地球環境

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 地球環境
科目番号 5Z018 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 教科書の指定はありません。
担当教員 竹本 仁美,谷口 光男

到達目標

1.自然環境と人間活動との関わりおよび自然災害との関係について理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自然環境と人間活動との関わりについて理解し、自然災害や防災について発展的な内容で説明できる。自然環境と人間活動との関わりや自然災害と防災について理解し、説明できる。自然環境と人間活動との関わりや自然災害と防災について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
近年頻発する自然災害は、様々な要因で引き起こされます。自然災害を考える上で自然と人間活動とを切り離すことはできません。この授業では、地球内部のはたらきや気候変動などに起因する自然災害をテーマに、災害発生の要因や防災の現状を学びます。多様化する自然災害に、文理を超えた分野横断的な視点を持ちながら対応することが求められています。これらの問題を、将来の我が国を担う技術者となるみなさんはどのように捉えていけばよいのでしょうか。授業を通して一緒に考えてみましょう。
授業の進め方・方法:
毎回資料を配布し、基本的に講義形式で授業を進めます。指定する教科書はありませんが、参考文献や論文を適宜紹介します。授業の内容によってグループワークを設定することがあります。授業の中では変動地形や自然災害に関する様々なデータを参照したり、WebGISを利用したりしながら,身近な地域を含む様々な地域の特徴を捉えられる場を適宜設定します。
注意点:
授業前の予習は求めませんが、授業後は配布した資料を再読し、復習を行ってください。新しく知った用語について調べたり、資料中に挙げている参考文献を参照して理解を深めましょう。地図帳やWebGISを積極的に活用するのも効果的です。
なお、本授業におけるポートフォリオはレポート課題および小テストの結果を評価します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業内容の説明
自然環境と災害
自然環境の中で起こる自然災害とはどのようなものか理解し、説明できる。
2週 自然災害と人間 自然災害が人間活動に及ぼす影響について理解し、説明できる。
3週 自然災害発生のメカニズム(1) 内的営力により引き起こされる自然災害について理解し、人間社会へに及ぼされる影響について説明できる。
4週 自然災害発生のメカニズム(2) 内的営力により引き起こされる自然災害について理解し、人間社会へに及ぼされる影響について説明できる。
5週 自然災害発生のメカニズム(3) 外的営力により引き起こされる自然災害について理解し、人間社会へに及ぼされる影響について説明できる。
6週 自然災害履歴の復元 過去の自然災害の歴史を知るための手法を理解できる。
7週 気候変動と自然災害 気候変動に起因する自然災害について理解し、説明できる。
8週 身近な地域の自然災害(1) 身近な地域で過去に発生した自然災害について理解し、説明できる。
2ndQ
9週 SDGsと防災 自然災害や防災とSDGsが関連していることを理解し、説明できる。
10週 自然災害と地理学 自然災害の解明や防災に関して、地理学的手法が活用されていることを理解し、説明できる。
11週 GISの活用と防災 GISの活用事例や研究事例を理解できる。
12週 ハザードマップ ハザードマップに関する基礎知識を習得し、その作成手法について理解できる。
13週 身近な地域の自然災害(2) 身近な地域のハザードマップを参照し、将来発生する可能性のある自然災害や防災について探求できる。
14週 環境問題と多様化する自然災害 人間活動により変容する地球環境と、多様化する自然災害との関連性を理解し、説明できる。
15週 期末試験 これまでの学習をふまえ、到達目標を達成できているか、確認できる。
16週 後期の振り返り(テスト返却と解説) これまでの学習をふまえ、到達目標を達成できているか、確認できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス・アースサイエンスライフサイエンス・アースサイエンス地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3前3,前4,前6,前7,前9,前10,前13,前14
人文社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3前2,前9,前14
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前14
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前1,前2,前6,前7,前9,前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000