到達目標
(1)グループワークにおける注意事項等を知り,グループワークにより課題解決を実施することができること。
(2)異なるコース間の学生とも合意形成することができること。
(3)エネルギーコース,応用化学・環境生命コースそれぞれの課題をグループで実施し,成果を発表することができること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | グループワークにおける注意事項等を知り,グループワークにより課題解決を実施することができること。さらに振り返りの手法によりより良い改善ができること。 | グループワークにおける注意事項等を知り,グループワークにより課題解決を実施することができること。 | グループワークにおける注意事項を知らない。あるいは、グループワークにより課題解決を実施できない。 |
評価項目2 | 異なるコース間の学生と合意形成し,協同して合意内容を向上させることができること。 | 異なるコース間の学生と合意形成することができること。 | 異なるコース間の学生と合意形成することができない。 |
評価項目3 | エネルギーコース,応用化学・環境生命コースそれぞれの課題をグループで実施し,考察や課題,その改善策を含んだ成果を発表することができること。 | エネルギーコース,応用化学・環境生命コースそれぞれの課題をグループで実施し,成果を発表することができること。 | エネルギーコース,応用化学・環境生命コースそれぞれの課題を検討することができない。または、実施したについての成果を発表することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
環境エネルギー工学系のエネルギーコースおよび応用化学・環境生命コースの2つの課題について、その解決策を検討し、実施する。課題は正解のない創造的な内容となっており、グループ内で協議し、解決策を検討することが必要であることから、授業の前半については、各グループに別れてグループワークの演習を実施し、グループワークの仕方を修得する。共同して作業を行うため,協調性,積極性,責任感,コミュニケーション力等様々な能力が必要となる。本授業を通じてその必要性を感じ,能力向上に努めてほしい。
授業の進め方・方法:
本講義では,E,C,Lコースの学生を混成し,4人1グループを編成する。第3週までは,全コース合同で,グループワークを用いた演習を実施し,グループワークの実施方法を修得する。4週以降からは半分に分かれてEコースの課題の班とC,Lコースの課題の班のそれぞれの課題をグループワーク等を実施して解決し,その成果を発表する。10週目以降はコースを入れ替わり,同様に実施する。成果発表の資料作成の時間等はあまり取れないので,時間外に実施する必要がある。
注意点:
グループワークや演習には真摯に取り組むこと(自己評価および班員どうしの相互評価を実施する)。また,レポート等の提出期限を厳守すること。ポートフォリオ(レポート)の点数の比率はグループワーク:CLレポート:Eレポート=10点:40点:40点とする。発表はCLでの発表、Eでの発表がそれぞれ5点である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション グループワーク演習1 |
本演習の内容や受講にあたっての注意事項を知る。 ファシリテーションとは何か説明できる。またグループワークを通じ,協同して課題を解決できる。
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2週 |
グループワーク演習2 |
グループワークを通じ,協同して課題を解決できる。図を
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3週 |
グループワーク演習3 振り返り演習(KPT法) |
グループワークを通じ,協同して課題を解決できる。 振り返りの手法を用いて,継続して改善を続けることができる。
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4週 |
エネルギーコース演習1 ダイオードラジオやアンテナの基本についての調査 |
ダイオードラジオやアンテナを製作するにあたりその基本事項(原理,回路など)について調査をすることができる。
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5週 |
エネルギーコース演習2 アンテナとラジオの製作 |
調査した結果をもとに,基本的なアンテナやダイオードラジオを製作することができる。
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6週 |
エネルギーコース演習3 アンテナの改良 |
製作したアンテナの改良をすることができる。
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7週 |
エネルギーコース演習4 改良アンテナによるラジオ受信と特性調査 |
改良アンテナを用いたラジオ受信を行い,特性を調べることができる。
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8週 |
レポートおよび発表資料作成 |
エネルギーコースの演習についての発表会用資料およびレポートを作成する。課題に応じて適切な発表資料とレポートを作成できる。
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2ndQ |
9週 |
エネルギーコース演習5 発表会
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4週かけて行った内容について発表を行うことができる。
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10週 |
応用化学・環境生命演習1 |
化学,生物の反応を用いた水処理法について調査し,水処理の原理について理解することができる.
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11週 |
応用化学・環境生命演習2 |
与えられた制約の中でいくつかの道具を利用して,水処理システムを計画することができる.
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12週 |
応用化学・環境生命演習3 |
浄化システムの試作・性能評価.計画を基に実際に水処理システムを製作し,その評価を行うことができる.
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13週 |
応用化学・環境生命演習4 |
浄化システムの改良を行い,再度評価を行うことができる.
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14週 |
レポートおよび発表資料作成 |
応用化学,環境生命コースの演習についての発表用資料およびレポートを作成する。課題に応じて適切な発表資料とレポートを作成できる。
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15週 |
応用化学・環境生命演習5 発表会 |
得られた成果について,資料を作成し,発表を行うことができる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 前2,前3 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | 前8 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 前1,前2,前3 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 前1,前2,前3 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | 前5,前6,前7,前11,前12,前13 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 前5,前6,前7,前11,前12,前13 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 前5,前6,前7,前11,前12,前13 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 10 | 0 | 0 | 90 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 90 | 0 | 90 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |