日本語表現法

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語表現法
科目番号 0018 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 プロジェクトデザイン工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 丸山顯德編著『キャリアアップ国語表現法 二十二訂版』(嵯峨野書院)
担当教員 花澤 哲文

到達目標

1.社会人として不可欠な、履歴書・手紙・文章表現等に関する知識を活用できる。
2.自らの思考を的確に言語化するための方法・技術を実践できる。
3.他者の見解を正しく理解した上で、建設的に議論を展開することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会人として不可欠な、履歴書・手紙・文章表現等に関する知識を活用できる。社会人として不可欠な、履歴書・手紙・文章表現等に関する知識を身につけている。社会人として不可欠な、履歴書・手紙・文章表現等に関する知識が身についていない。
評価項目2自らの思考を的確に言語化するための方法・技術を実践できる。自らの思考を的確に言語化するための方法・技術について理解している。自らの思考を的確に言語化するための方法・技術を理解していない。
評価項目3他者の見解を正しく理解した上で、建設的に議論を展開することができる。他者の見解を踏まえつつ、自らの見解を述べることができる。他者の見解を踏まえつつ、自らの見解を述べることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会生活を営む上で求められる、実践的な日本語運用能力を涵養する。具体的には、履歴書やエントリーシート・志望動機書の書き方、また手紙・電子メールの利用法、小論文の構成法や表現実践などについて学習し、それらの知識・技術を活用できるようになることが、本講の主たる到達目標である。
授業の進め方・方法:
教員による講義と問題演習を中心とする。毎時間、実践形式の制作物に取り組み、ポートフォリオとして評価を受ける。
注意点:
学修単位科目であることに鑑み、受講態度に加えて、平素の課題への取り組み方を重視する。評価割合は平常点が30%、ポートフォリオが70%。成果物が評価の基軸となるが、受講態度が不適切である場合、相応に減点するので注意すること。受講者一人ひとりの主体的な授業参加を期待している。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、自己分析シート 1,自己分析を行うことで、どういった生き方や職業が向いているかについて思考を深めることができる。
2週 手紙の書き方(第16課・第17課) 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,手紙の書き方やそれに関するマナーについて、理解し実践できる。
3週 履歴書の作成(第19課) 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,履歴書の書き方やマナーについて理解し、それを実践できる。
4週 エントリーシートの作成(第20課) 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,ESや志望動機書の書き方や自己アピールの表現法を理解し、それを実践できる。
5週 文章の要約(第10課) 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,文章のポイントを抽出し、的確に要約できる。
6週 小論文ー「是か非か」形式① 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,「双括型」の論理構成を理解し、「是か非か」形式の小論文のアウトラインを作成できる。
7週 小論文ー「是か非か」形式② 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,「双括型」の論理構成を用いた小論文の作成ができる。
8週 レポートの作成(第23課) 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,引用のしかた、先行研究や様々な意見の集め方を理解し、その活用ができる。
4thQ
9週 論説文ー社会問題を論議する① 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,社説を読み、自分の意見を整理し、論説文のアウトラインを作成できる。
10週 論説文ー社会問題を論議する② 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,社説を咀嚼吟味したうえで、自らの意見を適切に主張する論説文の作成ができる。
11週 批評文を読む(第24課) 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,批評の文化的価値を提議したり判断したり、考察する力を深めることができる。
12週 ディベート(第12課) 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,議論に必要な情報を、適切に収集・整理することができる。
13週 レトリック(第13課) 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
2,相手の注意を引く、効果的な表現を活用できる。
14週 総まとめ、ポートフォリオの作成① 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
15週 総まとめ、ポートフォリオの作成② 1,主な常用漢字の読み書きができ、適切な表現方法を理解し活用できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00030700100
基礎的能力00030700100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000
0000000