概要:
この講義は本校の教育目標のうち「基礎力」「倫理力」を養う科目である。具体的には、世界中における人類の歩みを、中世から近代に至るまで講義する。世界の成り立ちを様々な側面から取り上げ、時代性や地域性を理解できるようつとめる。
授業の進め方・方法:
個々の事件・事象を表象的に捉えるのではなく、それぞれの歴史的事実・事象の背景や因果関係について理解・考察できるよう留意し、歴史の流れを把握することに主眼を置く。授業は講義形式で行う。
注意点:
毎週金曜日の16時~17時をオフィスアワーとするので、質問などがある学生は研究室に来ること。再試験は実施しない。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
修学ガイダンス |
ガイダンス
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2週 |
歴史の特質と資料・近代化への問い |
歴史叙述における資料の重要性について理解し、説明できる。 近代化にともなう社会の変化について、資料を用いて問いを立てることができる。
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3週 |
18世紀の東アジア |
18 世紀の東アジア諸国がどのような関係を築いていったのかについて理解し、説明できる。
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4週 |
18世紀のヨーロッパとアジア |
18 世紀のアジア諸地域はどのように結びついていたのかについて理解し、説明できる。
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5週 |
産業革命のはじまり・世界市場の形成 |
産業革命がもたらした様々な変化について理解し、説明できる
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6週 |
東アジア国際関係の変化と日本の開国 |
19 世紀の東アジアが、西欧諸国とどのような関わりをもったのかについて理解し、説明できる。
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7週 |
世界経済の変化と日本の産業革命 |
産業革命がどのように世界に広まったのか理解し、説明できる。
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8週 |
前期中間試験 |
前期中間試験までの内容を理解できる
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2ndQ |
9週 |
市民革命と近代社会 |
市民革命はどのような社会のしくみを生み出したのかについて理解し、説明できる。
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10週 |
自由主義とナショナリズム |
19世紀の欧米諸国では、どのような国家形態が模索されたのかについて理解し、説明できる。
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11週 |
アジアの諸国家とその変容 |
19世紀のアジア諸地域では、どのような背景のもとにどのような政治的変化が生じたのかについて理解し、説明できる。
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12週 |
明治維新と東アジアの国際関係・ |
明治維新は、どのような国際環境のなかで起き、日本社会をどのように変えたのかについて理解し、説明できる。
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13週 |
立憲制の広まり |
19世紀後半の立憲制国家は、それぞれどのような特徴をもっていたのかについて理解し、説明できる。
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14週 |
帝国主義と植民地 |
帝国主義とは何か、また、帝国主義国の植民地獲得競争がどのようにくり広げられたのかについて理解し、説明できる。
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15週 |
前期末試験 |
前期末試験までの内容を理解する
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16週 |
前期末までの復習 |
前期末までに習った内容について、自らの問題点を把握し修正できる
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後期 |
3rdQ |
1週 |
日清戦争と華夷秩序の解体 |
日清戦争が東アジアの国際秩序にどのような影響を与えたのかについて理解し、説明できる。
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2週 |
帝国主義諸国の競合と国際関係 |
帝国主義国家どうしがどのような関係を築いたのかについて理解し、説明できる。
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3週 |
植民地支配と植民地の近代 |
植民地の人々がどのような支配を受けていたのかについて理解し、説明できる。
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4週 |
20世紀はじめの世界 |
20世紀初期、帝国主義に対して世界各地の人々はどのような態度を示したのかについて理解する。
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5週 |
近代化と現代的な諸課題① |
自由・制限、平等・格差、開発・保全、統合・分化、対立・協調などの観点を基に主題を設定し、事象の背景や原因、結果や影響などに着目して、多面的・多角的に考察できる。
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6週 |
近代化と現代的な諸課題② |
第5週で考察した結果を表現することを通して,現代的な諸課題の形成に関わる近代化の歴史を理解する。
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7週 |
国際秩序の変化や大衆化への問い・大衆社会の時代 |
大衆化によって、人々の生活がどのように変化したのかについて、諸資料から読み取り、多面的・多角的に考察し、表現する。
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8週 |
後期中間試験 |
後期中間試験までの内容を理解する
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4thQ |
9週 |
第一次世界大戦の展開 |
第一次世界大戦はどのように展開したのかについて理解し、説明できる。
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10週 |
国際協調体制の形成 |
第一次世界大戦後の国際協調体制について理解し、説明できる。
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11週 |
ソヴィエト連邦の成立と社会主義 |
ソヴィエト連邦の成立と、社会主義運動の拡大について理解し、説明できる。
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12週 |
アメリカ合衆国の台頭と大量消費社会 |
アメリカ合衆国の台頭と大衆文化の広がりについて理解し、説明できる。
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13週 |
アジアの経済成長と移動する人々 |
アジアの経済成長とそれぞれの地域の結びつきについて理解し、説明できる。
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14週 |
風刺画から国際状況を読み取ろう。 |
絵画資料からさまざまな情報を読み取り、20世紀前半の国際状況について考え、表現できる。
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15週 |
学年末試験 |
学年末試験までの内容を理解する
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16週 |
学年末までの復習 |
学年末まで習った内容について、自らの問題点を把握し修正できる
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後16 |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 2 | 後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |