環境工学特論

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 環境工学特論
科目番号 0035 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて資料を配布
担当教員 大久保 努

到達目標

主に我が国の治水や利水にまつわる歴史や文化,地理的特徴について理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
治水・利水技術治水・利水技術を理解できる治水・利水技術を概ね理解できる治水・利水技術を理解できない
伝統的河川工法伝統的河川工法を理解できる伝統的河川工法を概ね理解できる伝統的河川工法を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
かつて四大文明は河川のもとで誕生しました。我が国の戦国時代では「川を治めるものは国を治める」といわれていました。河川と我々の暮らしは密接な関係があり,また,それぞれの時代で人と河川との関わり方も変化してきました。過去の歴史を学び,今後の我々と河川との関わりはどうあるべきかを考えます。
授業の進め方・方法:
・レポート課題(50%)と発表(50%)で評価する
・授業時間90分に対して参考図書等を活用して180分以上の自学自習を行うこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 講義の説明と図書の紹介
2週 私たちの暮らしと土木 河川における防災・減災技術を理解
3週 日本の近代土木を築いた人びと 土木史を理解
4週 民衆のために生きた土木技術者たち 土木史を理解
5週 高度成長期を支えた土木技術者たち① 土木史を理解
6週 高度成長期を支えた土木技術者たち② 土木史を理解
7週 レポート作成
レポート課題を説明
8週 レポート作成 レポートを作成し,お互いにレビューする
4thQ
9週 千葉県の治水・利水技術と歴史① 千葉県の治水・利水史を理解
10週 千葉県の治水・利水技術と歴史② 千葉県の治水・利水史を理解
11週 多自然川づくりと伝統的河川工法① 具体的な計画と設計法について理解
12週 多自然川づくりと伝統的河川工法② 具体的な計画と設計法について理解
13週 河川伝統工法 河川伝統工法を理解
14週 レポート作成 レポート課題を説明
15週 レポート作成 レポートを作成し,お互いにレビューする
16週 発表会 受講学生間で討議

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野水理河川の分類と流域について、説明できる。3後2
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。2後5,後6,後7
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。2後5
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。3後6,後7
都市型水害と内水処理の対策について、説明できる。3後6,後7
日本の水資源の現況について、説明できる。3後5,後6
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。3後3,後9
計画国土と地域の定義を説明できる。4後9
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4
風景、景観と景観要素について、説明できる。4
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。4後10,後11

評価割合

レポート発表合計
総合評価割合5050100
基礎的能力25025
専門的能力25025
分野横断的能力05050