到達目標
1 物質量(モル)の概念を正確に理解する。
2 化学反応式を正確に記述できる。
3 溶液のpH、中和滴定の種々の計算ができる。
4 酸化還元滴定の種々の計算ができる。
5 電池や電気分解の反応を記述できる。
6 細胞内小器官を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 物質量の概念を十分に理解して、正確に計算できる。 | 物質量の概念を十分に理解して、概ね計算できる。 | 物質量の概念を十分に理解して、正確に計算できない。 |
評価項目2 | 化学反応式の量的関係を正確に理解している。 | 化学反応式の量的関係を概ね理解している。 | 化学反応式の量的関係を正確に理解していない。 |
評価項目3 | 溶液のpH、中和滴定の種々の計算が正しくできる。 | 溶液のpH、中和滴定の種々の計算ができる。 | 溶液のpH、中和滴定の種々の計算ができない。 |
評価項目4 | 酸化・還元反応を理解して、正確な反応式で示すことができる。 | 酸化・還元反応を理解して、反応式で示すことができる。 | 酸化・還元反応を理解できず、反応式で示すことができない。 |
評価項目5 | 電池や電気分解の反応を正しく示すことができる。 | 電池や電気分解の反応を概ね示すことができる。 | 電池や電気分解の反応を示すことができない。 |
評価項目6 | 細胞内小器官を正しく記述できる。 | 細胞内小器官を概ね記述できる。 | 細胞内小器官を記述できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1、2学年で学ぶ理科基礎と化学I, IIはCLコースの学生にとっては、専門教育過程において基礎となる重要な科目である。「理科基礎」、「化学」の実力を身につけるには演習によるトレーニングが重要である。本授業においては、1年次と2年次に履修した「理科基礎」と「化学」全般の演習を行う。
授業の進め方・方法:
後期週1コマで実施する。講義を主体とするが,演習問題などを演習し,授業時間中に答えの発表,質疑応答を実施します。
注意点:
化学基本事項の理解が必要です。最終成績は,2回の試験の平均点として算出します。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
モルの計算 |
液体、固体、気体のモルの計算を理解して、計算ができる。
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2週 |
溶液濃度の計算 (w/w%、V/V%、w/V%、mol/L、ppm、ppt) |
溶液の濃度(w/w%、V/V%、w/V%、mol/L、ppm、ppt)を求めることができる
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3週 |
気体の体積変化やそれに関連する法則
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気体の体積と物質量の計算ができる。
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4週 |
気体の状態方程式 |
理想気体の状態方程式を使って計算できる。
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5週 |
化学反応式の理解と計算 |
化学反応式の反応物や生成物を理解できて、化学量論的な計算ができる。
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6週 |
酸と塩基の理解と価数の計算 |
酸と塩基を正確に理解して、その価数を計算出来る。
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7週 |
酸・塩基と電離度の理解。濃い酸(アルカリ)から薄い酸(アルカリ)への作成 |
電離度から酸、塩基の強弱が説明できる。濃い酸(アルカリ)から薄い酸(アルカリ)への作成ができる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
HClを用いて一定体積、一定モル濃度のNaOHを滴定する際の計算、指示薬の選択、溶液のpH計算 |
中和滴定の計算ができる。指示薬の選択ができる。溶液中のpHを求めることができる。
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10週 |
酸化と還元 |
酸化と還元反応を正しく記述できる。
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11週 |
酸化剤と還元剤 |
酸化剤と還元剤の強さを計算できる。
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12週 |
電池 |
ダニエル電池や鉛蓄電池の反応を正しく記述できる。
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13週 |
電気分解 |
電気分解における量的関係を計算できる。
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14週 |
細胞内小器官 |
細胞内小器官を機能を正しく記述できて、分類できる。
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15週 |
後期期末試験 |
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16週 |
答案返却、解答 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 4 | |
中和反応がどのような反応であるか説明できる。 | 4 | |
中和滴定の計算ができる。 | 4 | |
酸化還元反応について説明できる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 物理化学 | 気体の法則を理解して、理想気体の方程式を説明できる。 | 3 | |
気体の分子速度論から、圧力を定義して、理想気体の方程式を証明できる。 | 3 | |
電池反応と電気分解を理解し、実用例を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |