コミュニケーション英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 コミュニケーション英語Ⅰ
科目番号 0012 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 生産システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 EnglishCentral / 英語4技能型テストへのアプローチ / MEW DAYS
担当教員 臼田 悦之

到達目標

1. 英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号を理解でき実際に発音できる。
2. 4技能を駆使して、様々な情報や考えなどを的確に理解したり、相手に伝えることができる。
3. 語彙や言語運用についての知識を身につけ、背景にある文化を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号を理解でき、正しく発音できる。英語の子音・母音、音変化、プロソディー、発音記号を理解でき、意識すればほぼ正しく発音できる。英語の子音・母音、音 変化、プロソディー、 発音記号を理解できな い。また、意識しても 正しく発音できない。
評価項目2様々な情報や考えなど を的確に理解でき、相 手に概要をわかりやす く伝え、意見交換がで きる。様々な情報や考えなど を的確に理解でき、相 手に概要をおおまかに 伝え、簡単な意見交換 ができる。情報や考えなどを的確 に理解できない。また 相手に概要を伝えられ ない。簡単な意見交換 もできない。
評価項目3語彙や言語運用の知識 を身につけ実際に運用 でき、背景にある文化 を理解できる。語彙や言語運用の知識 を身につけ、ある程度 運用でき、背景にある 文化を理解できる。語彙や言語運用の知識 を身につけられない。 背景にある文化も理解 できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付け、身近なこと、自然現象、社会の出来事などの話題について英語で理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。また、基本的な英語発音・プロソディー・発音記号に関して理解でき、実際に発音できるようにする。さらに、タスクに基づく活動を通じて4技能(Reading, Listening, Speaking, Writing)をバランスよく向上させ、語いや文法の知識を広げることを目指す。
授業の進め方・方法:
・カタカナ英語にならないよう、英語らしい発音を心がけること ※特に子音と音変 化をしっかりと意識すること
・4技能(reading, listening, speaking, writing) をバランスよく鍛え、積極的にコミ ュニケーションをとること
・自分の考えや意見を、間違いを恐れず積極的に英語で表現しようとする姿勢を持つこ と
※この講義内容は全てコアカリキュラムの内容に基づいている
注意点:
・英語は積み上げ科目なので、単語学習、予習復習、課題、e-Learningなど毎日勉強 すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ガイダンス
・LMSの使い方
・英語の語順
・英語らしい発音
・学習の到達目標、学習内容、および留意点を理解できる
・LMSの使い方が理解できる
・英語の基本的な語順がわかる
【発音】英語の音変化がわかる
2週 ・英語発音の基礎:音変化
・Self-introduction
・eラーニングについて
・Information gap task 1
【発音】英語らしい音・ストレス・リズムを理解できる
1.自己紹介を英語でできる
2. eランーニングを使った学習方法がわかる
3.情報格差タスクを通じて簡単な図形の描写ができる
3週 ・英語発音[th]
・My Hometown
・Information gap task 2
【発音】無声音と有声音の[th]を正確に発音できる
1.自分のホームタウンについて説明できる(プレゼン)
2.情報格差タスクを通じて基本的な前置詞の使い方がわかる
4週 ・英語発音[f]
・About the World
・Information gap task 3
【発音】子音[f]の音を正確に発音できる
1.地球の大陸と国々についての英文を理解できる
2.情報格差タスクを通じて方角・位置関係の表現が使える
5週 ・英語発音[v]
・About the World
・Information gap task 4
【発音】子音[v]の音を正確に発音できる
1.世界の国々について興味を深め、行ってみたい国についての説明ができる(プレゼン)
2.情報格差タスクを通じて基本動作の動詞と進行形が使える
6週 ・英語発音[r]
・World Heritage
・Information gap task 5
【発音】子音[r]の音を正確に発音できる
1.世界遺産に関する英文を理解できる
2.情報格差タスクを通じてストーリーの違いを発見できる
7週 ・英語発音[l]
・World Heritage
・復習
【発音】子音[l]の音を正確に発音できる
1.世界遺産について興味を深め、訪れてみたい世界遺産についての説明ができる
2.試験範囲の重要ポイントについて理解できる
8週 中間試験 学習した内容を60%以上理解できる
2ndQ
9週 ・答案返却・解答解説
・英語発音(復習)
・Great People
・解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
【発音】子音[th],[f],[v],[r],[l]の音を正確に発音できる
1.世界の偉人についての英文を理解できる
10週 ・英語発音[子音+r]
・Great People
・Map task
【発音】[子音+r]の音を正確に発音できる
1.世界の偉人について興味を深め、一人の偉人について取りあげて説明できる(プレゼン)
2.Mapタスクを通じて簡単な道案内ができる
11週 ・英語発音[l]
・Save the Earth
・Map task
【発音】子音[pl]の音を正確に発音できる
1.環境問題に関しての英文を理解できる
2.Mapタスクを通じて道案内ができる
12週 ・英語発音[r],[l]応用
・Save the Earth
・Picture description task 1
【発音】子音[r],[l]の音が連続しても正確に発音できる(応用)
1.地球温暖化の原因と解決策をまとめ、説明できる
2.絵描写タスクを通じて簡単な絵の描写ができる
13週 ・英語発音[w]
・Countries and Population
・Picture description task 2
【発音】子音[w]の音を正確に発音できる
1.表を使って世界の国々と人口を比較しながら説明できる
2.写真描写タスクを通じて自分が撮った写真を描写できる
14週 ・英語発音[n],[ng]
・Comparison of countries
・復習
【発音】子音[n],[ng]の音を正確に発音できる
1.グラフを使って世界の国々を比較しながら説明できる
2.試験範囲の重要ポイントについて理解できる
15週 ・前期期末試験
※特別指導期間にも授業を行う
学習した内容を60%以上理解できる
16週 答案返却・解答解説
・英語発音[s],[z],[t]
・Languages
・解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
【発音】紛らわしい子音[s],[z],[t]の音を正確に発音できる
1.世界の言語に関する英文を理解できる
後期
3rdQ
1週 ・英語発音[æ]
・Languages
・Problem solving task 1
【発音】母音[æ]の音を正確に発音できる
1.世界の言語を取り上げて、その言語と英語の簡単な日常表現を比較対照できる
2.世界の言語に関する問題解決タスクを遂行できる
2週 ・英語発音[ʌ]
・History of English Language
・Listing task
【発音】母音[ʌ]の音を正確に発音できる
1.英語がどのようにして生まれ、現在までどのように変遷してきたかを理解できる
2.英語の歴史に関する内容でリスト化・分類ができる
3週 ・英語発音[ir]
・History of English Language
・Problem solving task
【発音】[ir]の音を正確に発音できる
1.英語の歴史についてまとめ、説明できる
2.英語の歴史に関する内容で問題解決タスクを遂行できる
4週 ・英語発音[ar]
・World Englishes
・Story making task 1
【発音】[ar]の音を正確に発音できる
1.世界で話される様々な英語に関しての英文を理解できる
2.文脈の流れからストーリーの続きを作成できる
5週 ・英語発音:あいまい母音
・World Englishes
・Story making task 2
【発音】あいまい母音を正確に発音できる
1.世界で話される様々な英語をとりあげ、標準英語との比較ができる
2.文脈の流れからストーリーの続きを作成できる
6週 ・英語発音[ou],[ɔ :]
・Charts and Graphs 1
【発音】[ou],[ɔ :]の音を正確に発音できる
1.チャートやグラフを使って資料を説明できる
7週 ・英語発音[i],[i:]
・Charts and Graphs 2
・復習
【発音】[i],[i:]の音を正確に発音できる
1.自分で選んだトピックについて、チャートやグラフを使って説明できる
2.試験範囲の重要ポイントについて理解できる
8週 後期中間試験 学習した内容を60%以上理解できる
4thQ
9週 答案返却・解答解説
・Flying Machines
解説を通じて、自分の間違った箇所を理解できる
1.人類の飛行の歴史に関する英文を理解し、時系列にまとめ説明できる
10週 ・英語発音[u],[u:]
・Electricity
・Task 1
【発音】[u],[u:]の音を正確に発音できる
1.電気についての英文を理解でき、要約できる
2.与えられたタスクが遂行できる
11週 ・英語発音:母音の復習
・Machines and Inventions
・Task 2
【発音】[æ],[ʌ],[ou],[i:],[u:][ɔ:]などの母音を正確に発音できる
1.機械と発明に関しての英文を理解できる
2.与えられたタスクが遂行できる
12週 ・英語の音変化とプロソディー
・Machines and Inventions
・Task 3
【発音】英語の音変化とプロソディーを理解できる
1.主要な機械の発明を時系列にまとめ、将来どんな機械が発明されるかを予想できる
2.与えられたタスクが遂行できる
13週 ・英語の音変化とプロソディー
・New Technology
【発音】英語の音変化とプロソディーを理解できる
1.近年のテクノロジーについての進歩に関する英文を理解できる
14週 ・英語の音変化とプロソディー
・New Technology
・復習
【発音】英語の音変化とプロソディーを理解できる
1.未来におけるテクノロジーを想像し自分で作ってみたいテクノロジーについて説明できる(プレゼン)
2.試験範囲の重要ポイントについて理解できる
15週 学年末試験 学習した内容を60%以上理解できる
16週 ・答案返却・解答解説
・振り返り
・解説を通じて、自分の間違った箇所を 理解できる
・1年間の自分の英語学習を振り返り,今 後の英語学習の計画を立てられる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。2
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。2
聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。2
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題等合計
総合評価割合602000020100
基礎的能力602000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000