歴史Ⅰ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 歴史Ⅰ
科目番号 0010 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科(建築デザインコース) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新選歴史総合』東京書籍
担当教員 原田 桃子

到達目標

(1)世界における社会と人類の進歩と発展の基本的事項について理解できる
(2)歴史に関する基本的な事象について、歴史的に見ること、考えることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(1)世界における社会と人類の進歩と発展の基本的事項について非常によく理解できる世界における社会と人類の進歩と発展の基本的事項について概ねよく理解できる世界における社会と人類の進歩と発展の基本的事項について理解できない
評価項目(2)歴史に関する基本的な事象について、歴史的視点や思考を非常によく身に着けている歴史に関する基本的な事象について、歴史的視点や思考を概ねよく身に着けている歴史に関する基本的な事象について、歴史的視点や思考を身に着けていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この講義は本校の教育目標のうち「基礎力」「倫理力」を養う科目である。具体的には、世界中における人類の歩みを、中世から近代に至るまで講義する。世界の成り立ちを様々な側面から取り上げ、時代性や地域性を理解できるようつとめる。
授業の進め方・方法:
個々の事件・事象を表象的に捉えるのではなく、それぞれの歴史的事実・事象の背景や因果関係について理解・考察できるよう留意し、歴史の流れを把握することに主眼を置く。授業は講義形式で行う。
注意点:
毎週月曜日の16時~17時をオフィスアワーとするので、質問などがある学生は研究室に来ること。再試験は実施しない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 修学ガイダンス ガイダンス
2週 歴史の特質と資料・近代化への問い 歴史叙述における資料の重要性について理解し、説明できる。
近代化にともなう社会の変化について、資料を用いて問いを立てることができる。
3週 18世紀の東アジア 18 世紀の東アジア諸国がどのような関係を築いていったのかについて理解し、説明できる。
4週 結びつくアジア諸地域 18世紀のアジア諸地域間にどのような関係が形成されたのかについて理解し、説明できる。
5週 18世紀のヨーロッパとアジア 18 世紀のヨーロッパとアジアの交易にどのような変化がみられたか理解し、説明できる
6週 ヨーロッパにおける主権国家体制の形成 ヨーロッパにおける主権国家の形成について理解し、説明できる
7週 産業革命のはじまり 産業革命がもたらした様々な変化について理解し、説明できる
8週 前期中間試験 前期中間試験までの内容を理解できる
2ndQ
9週 世界市場の形成 産業革命を経て世界経済がどのように変化したか理解し、説明できる
10週 東アジア国際関係の変化と日本の開国 19 世紀の東アジアが、西欧諸国とどのような関わりをもったのかについて理解し、説明できる。
11週 世界経済の変化と日本の産業革命 産業革命がどのように世界に広まったのか理解し、説明できる。
12週 市民革命と近代社会(1) 市民革命はどのような社会のしくみを生み出したのかについて理解し、説明できる。
13週 市民革命と近代社会(2)・自由主義とナショナリズム(1) ウィーン体制の成立と崩壊について理解し、説明できる
14週 自由主義とナショナリズム(2) 19世紀アメリカの動きを理解し、説明できる
15週 前期末試験 前期末試験までの内容を理解する
16週 前期末までの復習 前期末までに習った内容について、自らの問題点を把握し修正できる
後期
3rdQ
1週 アジアの諸国家とその変容 19世紀のアジア諸地域では、どのような背景のもとにどのような政治的変化が生じたのかについて理解し、説明できる。
2週 明治維新と東アジアの国際関係(1) 明治維新は、どのような国際環境のなかで起き、日本社会をどのように変えたのかについて理解し、説明できる。
3週 明治維新と東アジアの国際関係(2) 日本の近代化の動きにともない、東アジアの国際関係がどのように変化したかを理解し、説明できる
4週 立憲制の広まり(1) 19世紀後半の立憲制国家は、それぞれどのような特徴をもっていたのかについて理解し、説明できる。
5週 立憲制の広まり(2) アジアにおける立憲制の広がりについて理解し、説明できる。
6週 帝国主義と植民地(1) 帝国主義とは何か、また、帝国主義国の植民地獲得競争がどのようにくり広げられたのかについて理解し、説明できる。
7週 帝国主義と植民地(2) 帝国主義国家の植民地獲得競争の動きと植民地化への抵抗運動について理解し、説明できる。
8週 後期中間試験 後期中間試験までの内容を理解する
4thQ
9週 日清戦争と華夷秩序の解体 日清戦争が東アジアの国際秩序にどのような影響を与えたのかについて理解し、説明できる。
10週 帝国主義諸国の競合と国際関係(1) 帝国主義国家どうしがどのような関係を築いたのかについて理解し、説明できる。
11週 帝国主義諸国の競合と国際関係(2) 日清戦争・日露戦争によって帝国主義国家のアジアをめぐる動きについて理解し、説明できる。
12週 植民地支配と植民地の近代 植民地の人々がどのような支配を受けていたのかについて理解し、説明できる。
13週 20世紀はじめの世界(1) 20世紀初期、帝国主義に対して世界各地の人々はどのような態度を示したのかについて理解する。
14週 20世紀はじめの世界(2) 20世紀初期のアジア諸国の国民国家形成の動きについて理解する。
15週 学年末試験 学年末試験までの内容を理解する
16週 学年末までの復習 学年末まで習った内容について、自らの問題点を把握し修正できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後16
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。2
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000