到達目標
(1)現代社会の諸問題に対して、経済学の視点から考えることができる。
(2)社会問題に関する基本的な経済学概念を理解できる。
(3)現代社会の諸問題に対して、自分の観点およびその根拠を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 興味の対象となる社会問題の現状を正確に把握し、簡潔に説明できる。 | 興味の対象となる社会問題の現状を大きな間違いなく説明できる。 | 興味の対象となる社会問題の現状を説明できない。 |
評価項目2 | 関連する経済理論を理解し、分析に活用できる。 | 関連する経済理論に対して最低限の理解がある。 | 関連する経済理論を理解できない。 |
評価項目3 | 自力で必要な情報・データを収集し、分析の結果を理路整然と説明できる。 | 自力で必要な情報・データを収集し、まとめることができる。 | 自力で必要な情報・データを収集できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本課程は、現在の日本社会が直面している諸問題(少子高齢化や格差など)に対して、経済学の視点から、正しい知見と分析力で考察できることを目指す。具体的に、まず、その社会問題の現状を把握する。次に、関連する経済学の基礎知識を理解する(なるべく優しい数学を使う)。最後に、関心がある社会問題について、自力で情報・データを収集した上、習得した理論を用いて分析を行い、自分の観点や主張を説明する。
授業の進め方・方法:
教員単独で講義形式で行う。
注意点:
評価が60点以上において単位を認定する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスについて説明する。
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2週 |
効率性と公平性(政府の必要性) |
効率性と公平性に関する概念を理解できる。
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3週 |
社会保障の基本概念(1) |
社会保障の財源と給付の構造について理解できる。
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4週 |
社会保障の基本概念(2) |
世代会計の考え方を理解できる。
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5週 |
所得格差と所得再分配(1) |
ジニ係数など所得格差を示す指標を理解できる。
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6週 |
所得格差と所得再分配(2) |
日本社会の所得格差の現状を把握できる。
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7週 |
所得格差と所得再分配(3) |
所得再分配のあり方を理解できる。
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8週 |
貧困と低所得層支援 |
貧困問題についての基本概念を理解できる。
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2ndQ |
9週 |
少子化と子育て支援(1) |
日本社会における少子化の現状とその背景を把握できる。
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10週 |
少子化と子育て支援(2) |
子育て支援の経済学について理解できる。
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11週 |
公的年金の基礎理論(1) |
公的年金の基本的役割を理解できる。
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12週 |
公的年金の基礎理論(2) |
積立方式と賦課方式について理解できる。
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13週 |
公的年金の基礎理論(3) |
日本の年金制度の構造を把握できる。
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14週 |
学生発表(1) |
関心があるテーマについて情報・データを収集し、レポートを作成した上で発表する。他人の発表に対してコメントする。
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15週 |
学生発表(2) |
関心があるテーマについて情報・データを収集し、レポートを作成した上で発表する。他人の発表に対してコメントする。
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16週 |
成績評価・確認 |
講義のまとめと成績の確認を行う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 40 | 30 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 10 | 10 | 0 | 0 | 10 | 30 |
専門的能力 | 0 | 10 | 10 | 0 | 0 | 10 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 20 | 10 | 0 | 0 | 10 | 40 |