細胞工学(3416)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 細胞工学(3416)
科目番号 4C43 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位A: 1
開設学科 産業システム工学科マテリアル・バイオ工学コース 対象学年 4
開設期 秋学期(3rd-Q) 週時間数 3rd-Q:2
教科書/教材 高等学校 生物(東京書籍)、 教員作成資料
担当教員 山本 歩

到達目標

1.DNA・RNAおよび染色体の構造を理解し説明できる。
2.セントラルドグマ(DNA複製、転写、翻訳)の基本的な仕組みを理解し説明できる。
3.原核生物の転写調節メカニズムを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
DNA・RNAおよび染色体の構造を理解する。DNA・RNAおよび染色体の立体構造を理解し、適切な語句を用いて説明できる。DNA・RNAおよび染色体の立体構造を部分的に理解し、適切な語句を用いて説明できる。DNA・RNAおよび染色体の立体構造を部分的に理解できず、説明できない。
セントラルドグマの仕組みについて理解する。DNA複製、転写、翻訳の基本的な仕組みについて理解し、適切な語句を用いて説明できる。DNA複製、転写、翻訳の基本的な仕組みについて部分的に理解し、適切な語句を用いて説明できる。DNA複製、転写、翻訳の基本的な仕組みについて理解できず、説明できない。
原核生物の転写調節機構について理解する。原核生物の転写制御に関わる因子や調節方法をよく理解し、適切な語句を用いて例を挙げて説明できる。原核生物の転写制御に関わる因子や調節方法を部分的に理解し、適切な語句を用いて例を挙げて説明できる。原核生物の転写制御に関わる因子や調節方法を理解できず、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では、学習単位科目として週2時間開講する。細胞工学ではDNAを中心としたセントラルドグマの仕組みや原核生物における転写調節機構を理解するものであり、本科5年生で学習する分子生物学の基盤となる学習内容である。
授業の進め方・方法:
本授業ではDNAを中心としたセントラルドグマの仕組みや電荷駆生物の遺伝子調節機構を基礎とした遺伝子レベルから細胞レベルまでの生命現象を取り扱う。授業は講義形式およびグループワークによる調査、発表等により構成される。
成績は到達度試験80%、課題・宿題を20%として評価を行い、総合評価を100点満点として、60点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を伝達する。総合評価が60点未満の場合、補充試験の実施を行うが、その場合、補充試験成績80点以上を合格とし総合評価を60点とする。
注意点:
第3学年の生物化学で修得している知識と密接に関連していることから適宜復習しながら受講すること。また、自ら積極的に同分野に関する知見を収集し理解を深めること。自学自習の成果は宿題によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 細胞工学分野に関する導入。DNAの構造① 細胞工学分野の全体像を理解する。DNAの構造について理解する。
2週 DNA、RNA、染色体の構造② DNA、RNAおよび染色体の構造について理解する。
3週 セントラルドグマ① DNA複製の仕組みについて理解する。
4週 セントラルドグマ② 遺伝子の転写、翻訳の仕組みについて理解する。
5週 原核生物の転写制御機構① ラクトースオペロンやアラビノースオペロン、トリプトファンオペロン等の転写調節について理解する。
6週 原核生物の転写制御機構② ラクトースオペロンやアラビノースオペロン、トリプトファンオペロン等の転写調節について理解する。
7週 原核生物の転写制御機構③ ラクトースオペロンやアラビノースオペロン、トリプトファンオペロン等の転写調節について理解する。
8週 到達度試験、答案返却とまとめ 到達度試験により理解度を把握する。到達度試験の答案解説および総まとめにより全体の理解を深める。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表・課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000