無機・分析化学基礎

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 無機・分析化学基礎
科目番号 0018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 グローバル地域創生工学専攻(電気情報工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考図書1:「これだけは知っておきたいファインセラミックスのすべて第2版」日本セラミックス協会 編,日刊工業新聞社,参考図書2:「新版 入門機器分析化学」,その他:自製配布プリント等
担当教員 野中 利瀬弘

到達目標

1.固体材料を中心とした機能性材料の特徴と製品への応用例がわかる.
2.周期表と原子の性質の関係を理解でき,身近な材料との関連付けができる.
3.各種化合物の特性評価法がわかる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 固体材料を中心とした機能性材料の特徴と製品との関係を,例を挙げて説明できる.固体材料を中心とした機能性材料の特徴と製品との関係を,簡単に説明できる.固体材料を中心とした機能性材料の特徴と製品との関係を説明できない.
評価項目2周期表と原子の性質との関連性を論理的に説明でき,種々の製品との関連付けができる.周期表と原子の性質との関連性を簡単に説明でき,いくつかの製品との関連付けができる.周期表と原子の性質との関連性を論理的に説明できない.
評価項目3各種化合物の特性評価法を例を挙げて論理的に説明できる.各種化合物の特性評価法を簡単に説明できる.各種化合物の特性評価法を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
身近に存在する機能性材料に関する基本的な性質を学び,活用するための基礎的な知識や特性評価法の修得を目標とする.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う.必要に応じて適宜小テストを実施し,また演習課題やレポートを課す.
試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある.
注意点:
[評価方法]
・成績は試験結果80%,提出課題や授業態度を20%で評価し,合格点を60点とする.
・学年総合成績 =(後期中間成績+後期末成績)/2 × 0.8 + (演習課題など)× 0.2

[注意点]
・各分野で使用される材料にはどのようなものがあるか,事前に調べておくこと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス
1.材料の物性と用途について
(1)身近な先端材料
授業の進め方と評価の仕方を理解する.
身近な先端材料の物性と用途の関係がわかる.
2週 (2)材料の状態について 材料の結晶状態がわかる
3週 (3)原料と合成法Ⅰ 天然原料と人工原料の違い,合成法の特徴がわかる.
4週 2.無機化学の基礎
(1)電子の状態と基礎物性Ⅰ
電子配置と結合状態の関係がわかる
5週 (2)電子の状態と基礎物性Ⅱ 電子配置と結合状態の関係がわかる
6週 (3)電子の状態と基礎物性Ⅲ
電子配置と結合状態の関係がわかる
7週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する.
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
4thQ
9週 6.材料のキャラクタリゼーション
(1)定性分析と定量分析
各種分析法と評価法の概要がわかる
10週 (2)固体化学Ⅰ 結晶の幾何学的特徴がわかる.
11週 (3)固体化学Ⅱ 結晶の幾何学的特徴がわかる.
12週 (4)物理分析Ⅰ 機器を利用した表面分析法,Ⅹ線分析法など,物理分析の種類と特徴がわかる.
13週 (5)物理分析Ⅱ 機器を利用した表面分析法,Ⅹ線分析法など,物理分析の種類と特徴がわかる.
14週 (6)化学分析 機器を利用した化学分析の種類と特徴がわかる.
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する.
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
本授業のまとめ,および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他レポートなど合計
総合評価割合800000020100
基礎的能力3000000535
専門的能力3000000535
分野横断的能力00000000
思考・推論・創造への適用1000000010
総合的な学習経験と創造的思考力1000000010
態度・嗜好性(人間力)0000001010