到達目標
(1) 超伝導体の基礎物性や超伝導発現機構について微視的な立場から説明することができる。
(2) 磁性の起源や磁気秩序について微視的な立場から説明することができる。
(3) 超伝導体や磁性体を用いた応用技術について説明することができる。
【教育目標】C
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 超伝導体の基礎物性や超伝導発現機構について微視的な立場から明快に説明することができる。 | 超伝導体の基礎物性や超伝導発現機構について微視的な立場から説明することができる。 | 超伝導体の基礎物性や超伝導発現機構について微視的な立場から説明することができない。 |
評価項目2 | 磁性の起源や磁気秩序について微視的な立場から明快に説明することができる。 | 磁性の起源や磁気秩序について微視的な立場から説明することができる。 | 磁性の起源や磁気秩序について微視的な立場から説明することができない。 |
評価項目3 | 超伝導体や磁性体を用いた応用技術について明快に説明することができる。 | 超伝導体や磁性体を用いた応用技術について説明することができる。 | 超伝導体や磁性体を用いた応用技術について明快に説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
固体中の電子は,磁性や超伝導などの著しい相転移をはじめとする多彩な物理現象を引き起こす。本講義では,量子力学,固体物理学,統計物理学の基礎知識に基づき,固体の磁性や超伝導現象について,基礎から応用まで幅広く学ぶ。これらの巨視的量子現象について,ミクロな電子レベルでの観点から学ぶことで,その発現機構に対する理解を深める。
授業の進め方・方法:
授業は座学形式で配布資料に沿って行う。
資料はMoodleに掲載するので適宜参照のこと。
注意点:
【事前学習】
授業内容を確認し,授業項目に該当する配布資料や参考書を一読しておくこと。
【評価方法・評価基準】
課題(100%)で評価する。詳細については,第1回目の講義で告知する。
超伝導と磁性に関する基本事項の理解の程度を評価する。総合成績60点以上を単位取得とする。
自己学習レポートの未提出が4分の1を越えた場合は低点とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
超伝導と磁性の概要について理解できる。
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2週 |
超伝導の歴史 |
超伝導の歴史について理解できる。
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3週 |
超伝導の基礎① |
超伝導体の基本的性質について理解できる。
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4週 |
超伝導の基礎② |
超伝導の現象論について理解できる。
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5週 |
超伝導の基礎③ |
超伝導の発現機構について理解できる。
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6週 |
超伝導体の種類と特徴 |
超伝導体の種類と特徴について理解できる。
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7週 |
銅酸化物高温超伝導体① |
銅酸化物高温超伝導体の結晶構造・電子状態について理解できる。
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8週 |
銅酸化物高温超伝導体② |
銅酸化物高温超伝導体の物性について理解できる。
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4thQ |
9週 |
超伝導の応用技術 |
超伝導体を用いた応用技術について理解できる。
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10週 |
磁性の基礎① |
原子の磁気モーメントや磁性体の分類について理解できる。
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11週 |
磁性の基礎② |
磁性に関する物理量について理解できる。
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12週 |
常磁性・反磁性 |
常磁性と反磁性について説明できる。
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13週 |
磁気秩序と磁気相転移 |
強磁性,反強磁性,フェリ磁性について説明できる。
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14週 |
磁気異方性・磁化過程 |
磁気異方性と磁化過程について理解できる。
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15週 |
磁性体の応用技術 |
磁性体を用いた応用技術について理解できる。
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16週 |
まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |