機械製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械製図Ⅰ
科目番号 0085 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(機械創造システムコース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 JIS機械製図(第5版)吉澤武男編著 森北出版
担当教員 入江 司

到達目標

1.物体の投影図を正確に描くことができる。
2.軸継手、軸受などの機械要素をJIS機械製図に則って製図ができる.
3.簡単な機械の部品図と組立図を描くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 物体の投影図を正確に描くことができる。物体の投影図を正確に描くことができる。物体の投影図を描くことが理解できる。物体の投影図を正確に描くことができない。
評価項目2 軸継手、軸受などの機械要素をJIS機械製図に則って製図ができる.軸継手、軸受などの機械要素をJIS機械製図に則って製図ができる.軸継手、軸受などの機械要素をJIS機械製図に則って理解できる。軸継手、軸受などの機械要素をJIS機械製図に則っての製図ができない。
評価項目3 簡単な機械の部品図と組立図を描くことができる。簡単な機械の部品図と組立図を描くことができる。簡単な機械の部品図と組立図を描くことが理解できる。簡単な機械の部品図と組立図を描くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
JABEE SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
JABEE SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。

教育方法等

概要:
1,2年生の基礎製図をさらに充実させ、JIS機械製図の規則に則って、機械要素の製作図および簡単な機械の部品図および組立図製作の方法を習得させる。
授業の進め方・方法:
テキストから課題を与える。質問事項があれば、随時回答する。
注意点:
課題の提出期限が非常に重要である。授業時間内に課題が終わらない場合は、家庭学習を行い、必ず指定された期日に提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
画法幾何学(図学)の基礎として、直線、角度、多角形などを描く
画法幾何学(図学)の基礎として、直線、角度、多角形などを描くことができる
2週 画法幾何学(インボリュート曲線、サイクロイド曲線) 画法幾何学(インボリュート曲線、サイクロイド曲線)を描くことができる
3週 画法幾何学(断面、相貫体、展開) 画法幾何学(断面、相貫体、展開)を描くことができる
4週 機械製図の基礎の復習(三角法)(1) 機械製図の基礎の復習(三角法)(1)を描くことができる
5週 機械製図の基礎の復習(三角法)(2) 機械製図の基礎の復習(三角法)(2)を描くことができる
6週 豆ジャッキの部品図 豆ジャッキの部品図を描くことができる
7週 豆ジャッキの部品図、組立図 豆ジャッキの部品図、組立図を描くことができる
8週 フランジ型固定軸継手の部品図(1) フランジ型固定軸継手の部品図(1)を描くことができる
2ndQ
9週 フランジ型固定軸継手の部品図(2) フランジ型固定軸継手の部品図(2)を描くことができる
10週 フランジ型固定軸継手の部品図・組立図 フランジ型固定軸継手の部品図・組立図を描くことができる
11週 空気タンクの組立図(1) 空気タンクの組立図(1)を描くことができる
12週 空気タンクの組立図(2) 空気タンクの組立図(2)を描くことができる
13週 空気タンクの組立図(3) 空気タンクの組立図(3)を描くことができる
14週 歯車ポンプの組立図(1) 歯車ポンプの組立図(1)を描くことができる
15週 歯車ポンプの組立図(2) 歯車ポンプの組立図(2)を描くことができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。3
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4

評価割合

課題発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000