当教員 青木 優介,原田 健二

到達目標

・環境建設工学分野についての幅広い基礎知識と専門知識を有し、技術士一次試験問題レベル(基礎,適性,専門問題)に概ね正答することができる。
・自らの研究計画や研究成果などを,指定の様式にしたがい,他者にわかりやすく提示することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
環境建設工学分野についての幅広い基礎知識と専門知識技術士一次試験レベルの問題 (共通問題&専門問題)に正答することができる。技術士一次試験レベルの問題 (共通問題&専門問題)に概ね正答することができる。技術士一次試験レベルの問題 (共通問題&専門問題)を正答できない。
指定の様式への対応と他者へのわかりやすい提示指定の様式に完全に対応し,他者にもわかりやすく提示できる。指定の様式にある程度対応し,他者にもある程度わかりやすく提示できる。指定の様式に対応できず,他者にもわかりやすく提示できない。

学科の到達目標項目との関係

専攻科課程 B-2 説明 閉じる
JABEE B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環境建設工学には,技術者倫理や数学、物理、情報、確率・統計、工業英語を基礎とし、土木材料、施工、建設マネジメント、構造工学、地震工学、維持管理工学、地盤工学、水工学、土木計画学、交通工学、土木環境システムの分野がある。これらの幅広い基礎&専門知識の定着を具体的な演習問題等を通じてはかる。また、自らの研究計画や成果を他者に的確に提示するためには、指定の様式に従い,内容もかみ砕くなどの具体的な技術が必要である。これらの技術の向上を研究計画書および研究成果の要旨書などの作成演習を通じてはかる。【オムニバス方式】
授業の進め方・方法:
状況に応じて,遠隔授業ないしは対面授業で進める。
本科目は学修単位科目であり,自学自習が必要となる。
担当:1Q=青木,2Q=原田,3Q=原田,4Q=青木 で進められる。
注意点:
・ 自主的な取り組みが求められるが,常に,目的意識を持って取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(青木優介1) 1Qのガイダンス(概要・達成目標・評価方法等)について理解できる。
2週 学修内容の振り返りと今後の学修計画(青木優介2) これまで学んできた科目の記録を確認し,今後の学修計画を立てられる。
3週 研究計画書作成演習(青木優介3) 研究計画作成のための,チェックシートを自作できる。
4週 研究計画書作成演習(青木優介4) 自作したチェックシートに基づいて,過去の研究計画例を評価できる。
5週 研究計画書作成演習(青木優介5) 指定の様式にしたがって,自らの研究計画書を作成できる。
6週 研究計画書作成演習(青木優介6) 指定の様式にしたがって,自らの研究計画書を作成できる。
7週 研究計画書作成演習(青木優介7) 指定の様式にしたがって,自らの研究計画書を作成できる。
8週 研究計画書作成演習(青木優介8) 指定の様式にしたがって,自らの研究計画書を作成できる。
作成した研究計画書を提出できる。
2ndQ
9週 ガイダンス(原田健二1) 2Qのガイダンス(概要・達成目標・評価方法等)について理解できる。
10週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二2) 技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
11週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二3) 技術士一次試験レベルの問題(基礎)の演習に取り組み、自己採点を行う。
12週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二4) 技術士一次試験レベルの問題(適性)の演習に取り組み、自己採点を行う。
13週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二5) 技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
14週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二6) 技術士一次試験レベルの問題(基礎)の演習に取り組み、自己採点を行う。
15週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二7) 技術士一次試験レベルの問題(適性)の演習に取り組み、自己採点を行う。
16週 予備 予備
後期
3rdQ
1週 ガイダンス(原田健二8) 3Qのガイダンス(概要・達成目標・評価方法等)
2週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二9)
技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
3週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二10) 技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
4週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二11) 技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
5週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二12) 技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
6週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二13) 技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
7週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二14) 技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
8週 技術士一次試験レベルの演習問題 (原田健二15) 技術士一次試験レベルの問題(専門)の演習に取り組み、自己採点を行う。
4thQ
9週 ガイダンス(青木優介9) 4Qのガイダンス(概要・達成目標・評価方法等)
10週 学修内容の振り返りと今後の学修見込み(青木優介10) これまで学んできた科目の記録を確認し,今後の学修見込みを立てられる。
11週 研究成果のまとめ作成演習(青木優介11) 研究成果まとめ作成のためのチェックシートを自作できる。
12週 研究成果のまとめ作成演習(青木優介12) 指定の様式にしたがって,自らの研究成果のまとめを作成できる。
13週 研究成果のまとめ作成演習(青木優介13) 指定の様式にしたがって,自らの研究成果のまとめを作成できる。
14週 研究成果のまとめ作成演習(青木優介14) 指定の様式にしたがって,自らの研究成果のまとめを作成できる。
15週 研究成果のまとめ作成演習(青木優介15) 研究成果をまとめたポスターを作成できる。
16週 予備日 予備日

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類について、説明できる。2
測量体系(国家基準点等)を説明できる。2
巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。2
光波・電波による距離測量を説明できる。2
単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。2
生じる誤差の取扱いを説明できる。2
種類、手順および方法について、説明できる。2
昇降式や器高式による直接水準測量を説明でき、測量結果から計算ができる。2
生じる誤差の取扱いを説明できる。2
測定結果から、面積や体積の計算ができる。2
地形測量の方法を説明できる。2
等高線の性質とその利用について、説明できる。2
単心曲線、緩和曲線、縦断曲線が説明できる。2
写真測量の原理や方法について、説明できる。2
GNSS測量の原理を説明できる。2
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。2
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。2
構造鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。2
橋の構成、分類について、説明できる。2
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。2
接合の定義・機能・種類、溶接と高力ボルト接合について、説明できる。2
鋼桁橋(プレートガーダー橋)の設計の概要、特徴、手順について、説明できる。2
水理水理学で用いる単位系を説明できる。2
静水圧の表現、強さ、作用する方向について、説明できる。2
平面と曲面に作用する全水圧の大きさと作用点を計算できる。2
浮力と浮体の安定を計算できる。2
完全流体の運動方程式(Eulerの運動方程式)を説明できる。2
比エネルギー、フルード数、常流と射流、限界水深(ベスの定理、ベランジェの定理)、跳水現象について、説明できる。2
層流と乱流について、説明できる。2
流体摩擦(レイノルズ応力、混合距離)を説明できる。2
河川の分類と流域について、説明できる。2
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。2
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。2
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。2
都市型水害と内水処理の対策について、説明できる。2
日本の水資源の現況について、説明できる。2
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。2
津波と高潮の特徴を説明できる。2
分野横断的能力創造性・デザイン能力創造性創造性工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。5前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験発表相互評価演習ポートフォリオその他合計
総合評価割合00010000100
基礎的能力000250025
専門的能力000250025
書類作成000500050