地理総合

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 地理総合
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「高等学校 新地理総合」(帝国書院)、「新詳高等地図」(帝国書院)、「高等学校 新地理総合ノート」(帝国書院)
担当教員 松岡 由佳

到達目標

1. 地球的課題やグローバル化の課題について、地図やデータを用いた考察ができる。
2. 世界の気候や自然環境と防災について、地図やデータを用いた考察ができる。
3. 地理的な情報や生活文化をめぐる現代的課題について、地図やデータを用いた考察ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球的課題やグローバル化の課題に関する発展的な学習項目を理解し、地図やデータを用いて多面的な考察ができる。地球的課題やグローバル化の課題に関する基礎的な学習項目を理解し、地図やデータを用いて考察できる。地球的課題やグローバル化の課題に関する学習項目の理解が不十分である。
評価項目2世界の気候や自然環境と防災に関する発展的な学習項目を理解し、地図やデータを用いて多面的な考察ができる。世界の気候や自然環境と防災に関する基礎的な学習項目を理解し、地図やデータを用いて考察できる。世界の気候や自然環境と防災に関する学習項目の理解が不十分である。
評価項目3地理的な情報や生活文化をめぐる現代的課題に関する発展的な学習項目を理解し、地図やデータを用いて多面的な考察ができる。地理的な情報や生活文化をめぐる現代的課題に関する基礎的な学習項目を理解し、地図やデータを用いて考察できる。地理的な情報や生活文化をめぐる現代的課題に関する学習項目の理解が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 現代世界は、グローバル化によって国々の結び付きが強まるとともに、それぞれの国や地域は様々な課題に直面している。この授業では、そうした現代世界を多面的に理解するための、地理的な知識や技能を養うことを目指す。また、グローバル探究の一環として、地球的課題の解決に向けたSDGsの取り組みなどにも注目する。
授業の進め方・方法:
 板書やパワーポイントを用いて授業を進める。授業時間外の課題として、予習もしくは復習のための課題に取り組んでもらう。知識の習得にとどまらず、授業内容に関連する事柄について自分なりに考えることを大切にしてほしい。
注意点:
◎教科書等の忘れ物、授業中の居眠り、携帯電話の使用等は減点の対象となるので、十分に注意すること。
◎課題の提出遅れは減点の対象となるので、必ず提出期限を守ること。
◎インターネットからのコピーや他人のレポートの写しと判断した提出物は、すべて0点とするので、十分に注意すること。
※授業内課題やグループワークを実施することがある。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によって、授業内容の一部を変更する場合がある。
※本科目は学修単位(2単位)の授業であるため、履修時間は授業時間30時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて90時間である。自学自習の成果は 、課題によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
1. 地球的課題と国際協力①
・地理総合での学習内容・学習方法を理解する。
・地球的課題と国際協力について理解できる。
2週 2. 地球的課題と国際協力② ・地球的課題と国際協力について理解できる。
3週 3. 世界の気候と人々の生活① ・気候や植生と人びとの生活との関わりを理解できる。
4週 4. 世界の気候と人々の生活② ・各気候帯の特徴を理解できる。
5週 5. 地球環境問題① ・多様な環境問題とその背景を理解できる。
6週 6. 地球環境問題② ・地球温暖化の背景を理解できる。
7週 7. 地球環境問題③ ・森林破壊の背景を理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 9. 中間試験の解答解説と補足 ・中間試験で間違った箇所やその関連事項を発展的に理解できる。
10週 10. 自然環境と防災 ・自然環境と災害・防災の関連を理解できる。
11週 11. グローバル化する世界① 国家間の結び付き、交通・通信 ・現代の国々を結び付ける様々な要素や、交通・通信のグローバル化の現状や課題を理解できる。
12週 12. グローバル化する世界② 産業 ・産業のグローバル化の現状や課題を理解できる。
13週 13. 生活文化をめぐる現代的課題① ・世界の国や地域の事例をもとに、生活文化をめぐる現代的課題を理解できる。
14週 14. 生活文化をめぐる現代的課題② ・世界の国や地域の事例をもとに、生活文化をめぐる現代的課題を理解できる。
15週 定期試験
16週 試験答案返却・解答解説 ・間違った箇所を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3後3,後4,後5,後6,後7
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後13,後14
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3後11,後12
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3後11,後12
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後1,後11,後12
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3後11,後12
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後1,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3後13,後14
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3後3,後4,後13,後14
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3後13,後14
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3後1,後5,後6,後7,後10

評価割合

定期試験レポート新地理総合ノートポートフォリオその他合計
総合評価割合70201000100
基礎的能力6010100080
専門的能力000000
分野横断的能力101000020