到達目標
1 企業経営に欠かせない基本的な視点を習得することで、企業経営者目線での社会課題を読み解く力を付ける。
2 企業経営における経営計画書の策定手順を習得する。
3 環境分析・経営戦略策定の実践的な実施手法を習得する。
3 企業経営における実践的なリーダーシップ・リスクマネジメント手法を取得する。
これらを習得した結果として、将来の企業経営者として、また創業者(起業家)として経営計画書を作成し、周囲を牽引できる能力を身に付ける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 社会環境やインフラ変化の影響、経営計画書の策定方法を論理的かつ網羅的に理解できた | 社会環境やインフラ変化の影響を理解し、経営計画書の策定方法も理解できた | 社会環境やインフラ変化の影響は理解できた |
評価項目2 | 企業の経営戦略、環境分析ノウハウを理解し、自らで精度よく実践的に対応する能力を身に付けた | 企業の経営戦略、環境分析ノウハウを習得した | 企業の経営戦略、環境分析を漠然と理解するにとどまった |
評価項目3 | リスクマジメントの理論やリーダーシップ論を理解し、精度よく分析する能力を身に付けた | リスクマジメントの理論やリーダーシップ論を理解し、基本的な分析ができるレベルに達した | リスクマジメント論やリーダーシップ論の理論の概念的理解にとどまった |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
社会環境の変化を経営の視点で捉え、これからの企業経営を如何にして組み立て、実践していくかの実践的なノウハウ
の習得を本講義の目的として教育する。この科目は、企業でリスクマネジメント、人材育成、事業戦略等を行っている
教員が「経営学」について講義するものである.
授業の進め方・方法:
<授業の進め方と授業の内容>
経営計画に関する環境分析・戦略策定、リスクマネジメント、リーダーシップの4点を軸に授業を進める。
・全ての授業は講義形式で行い、ソクラテスメソッドにより受講生の理解を深めるよう工夫する。
・授業計画における各週の「到達目標」は、この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
上記の「知識・能力」の習得の度合は、随時のショートレポートと、課題の経営計画書(環境分析・戦略策定)の2つで評価するものとし、経営計画書は定期試験に置き換えて評価する。評価割合は、レポート30点、課題70点とする。
なお、経営計画書については、環境分析の理解度、環境分析結果の経営計画への反映の精度の2点を主な評価指標とする。
<備考>
講義は,原則、 レジュメを配布して進めていく。
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
特になし。なお、将来、企業経営者や創業者(起業家)を志す学生にマッチした内容となっています。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、社会環境
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1.オリエンテーション 経営者の視点に立って、企業経営の基本を理解する。
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2週 |
経営戦略論 |
2.経営環境の理解 最近の経済情勢と経営環境を理解する。
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3週 |
経営戦略論 事業戦略 |
3.経営計画書のフレームワーク、経営計画の前提、思考方法、資源配分のためのPPM手法を理解する。
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4週 |
経営戦略論 環境分析① |
4.環境分析の目的・意義・全体像、PESTとSPECを理解する.
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5週 |
経営戦略論 環境分析② |
5.5Forces分析、バリューチェーン分析のポイントと留意点を理解する。
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6週 |
経営戦略論 環境分析③ |
6.3C分析、SWOT分析、およびクロスSWOT分析のポイントと留意点を理解する。
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7週 |
営業戦略論① |
7.営業プロセス設計と顧客課題の分析手法を理解する。
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8週 |
営業戦略論② |
8.マーケティング戦略とブランディング戦略を理解する。 【事例研究】
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2ndQ |
9週 |
経営組織論① |
9.企業会計の仕組みを理解する。 財務3表の仕組みと財務戦略
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10週 |
経営組織論② |
10.生産管理戦略を理解する。 業務プロセス改善の仕組みとBPR戦略
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11週 |
組織行動論① |
11.組織マネジメント戦略を理解する。 業務・人・情報のマネジメント
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12週 |
組織行動論② |
12.コミュニケーションのメカニズムを理解する。 【グループワーク】
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13週 |
行動経済学 |
13.人間が非合理な決定を行うメカニズムを、認知のクセ、状況、感情の視点から理解する。
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14週 |
コーポレートガバナンス |
14.企業に内在するリスクを踏まえた真のリスクマネジメントモデルを理解する。
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15週 |
SDGs |
15.SDGsの概要、カーボンニュートラルへの取組を切り口とした企業の付加価値向上戦略を理解する。
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16週 |
試験(経営計画書またはレポート提出) ※特に優れたものについては、プレゼンを想定 |
1~15の内容を踏まえ、スタートアップ事業の経営計画書を作成し提出してもらう.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 30 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |