科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 芸術
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産システム工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 必要に応じてプリントを配布する。
担当教員 沖田 青穂,森 洋子,高田 祐子,小林 淳哉,清野 國安

到達目標

1.書道を通して、美しい字を書くための基本を知り、実用書や創作などに対して体現できるようになる。
2.音楽をハーモニーを通して科学的・客観的に分析できるようになる。
3.様々な製品や建築物に要求される機能とデザインの関係を説明できる。
4.自らの考えや思いを書、音楽、デザインでを通して表現できることを知る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本を十分に意識して書写、創作、実用書道することができる。基本を意識して書写、創作、実用書道することができる。左記に達していない。
評価項目2ハーモニーが実際の曲でどのように用いられているかを客観的・科学的に分析でき、創作に活用できる。ハーモニーが実際の曲でどのように用いられているかを分析でき、創作に活用できる。左記に達していない
評価項目3さまざまなデザインの切り口とその効果を実現するために複数の観点から工夫したデザイン案を考えることができる。さまざまなデザインの切り口とその効果を実現するためのデザイン案を考えることができる。左記に達していない
評価項目4決められた期限に十分に要求を満たした課題を提出できる決められた期限に要求を満たす課題を提出することができる。提出期限を守ることができない。要求を満たす内容を表現できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
<書道>毛筆でリズムよく美しい字を書くための基本を学び、目標など自分の気持ちを表現できるようになることを目指す。またこれからの社会で各場面が多い筆ペンやボールペンなどで美しい字を書くための基本を学ぶ。
<音楽>音楽の3要素の一つである「ハーモニー」について学ぶ。いわゆる「ハモる」とはどういうことなのかデータを調べ、実際の曲でどのように使われているかをコードネームから分析できるようになる。後半ではグループで好きな曲を分析あるいは捜索を行い発表する。
<美術(デザイン)>
様々な分野のデザインを具体的な事例を通して学びながら、デザインの考え方を学び、アイディアを文章や簡単なイラスト等で表現する力を身につけることを目指す。
授業の進め方・方法:
本科目は、高等学校の教育課程で実施される「芸術」の授業と異なり、書道、音楽、美術(デザイン)の3つを5回ずつ学ぶ。工学技術者は時に、製品の機能を重視し、デザインを二の次にする場合もある。機能美というように、工学技術者にとって芸術は機能と美しさを兼ね備えた開発を行うために重要である。
授業は各クラスが書道、音楽、美術のいずれかを5回行い、その後他の分野を5回ずつ行う。
※評価は書道、音楽、美術(デザイン)を各100点満点で評価し、その平均から計算する。
注意点:
この科目は「学修単位科目」であるから、実際の授業の他に、自学自習した結果としての「課題の作成」や「発表準備」など必要になる。毎回の授業で課題及び発表、試験などを行うが、課題等が未提出の場合は科目として不合格になることもあるので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 永字八法による点画の基本 楷書の基本となる「とめ、はね、はらい」をリズムよく書くための筆使いができる。
2週 古典臨書~初唐代の三大家の一人、褚遂良(ちょすいりょう)の楷書「雁塔聖教序」 中国の古典拓本から、特徴をとらえ三折法(起筆、送筆、収筆)を意識して臨書できる。
3週 創作~年賀状に干支を書く~ 五體の書体で年賀状をデザインできる。
4週 創作~心を込めた書き初め~ 今年(来年)の豊富を字にできる。
5週 立って書く実用書道~芳名帳~ 毛筆、筆ペン、ボールペンなどで住所と名前をバランスよく美しく書ける。
6週 協和音・不協和音の波形、コードネーム 「ハモる」とは科学的/客観的な事象であることを説明できる。また、ハーモニーには種類があり、それを使って曲が創られていることを説明できる。
7週 メジャーコードとマイナーコード 音の組み合わせの対比が音を聴いてわかり、楽譜から読み取ることができる。(小テスト実施予定)
8週 オーグメント、ディミニッシュ、サスペンディド、セブンス 音と音の組み合わせの種類や、コードが音楽に味わいをもたらしていることを説明できる。(小テスト実施予定)
4thQ
9週 グループ活動 好きな曲、よく知られた曲を分析するできる。好きなコードを使って捜索する創作する。できる。
10週 発表 グループ活動の成果を発表できる
11週 プロダクトデザイン事例
実際の製品等を例に、プロダクトのデザインの考え方やポイントを説明できる。
12週 建築デザイン事例
実際の建築物のデザインから、建築デザインの考え方や特徴を説明できる。
13週 その他のデザインの事例 さまざまなデザインの事例から、その考え方やデザイン上のポイントを説明できる。
14週 演習1 デザイン的観点からアイディアを出し、提案できる。
15週 演習2 アイディアを文章や簡単なイラスト等で表現できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合171766000100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力171766000100