到達目標
英語で書かれた工学系の一般向け文献を読む。
科学技術を歴史的背景との関係で学び、人文科学の観点から科学技術と社会との関係を考える。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 将来、研究をすすめるためのじゅうぶんな英語の読解力をもつ。 | 将来、研究をすすめるための基本的な英語の読解力をもつ。 | 将来、研究をすすめるための基本的な英語の読解力をもたない。 |
評価項目2 | 英語で書かれた科学技術の歴史に関する文献を理解することが主体的にできる。 | 英語で書かれた科学技術の歴史に関する文献を理解することができる。 | 英語で書かれた科学技術の歴史に関する文献を理解することができない。 |
評価項目3 | 西欧の文化・思想の発展をじゅうぶんに理解できる。 | 西欧の文化・思想の発展を理解できる。 | 西欧の文化・思想の発展を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP1 ◎
説明
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ディプロマポリシー DP6 〇
説明
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教育方法等
概要:
ロボット工学の歴史を含む概論を読みながら、ロボットとは何か、ひいては生命とは何か、さらには人間とは何か、といった哲学的な観点に至るまで学ぶ。とくに、西欧文明と日本などそれ以外の文化圏でのロボットに対する意識の違いなどについて考えることで、普遍的であると考えられている科学技術にも、文化の影響があることを理解する。英語圏の一般・学生読者向けの英文で書かれた基礎的な教養書を読んで理解できるようにするとともに、大学生の教養レベルの教科書を使用することで、工学的発想の背後にある欧米の思想・文化の一端に触れる。科学技術の歴史に関心のある学生、および、大学院進学を前提としている学生を対象とする。
授業の進め方・方法:
授業は基本的に英文和訳を課題とし、適宜解説・ディスカッション等を加えることで理解を促進する。じゅうぶんな予習が求められる。評価は試験と課題の提出をもっておこなう。
成績評価は課題の提出および試験を総合して判断する。60点以上をもって合格とする。
注意点:
教科書は英語圏で大学教養レベルの読者を想定して書かれたものを使用するため、事前の準備が必要である。英語の読解力を上げるために、必ず辞書を用いて自分で意味を取れるように努力することが必要だ。
ロボットを含めた科学技術の発達史全般、および西欧の文化史全般に対し、普段から興味をもち、知識を深めるようにすること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業方法の説明
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2週 |
You rely on robots every day. |
身の回りの見えないロボットについて知る
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3週 |
Robotics holds both promise and peril. |
新しい技術の課題について考える
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4週 |
What is a robot? – an e-puck robot. |
実験室のe-puck ロボット
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5週 |
The natural history of e-puck. |
ロボットの動きを観察する
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6週 |
What makes a robot? |
ロボットの構成要素をまとめる
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7週 |
What defines a robot? |
ロボットの定義を理解する
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
Robot autonomy |
ロボットの自律性を理解する
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10週 |
Robot intelligence |
ロボットの知性を理解する
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11週 |
A brief history of robotics |
ロボットの歴史を概観する
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12週 |
Humanoid and android robots |
人型ロボットの発展について
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13週 |
Toward robot companions |
ロボットと人との共存とは
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14週 |
The uncanny valley |
「不気味の谷」の示すロボットの課題を理解する
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15週 |
Robot-human interaction |
ロボットと人との相互作用について考える
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 50 | 100 |