到達目標
1. 与えられた研究テーマの研究背景や必要性が説明できる。
2. 課題解決のための研究手法が身につく。
3. 中間発表会で研究背景、研究上の工夫、達成内容を明確に説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自分の研究の独自性が説明できる | 研究背景や必要性が説明できる | 研究背景や必要性が説明できない |
評価項目2 | 研究手法に学生本人のアイデアが活かされている | 研究手法を理解し、使える | 研究手法が十分に理解出来ない |
評価項目3 | 明確なプレゼンテーションと質疑応答ができる | 発表会で明確な報告ができる | 発表会で明確な説明ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
準学士課程および専攻科課程で専門的およびその周辺領域の学修を基礎として,より高度な専門知識と技術を獲得する能力,複数の領域をまとめる総合力により,最良の解決策を導出し,実践できる能力を身につけることを目的とした研究活動をする。
地域課題解決型特別研究は,現状の地域ニーズとウオンツに直結した地域企業等との産学官連携研究,地域の社会実装研究をめざすグローバルな視点での研究である。
授業の進め方・方法:
学生自身が今年度設定された特別研究テーマの中から選択することで指導教員(博士号を持ち学位授与機構の認証を受けた教員)が決定する。決定した個々の指導教員のもと,それぞれ高度な専門技術に関する研究を行なう。さらに,学会での発表や投稿論文の作成など,技術者として生涯に亘って活躍できるコミュニケーション能力も養成する。
注意点:
[学習上の注意]
高度な研究技術を達成させるべく,普段から社会のニーズに対応したシーズとしての研究内容となるよう,最新の情報を文献やインターネットなどで調べることが必要である。
[評価方法]
指導教員と補助指導教員が次に示す方法で,2学年中間発表および修了研究発表を通じて総合的に評価する。
総合評価=研究状況(50%)+論文(30%)+発表(20%)
総合評価で60点以上を合格とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の進め方や評価方法について説明する。 以下のテーマに関わるテーマを選択し、研究を実施する。 |
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2週 |
<機械工学コース> 以下のテーマに関わるテーマを選択し、研究を実施する。 |
<電気情報工学コース> 以下のテーマに関わるテーマを選択し、研究を実施する。
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3週 |
1.バイオメカニズムおよびメカトロニクス技術に関する研究 |
1.高品質電力変換器の開発と応用
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4週 |
2.人間動作測定技術を用いたリハビリテーション機器の開発と評価 |
2.分数スロット巻誘導電動機を用いたPAM方式極数切換誘導電動機の特性算定法に関する研究
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5週 |
3.ロボットの応用技術に関する研究 |
3.スイッチトリラクタンス機の制御に関する研究
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6週 |
4.歩行や自転車運動による動作解析に関する研究 |
4.アンテナおよび高周波デバイスの開発と評価に関する研究
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7週 |
5.極低温流体を利用した医療用伝熱機器の流動・伝熱特性 |
5.機械学習の実装と応用に関する研究
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8週 |
6.パルス管冷凍機の冷却特性と作動流体挙動の関係 |
6.周期構造体の電磁波伝搬に関する研究
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2ndQ |
9週 |
7.メカトロニクス技術を応用した社会実装に関する研究 |
7.コンピュータグラフィックスとその応用に関する研究
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10週 |
8.精密位置決め装置に適用する平面減衰機構のシミュレーションと制御系設計 |
8.加速器とこれを応用した量子ビーム工学に関する研究
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11週 |
9.ソフトマター材料の分子ダイナミクスおよびその機械システムへの展開 |
9.Recognition of subjects mobility intention in an open environment experiment (歩行実験における被験者の移動意思の認識)
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12週 |
10.新規電極材料の最適設計および信頼性向上に関する研究 |
10.データマイニング、信号処理および人工知能を用いたデータ活用に関する研究
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13週 |
11.電気エネルギー援用による技術の高機能化に関する研究 |
11.電磁波等を用いた計測システムの開発と機械学習の応用に関する研究
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14週 |
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12.大規模高周波有限要素電磁界解析手法の確立とその応用
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15週 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
<物質工学コース> 以下のテーマに関わるテーマを選択し、研究を実施する。 |
<建設工学コース> 以下のテーマに関わるテーマを選択し、研究を実施する。
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2週 |
1.機能性高分子および生体高分子を用いた新規システムの構築 |
1.生物機能やバイオマスを活用した水環境の浄化およびアセスメントに関する研究
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3週 |
2.セルロースを基盤としたソフトマテリアルの開発 |
2.地震による被害の軽減に関する研究
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4週 |
3.無機・高分子材料の新規機能性発現および計測に関する研究 |
3.強風による構造物の被害に関する研究
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5週 |
4.酸化物セラミックス微粒子の調製に関する研究 |
4.交通系ビッグデータからの知識発見に関する研究
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6週 |
5.グリーンケミストリーに即した新規有機合成反応の開発 |
5.水環境システムにおける温室効果ガスの発生に関する研究
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7週 |
6.固体表面での化学反応に関する研究 |
6.地盤変形解析技術に関する研究
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8週 |
7.金属二次資源からの有用物質の高効率分離と機能化技術の開発 |
7.移動抵抗がまちの形成に与える研究
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4thQ |
9週 |
8.微生物が生産する有用物質の生合成に関する研究 |
8.都市及び地方計画におけるAI・IoT活用に関する研究
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10週 |
9.澱粉の構造と性質および利用用途 |
9.都市内の空間情報の観測および活用に関する研究
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11週 |
10.環境適応型新規有機合成反応の開発と有効利用法の探索 |
10.都市及び地方計画・まちづくりに関する研究
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12週 |
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11.持続可能な下水道の構築に関する研究
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 研究状況 | 理解度 | 創意工夫 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 30 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 5 | 25 |
専門的能力 | 10 | 10 | 10 | 30 |
思考・推論・創造への適用力 | 10 | 5 | 0 | 15 |
汎用的技能 | 15 | 5 | 5 | 25 |
態度・嗜好性(人間力) | 5 | 0 | 0 | 5 |