到達目標
原子の質量、原子の大きさ、電子の粒子性と波動性、を説明できる。ポテンシャル中の粒子の波動関数とエネルギー固有値や透過率を計算できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 原子の質量、原子の大きさ、電子の粒子性と波動性、をほぼ完全に説明でき、実際の現象とほぼ完全に関連づけることができる | 原子の質量、原子の大きさ、電子の粒子性と波動性、を説明できる | 原子の質量、原子の大きさ、電子の粒子性と波動性、を説明できない |
| ポテンシャル中の粒子の波動関数とエネルギー固有値や透過率をほぼ完全に計算でき、実際の現象とほぼ完全に関連づけることができる | ポテンシャル中の粒子の波動関数とエネルギー固有値や透過率を計算できる | ポテンシャル中の粒子の波動関数とエネルギー固有値や透過率を計算できない |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本学科の教育目標は電気現象を物理的側面から理解し、さらに数学的に解釈できる事を目標にしています。本科目は、電気電子情報分野でかかせない電子、原子などを理解する事が目標。電子は粒子であり波でもある。波とはどういう事かと言うと、電子は同時に場所Aにも場所Bにも存在する状態がある。つまり、複数の状態が共存している(状態の重ね合わせと言う)。この共存の様子を表すものが波(波動関数)である。この原理を応用した例として量子計算機がある。古典計算機は1あるいは0の状態を使って計算。量子計算機は1の状態も0の状態も同時に共存している状態(1でもあり0でもある状態)、つまり、状態の重ね合わせを使って計算する。量子計算の為には量子力学は必須。
授業の進め方・方法:
電子物性基礎とは何か?何を学ぶのか?我々の住む宇宙とは?並行宇宙は存在するか?光の波動性から粒子性への歴史的展開、電子の粒子性から波動性への歴史的展開、電子の波の性質を表す波動関数の求め方を解説。
注意点:
本学科の教育目標は電気現象を物理的側面から理解し、さらに数学的に解釈できる事を目標にしています。本科目は、電気電子情報分野でかかせない電子、原子などを理解する事が目標。電子は粒子であり波でもある。波とはどういう事かと言うと、電子は同時に場所Aにも場所Bにも存在する状態がある。つまり、複数の状態が共存している(状態の重ね合わせと言う)。この共存の様子を表すものが波(波動関数)である。この原理を応用した例として量子計算機がある。古典計算機は1あるいは0の状態を使って計算。量子計算機は1の状態も0の状態も同時に共存している状態(1でもあり0でもある状態)、つまり、状態の重ね合わせを使って計算する。量子計算の為には量子力学は必須。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス (なぜ電子物性基礎を学ぶのか?原子の質量、大きさを決めているものは?) |
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2週 |
物理学の歴史、光の波動性と粒子性 (光とは何?どのように理解されてきたのか?) |
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3週 |
ド・ブロイ波 (電子は複数の場所に共存する?電子は粒子であり波でもある?) |
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4週 |
ボルンの規則 (電子の二重スリットの実験(外村氏の実験)とは?発見確率とは?) |
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5週 |
シュレーディンガー方程式 (電子は波、その波を表す波動方程式とは?) |
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6週 |
無限井戸型ポテンシャル中の電子 (電子のエネルギーは、なぜ離散的に?) |
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7週 |
トンネル効果(電子がポテンシャルの壁を透過する確率は?) |
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8週 |
到達度試験 |
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |