建築基礎製図Ⅱ(4401)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 建築基礎製図Ⅱ(4401)
科目番号 0303 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 日本建築学会編「第3版コンパクト建築設計資料集成」丸善
担当教員 金 善旭

到達目標

本科目では2つの住宅系課題に取組む。第1課題は住宅の設計である。与えられた敷地や家族構成を各自の解釈から創造的な生活の容器としての住宅を提案して欲しい。第2課題はタウンハウスの設計である。複数の家族の生活空間としての住戸の計画や、住戸が集合したときの共用空間や集合のメリットをどのように計画するかが問われる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1図面線の種類の使い分け、図面の完成度・精度が高い線の種類の使い分け、図面の完成度・精度がある程度出来ている線の種類の使い分け、図面の完成度・精度が低い
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 DP1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 DP4 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 DP5 説明 閉じる
地域志向 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「春学期週2時間、夏学期週2時間」
講義は、15名程度のグループを編成し、担当する教員から1対1の指導を受けながら各自課題に取組む。向上心をもち積極的かつ主体的に課題と取組むことが求められる。
授業の進め方・方法:
注意点:
提出期限は厳守のこと。課題作成にあたっては、必ず毎回担当教員のエスキース(指導)を受けること。エスキースは授業前に予め準備し授業に望んで欲しい。課題の相談ついては各担当教員に相談の上授業以外でも応じる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
第1課題説明:住宅の設計
2週 指導(エスキス①) スケッチ
3週 指導(エスキス②) 平面計画
4週 指導(エスキス③) 平面計画・ボリューム模型
5週 中間発表
6週 指導(エスキス④) ボリューム模型・図面の作成
7週 指導(エスキス⑤) 図面の作成・プレゼン指導
8週 課題提出・講評
2ndQ
9週 第2課題説明:タウンハウスの設計
10週 指導(エスキス①) スケッチ
11週 指導(エスキス②) 平面計画
12週 指導(エスキス③) 平面計画・ボリューム模型
13週 中間発表
14週 指導(エスキス④) ボリューム模型・図面の作成
15週 指導(エスキス⑤) 図面の作成・プレゼン指導
16週 課題提出・講評

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野製図与えられた条件を基に設計計算ができる。3前8,前16
建築系分野設計・製図文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3前6,前7,前14,前15
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。3前6,前7,前14,前15
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3前6,前7,前14,前15
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3前6,前7,前14,前15
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3前4,前6,前12,前14
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。2前8,前16
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。2前5,前13
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。2前3,前4,前11,前12
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。2前6,前7,前14,前15
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。2前8,前16
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。2前7,前8,前15,前16
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。2前3,前4,前11,前12
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。2前6,前7,前14,前15
建築における形態(ものの形)について説明できる。2前6,前7,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02000800100
基礎的能力0100030040
専門的能力0100040050
分野横断的能力000010010