概要:
【開講学期】春学期週2時間・夏学期週2時間
マテリアル・バイオ工学序論は、化学、材料、バイオを学ぶことの意義と本学科での勉学の際に考えるヒントを与えるために、マテリアル・バイオ工学コース教員がそれぞれの学問分野に関係した基本的な内容やその学問分野に関連する最新の話題を一回ごとに講師を変えながら講義・演習・実験を行う。また、各研究室を見学し、研究室や研究内容について理解を深める。
授業の進め方・方法:
マテリアル・バイオ工学の学問分野は、有機化学、無機化学、物理化学・分析化学、生物化学、化学工学、材料の7 分野に渡る。各教員、1回の講義を行う。なお、市内の工場見学を行い、まとめを提出する。
加えて、近年はツールとしてのIT利活用は必須スキルになっていることを踏まえ、サイバー攻撃と防御について、主要な攻撃の形態や実例と攻撃に対する防御方法を学ぶ。
注意点:
一般科目の化学が専門科目とどのように連携していくのかが重要となる。一般科目の化学の教科書との関連性に着目すること。また、どのような産業に関連するのか、身のまわりにどのように係わっているのかにも着目すること。なお、担当教員によって、講義場所が実験室になる場合もある。事前連絡に注意すること。
成績は授業に対する取り組み状況、レポート評価を100%として評価を行い、総合評価を100点満点として、60点以上を合格とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理 | 技術者倫理 | 工学や科学技術が人類に果たしてきた貢献、成果について説明できる。 | 3 | 前13,前14 |
科学技術の発展動向を踏まえ、現代社会における工学や科学技術の役割、意義について説明できる。 | 3 | 前13,前14 |
科学技術の発達が社会、環境、人々に対して与える影響や変化について説明できる(応用倫理学を含む)。 | 3 | 前13,前14 |
地域社会やわが国が直面している種々の問題について理解し、工学や科学技術の果たしうる貢献について考え、説明できる。 | 3 | |
国際社会や人類が直面している種々の問題について理解し、工学や科学技術の果たしうる貢献について考え、説明できる。 | 3 | |
現代社会の特徴を理解した上で、安全の確保、実現に向けた技術者の役割、責任について説明できる。 | 3 | |
専門職としての技術者の役割や責任について説明できる。 | 3 | |
法的責任の基本について説明できる。 | 3 | |
倫理的責任の基本について説明できる。 | 3 | |
専門職としての技術者が実務上要求される責任、配慮すべき問題に関して説明できる。 | 3 | |
国際的なフィールドでの実務で要求される責任、配慮すべき問題について説明できる。 | 3 | |
公正な研究活動の推進に向けて必要な知識や態度について説明できる。 | 3 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。 | 3 | 前15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 無機化学 | 価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。 | 1 | |
共有結合、イオン結合、金属結合について説明できる。 | 1 | |
水素結合、配位結合、ファンデルワールス力について説明できる。 | 1 | |
結晶の充填構造・充填率・イオン半径比など基本的な計算ができる。 | 1 | |
錯体化学で使用される用語(中心原子、配位子、キレート、配位数など)を説明できる。 | 1 | |
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。 | 1 | |