マテリアル・バイオ工学演習Ⅰ(8007)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 マテリアル・バイオ工学演習Ⅰ(8007)
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学専攻マテリアル・バイオ工学コース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教員作成資料
担当教員 新井 宏忠

到達目標

1. 各分野における基礎学力の修得
2. 俯瞰力、応用力の養成
3. 論理的表現によるプレゼンテーション能力の養成

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ものづくりものづくりのための計画、調達、製造、評価の一点の流れを自ら設定できる。担当教員の助言により、ものづくりのための計画、調達、製造、評価の一点の流れを自ら設定できる。担当教員の助言があっても、ものづくりのための計画、調達、製造、評価の一点の流れを自ら設定できない。
論文レビュー・発表自身の研究テーマに関係する複数の英語論文をまとめ、その分野の課題やテーマの新規性を論理的に他者に説明・解説することができる。自身の研究テーマに関係する複数の英語論文をまとめることができる。自身の研究テーマに関係する複数の英語論文をまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる
地域志向 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【前半】
授業で学んだ項目を「知っていること」と「使えること」には隔たりがあり、実務では後者の応用力・適用力が重視される。学問が細分化され、より複雑な問題を解決する能力が強く求められており、旧来の暗記型ではなく、学んだ知識を有機的に結び付けて相互作用を起こすことで「使える」知識となる。この点において、近年、STEAM教育が着目されており、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)。芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics)の5つの観点を複合させ、課題発見力、俯瞰的かつ多角的な視点、新たな価値を創造する力を身に付けることにある。「A」の概念は従来の専門的な授業では不足しており、「感性」と「知識」を協同させる必要がる。そこで本授業において、五感に訴えるものづくりを通じて、これを養うことを目標とする。
【後半】
研究において、新規性やオリジナリティを発揮するには最新の研究成果をレビューし、世の中の動向を把握することで、自分の研究内容の位置づけを明確にする能力が求められる。また、研究職であれば、新規性の確認、製造職であれば世の中の流れを把握することで、自ら課題を設定することが重要となる。そこで自身の研究に関する論文レビューにより、これを養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
【前半】ある題材をテーマに、自身で必要なもの、スケジュール、方法などの段取りを整え、ものづくりを実践する。
【後半】研究テーマに関連した論文をまとめるとともに、自身の研究テーマの新規性・目的を授業時間内に発表する。

〇評価方法
・レポート70%、レビュー発表30%の割合で評価する。
・総合評点は100点満点として、60点以上を合格とする。
・補充試験は実施しない。
注意点:
・前半のものづくり体験は必要な資材等の手配など、全体スケジュールを勘案して進めること
・後半のレビュー発表は、学生間の相互評価を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 ものづくり計画立案①
3週 ものづくり計画立案②
4週 試作①
5週 試作②、再設計
6週 試作①
7週 製作①
8週 製作②
2ndQ
9週 製作③
10週 レビュー発表1
11週 レビュー発表2
12週 レビュー発表3
13週 レビュー発表4
14週 レビュー発表5
15週 レビュー発表6
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力化学・生物系分野(実験・実習能力)化学工学実験流体の関わる現象に関する実験を通して、気体あるいは液体の物質移動に関する原理・法則を理解し、物質収支やエネルギー収支の計算をすることができる。5

評価割合

レポート発表合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力303060
分野横断的能力40040