フィールドワークⅡ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 フィールドワークⅡ
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(都市・環境系都市・環境コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし/自作プリント
担当教員 近藤 崇,松尾 優子,渡辺 暁央

到達目標

1.写真測量による地形図の作成について理解することができる.
2.各自で選択した専門分野のフィールドに関するテーマを設定し,グループで目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
フィールドワーク計画に沿って,フィールドワークを実施し,報告書にまとめることができ,説明できる.計画に沿って,フィールドワークを実施し,報告書にまとめることができる.計画に沿って,フィールドワークを実施,報告することができない.
写真測量写真測量の原理や方法について、説明できる.写真測量の原理や方法について、理解できる.写真測量の原理や方法について、理解していない.

学科の到達目標項目との関係

Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
各自で選択した専門分野のフィールドに関するテーマをグループで検討し,目的設定・実施計画・実施・考察を経て,報告書の作成,報告会での発表などを行う.
ドローンを使用した写真測量実習を行い,地形図を作成する演習を行う.
授業の進め方・方法:
はじめに,情報セキュリティー教育を行い,以降のフィールドワークなどで必要となる情報収集や学内外の方とのコンタクトをとる場合などその他必要な事項を学ぶ.
専門分野に関するフィールドワークは,グループに分かれて内容の検討,進め方の計画の立案・スケジュール作成,調査検討,討論,報告書の作成,報告会での発表を行う.
写真測量実習を通して,高低差の算出方法などについて演習を行う.
注意点:
グループごとに計画を立ての実施や屋外での実習や調査が主となるため,各自積極的に参加・協力し,欠席しないこと,また,周りの安全確認・配慮などを怠らないこと.
情報の取り扱いやセキュリティーに留意するとともに,協力者への礼儀にも注意すること.
なお,関連する分野の専門書等を精読し授業の理解を促進するために, 45時間の自学自習時間を要する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
情報セキュリティー教育
授業内容や実施方法を理解する.
インターネットを利用する上での様々な脅威を認識できる.
2週 専門分野に関するフィールドワーク1 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
3週 専門分野に関するフィールドワーク2 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
4週 専門分野に関するフィールドワーク3 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
5週 専門分野に関するフィールドワーク4 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
6週 専門分野に関するフィールドワーク5 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
7週 専門分野に関するフィールドワーク6 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
8週 専門分野に関するフィールドワーク7 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
2ndQ
9週 専門分野に関するフィールドワーク8 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
10週 専門分野に関するフィールドワーク9 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
11週 専門分野に関するフィールドワーク10 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
12週 専門分野に関するフィールドワーク11 テーマを設定し,目的,計画,調査,検討,討論,報告書の作成,報告会での発表などを行うことができる.
13週 写真測量実習1 ドローンによる空中写真測量の概要について理解できる.
14週 写真測量実習2 取得した写真から地形図作成の概要が理解できる.
15週 写真測量実習3 写真測量による高低差の算出方法が理解できる.
16週 なし

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量写真測量の原理や方法について、説明できる。4前13,前14,前15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
合意形成のために会話を成立させることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。2前1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。2前1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
複数の情報を整理・構造化できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。1前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
事実をもとに論理や考察を展開できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00