到達目標
・現代の世界的な交流の歴史についての専門用語や知識を習得する。(小テスト・到達度試験)
・現代の国際情勢の変遷を理解し問いを表現することができる。(授業課題)
・現代史の資料を的確に読み取り、資料から読み取った情報について説明することができる。(授業課題・到達度試験)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代の世界的な交流の歴史についての専門用語や知識を理解し、説明することができる。 | 現代の世界的な交流の歴史についての専門用語や知識を理解できる。 | 現代の世界的な交流についての専門用語や知識を理解できない。 |
評価項目2 | 国際情勢の変遷について理解し、問いを表現することができる。 | 国際情勢の変遷について理解できる。 | 国際情勢の変遷について理解できない。 |
評価項目3 | 現代史の資料を的確に読み取り、資料から読み取った情報について説明することができる。 | 現代史の資料を的確に読み取ることができる。 | 資料から読み取った情報について説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP1 ◎
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ディプロマポリシー DP5 〇
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地域志向 〇
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教育方法等
概要:
【開講学期】秋学期週2時間
本授業では、第二次世界大戦以降の現代の日本と世界の歴史をさまざまな諸資料を用いて多角的に理解・考察する。第二次世界大戦以降、国際社会において、グローバル化、すなわち、世界の一体化がより急速に進展する。本授業では、そうした第二次世界大戦以降の世界秩序の形成、そして、現在においても各地で生じている地域紛争の歴史的背景をさまざまな歴史史料から読み取り、データを分析することにより問題の本質をより深く理解する力を養う。
本授業ではグループワークを行う。グループワークをつうじて、諸々の社会的技能を育成する。
授業の進め方・方法:
授業はアクティヴ・ラーニングの手法を基本として授業を実施する。授業の理解度に応じて授業内容を変更する可能性もある。
・教科書・資料集・『明解歴史総合ノート』・授業プリントを用いる。
・小テストについては、社会一般で使用されている歴史関連の用語を『明解歴史総合ノート』より出題する。
・適宜オンラインでの動画配信も行う。
・総合評価は小テスト(20%)と授業課題(20%)に取り組みつつ、到達度試験(60%)で評価する。
・総合評価を100点満点とし、60点以上を合格とする。
注意点:
・受講者には、主体的かつ積極的に授業に参加しつつ、授業中に自信の社会への理解や関心を表現することを強く求める。
・20世紀の歴史は、「非人道性」や「人間社会の暗部」についても垣間見ざるを得ない。授業で用いる資料の選別については慎重に取り扱うが、心理的な負荷がかかるものも多いのであらかじめ留意しておくこと。
・国際社会の情勢や現在の我々の社会状況への関心を常に持っておくこと。理系学問との関係も絶えず念頭に置きつつ、授業に意欲的に参加すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス グローバル化と私たち① 米ソ冷戦初期の世界と日本 |
授業に臨む上での注意事項並びに授業の概要について理解する。 冷戦によって生じた国際的な緊張と緩和のなかで日本がどのように復興したのかについて理解する。
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2週 |
グローバル化と私たち② 冷戦期に泥沼化した中東問題 |
冷戦期に生じた中東戦争の歴史的推移について理解する。
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3週 |
グローバル化と私たち③ ベトナム戦争で変容する国際社会 |
ベトナム戦争の原因と結果と現代社会に与えた影響について理解する。
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4週 |
グローバル化と私たち④ 東南アジアの経済成長と日本の貢献 |
東南アジアの経済成長において日本がどのような貢献をしたのかについて理解する。
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5週 |
グローバル化と私たち⑤ 冷戦終結と世界構造の変容 |
冷戦終結期に生じた各国における社会情勢について理解する
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6週 |
グローバル化と私たち⑥ 超大国アメリカの衰退とグローバル化 |
各国の地域紛争に超大国がどのように関わったのかについて理解する。
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7週 |
グローバル化と私たち⑦ 「歴史」はどのようにつくられるのか? |
「歴史」がどのようにつくられるのかについて理解する。
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8週 |
到達度試験 (答案返却とまとめ) |
答案返却とまとめ
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 後2 |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | 後2 |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5 |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | 後6,後7 |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 後1 |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後6,後7 |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | 後6,後7 |
評価割合
| 小テスト | 授業課題 | 到達度試験など | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 20 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 60 | 100 |