情報工学実験Ⅰ(2340)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 情報工学実験Ⅰ(2340)
科目番号 0162 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 _電気情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 電気情報工学科教員作成テキスト
担当教員 鎌田 貴晴,釜谷 博行,細川 靖

到達目標

1.実験テーマの目的を理解し、目的を達成する為の実験の進め方を理解でき、自ら考え実行に移せる能力を身に付けること。
2.グループ内での各自の役割分担を決め、お互いに協力し合い、コミュニケーションを取りながら、責任を持って確実に遂行し実践する能力を習得すること。
3.1つの目標を協力して達成するプロセスを理解できること。
4.情報工学の基礎・専門技術を修得し、実験結果を理解し、考察が正確に伝わるレポートの作成とシステムの設計試作、発表会の資料作成とプレゼンテーションができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験テーマの目的を理解し、目的を達成する為の実験の進め方を理解でき、自ら考え実行に移せる実験テーマの目的を理解し、目的を達成する為の実験の進め方を理解でき、自ら考え実行に移せる実験テーマの目的を理解し、目的を達成する為の実験の進め方を理解できるが、自ら考え実行に移すことができない
評価項目2グループ内での各自の役割分担を決め、お互いに協力し合い、コミュニケーションを取りながら、責任を持って確実に遂行し実践するグループ内での各自の役割分担を決め、お互いに協力し合い、コミュニケーションを取りながら、責任を持って確実に遂行し実践するグループ内での各自の役割分担を決め、お互いに協力し合い、コミュニケーションを取りながら、責任を持って確実に遂行し実践できない
評価項目3複数の目標を協力して達成するプロセスを理解できる1つの目標を協力して達成するプロセスを理解できる1つの目標を協力して達成するプロセスを理解できない
情報工学の基礎・専門技術を情報工学の基礎・専門技術をさまざまなシステムの設計試作に活用できる情報工学の基礎・専門技術を特定のシステムの設計試作に活用できる情報工学の基礎・専門技術をシステムの設計試作に活用できない
正確に伝わるレポートの作成、発表会の資料作成とプレゼンテーションができ、討論できる正確に伝わるレポートの作成、発表会の資料作成とプレゼンテーションができる正確に伝わるレポートの作成、発表会の資料作成とプレゼンテーションができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本学科の教育目標の1つは、実験手法に従ってデータを収集・整理・解釈できる事である。本実験は講義により知識を習得しながら自分で深く考えると同時に、実際に実験を行い、問題点を把握し、試行錯誤しながら実験を進めていく事が重要であり、その過程が創造力の源となる。情報工学の基礎となる実験テーマや試作を、小人数で実験する事により、各個人の理解をより確かなものにし、各グループ内でコミュニケーションを多くとり議論・協議し一致協力して目標を達成する能力を身に付けることを目標にする。
授業の進め方・方法:
情報工学分野の主要なテーマにおいて、設計、評価、解析などを含んだ実験を行う。実験方法は1テーマ当たり4時間を1サイクルとする。3~5人を1グループとし、実験課題ごとに担当教員の指示に従って実験を行い、実験内容をより深く考え、グループの判断で自発的に実験を進める。後期は、情報工学のものづくりとして、あるテーマに基づくシステムの設計をハードウェアとソフトウェアに切り分けて行い、試作を行う。
注意点:
実験内容を理解しながら、スムーズに効率よく実施するため、予習をすること。電卓、グラフ用紙(テーマによっては片対数グラフ用紙)持参のこと。不可の場合、学年課程修了の際に、審議の対象となる。再試験は実施しない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 ディジタルICの特性
3週 SCRの静特性、トライアックによる単相交流電力制御
4週 ホール効果
5週 トランジスタスイッチ回路と論理回路
6週 レポート整理・フォローアップ
7週 トランジスタとFETの静特性
8週 サーミスタの静特性
2ndQ
9週 電源回路の特性
10週 保安機器に関する実験
11週 マイコンによるデータロガー実験
12週 補充実験日・発表会準備
13週 発表会準備
14週 発表会
15週 レポート整理・フォローアップ
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 要素技術の習得
3週 組み込みマイコンの基礎知識
4週 企画・システム設計
5週 企画書提出
6週 ハードウェア・ソフトウェア設計試作
7週 ハードウェア・ソフトウェア設計試作
8週 ハードウェア・ソフトウェア設計試作
4thQ
9週 中間報告提出
10週 ハードウェア・ソフトウェア設計試作
11週 システム統合調整
12週 システム統合調整
13週 プレゼンテーション準備
14週 発表会
15週 レポート整理・フォローアップ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート・発表・成果物実験取組態度合計
総合評価割合8515100
基礎的能力000
専門的能力8515100
分野横断的能力000