1. アースサイエンスの基礎が理解できる
2. 生物に共通な特徴と性質が説明できる
3. 持続可能社会を築くために必要な事柄が、科学的に理解できる
4. 学習内容に関連する課題やレポートを期日までに提出できる
概要:
理科各分野中で、物理、化学の教科として取り扱わない分野全般を学修する。特に、アースサイエンス、ライフサイエンスの分野の基礎を理解し、持続可能社会を築くために必要な資源科学、環境科学の分野でも科学的思考ができる基礎力をつけるようにする。
授業の進め方・方法:
前期はアースサイエンスを、後期はライフサイエンス中心に学習していく。各分野をそれぞれ専門とする複数の教員で担当し、前期後期の各期間で、主に担当する教員を交替する。
注意点:
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス配布、教科概要説明 ・宇宙の構成 ・宇宙の始まり、広がり、銀河と分布と銀河系 |
地球科学、生物学、環境科学の基礎を学ぶことを理解する。
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2週 |
・太陽の組成、構造 ・太陽の進化、 |
太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを理解している。
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3週 |
・太陽系の中の地球 ・地球型惑星、木星型惑星
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地球は大気と水で覆われた惑星であることを理解できる。
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4週 |
・地球の形、大きさ ・地球の内部構造、構成物質
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地球の概観、 地球の内部と活動、陸地および海底の大地形とその形成を理解している。地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。
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5週 |
・プレートの運動
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地球科学を支えるプレートテクトニクスを理解している。プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて理解している。
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6週 |
・火山活動と地震 ・火山と火成岩 |
地震の大きさと断層運動を理解している。
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7週 |
演習 |
地球の概観、 地球の内部と活動、
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8週 |
中間試験 |
既学習領域のまとめができている
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2ndQ |
9週 |
答案返却 ・地層と堆積岩 |
地球の歴史について理解している
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10週 |
・地球環境と生物界の変遷 ・化石と地質年代 |
地球環境の変化について理解している
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11週 |
・先カンブリア時代、古生代、中生代 ・大量絶滅、新生代 |
地球環境の変化について理解している
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12週 |
・大気と海洋 ・水と気象、エネルギー収支 |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。
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13週 |
・大気の循環、海洋の循環 ・温暖化、エルニーニョ、ラニーニャ ・日本の気候変化 |
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。
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14週 |
・気象災害、地震災害、火山災害 ・防災と環境保存 演習 |
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。地球温暖化の問題点、原因と対策について理解している。
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15週 |
期末試験 |
既学習領域のまとめができている
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16週 |
答案返却 |
既学習領域のまとめ理解ができている
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後期 |
3rdQ |
1週 |
生物の多様性と共通性 |
生物の共通性を、例を挙げて説明できる。
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2週 |
生命活動とエネルギー |
生命活動におけるエネルギーの流れを、関わる物質とともに説明できる。
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3週 |
生物と遺伝子 |
遺伝物質の発見の経緯を説明できる。
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4週 |
遺伝情報の分配 |
遺伝情報の流れをセントラルドグマに沿って説明できる。
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5週 |
遺伝情報とタンパク質の合成(1) |
DNA配列からタンパク質のアミノ酸配列に変換することができる。
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6週 |
遺伝情報とタンパク質の合成(2) |
DNA配列を解析し、コードされているタンパク質を同定することができる。
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7週 |
演習 |
後期前半の学習内容の復習をして、問題に答えることができる。
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8週 |
中間試験 |
後期前半の内容の理解を問う試験で、100点満点中80点以上を取ることができる。
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4thQ |
9週 |
体内環境、体内環境の調節 |
体内環境の調節機構を、神経やホルモンの観点から例を挙げて説明することができる。
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10週 |
免疫 |
体内の免疫系の機構に基づいて、生活に密接した現象を例を挙げて説明できる。
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11週 |
植生の多様性と分布、気候とバイオーム |
植生の遷移について説明できる。世界と日本のバイオームの分布を概説できる。
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12週 |
生態系とその保全 |
生態系における物質の循環とエネルギーの流れを説明できる。
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13週 |
発表準備 |
環境にまつわることを調べ、発表するための準備をして、要点をまとめることができる。
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14週 |
発表会 |
準備したものを発表し、他の人の発表も聞いて評価し、広く知識を得ることができる。
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15週 |
定期試験 |
後期後半の内容の理解を問う試験で、100点満点中80点以上を取ることができる。
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16週 |
答案返却 |
不正解だったところを復習し、次の機会には正解できる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。 | 3 | 前2,前7,前8,前12 |
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。 | 3 | 前3,前7,前8,前12 |
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。 | 3 | 前7,前8 |
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。 | 3 | 前4,前7,前8 |
マグマの生成と火山活動を説明できる。 | 3 | 前4,前6,前7,前8 |
地震の発生と断層運動について説明できる。 | 3 | 前4,前6,前7,前8 |
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。 | 3 | 前4,前5,前7,前8 |
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。 | 3 | 前5,前6,前7,前8 |
地球上の生物の多様性について説明できる。 | 3 | 後1,後7 |
生物の共通性と進化の関係について説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後7 |
生物に共通する性質について説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後7 |
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。 | 3 | 前7,前12 |
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。 | 3 | 前12 |
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。 | 3 | 前12,前13,前14 |
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。 | 3 | 前13,前14 |
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。 | 3 | 後11 |
世界のバイオームとその分布について説明できる。 | 3 | 後11 |
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。 | 3 | 後11 |
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | 後12 |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 3 | 後12 |
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。 | 3 | 後12 |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 3 | 後13 |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | 後13 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前14,後14 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 原核生物と真核生物の違いについて説明できる。 | 2 | 後1 |
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。 | 2 | 後1 |
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。 | 2 | 後1 |
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 2 | 後2 |
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。 | 2 | 後2 |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 2 | 後2 |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 2 | 後3 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 2 | 後4 |
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 2 | 後4 |
細胞周期について説明できる。 | 2 | 後4 |
分化について説明できる。 | 2 | 後5 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 2 | 後5 |
細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。 | 2 | 後9 |
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。 | 2 | 後9 |
情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。 | 2 | 後9 |
免疫系による生体防御のしくみを説明できる。 | 2 | 後10 |
生物化学 | ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 2 | 後5 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 2 | 後5 |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 2 | 後5 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 2 | 後6 |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 2 | 後6 |